1803年にパリで創業した総合美容薬局をルーツとするオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー。そのビュリーがルーヴル美術館のオファーを受け、8人の選ばれし調香師達と生み出した「ルーブルコレクション」は、同美術館内に期間限定ショップをかまえたこともあり大きな話題に。
そして2019年10月19日、そのルーブルコレクションがついに日本上陸。発売に合わせて、オーナーのヴィクトワール・ドゥ・タイヤックも来日し、その魅力をあらためて紹介しました。
8名の調香師達が創り上げた、香りで魅せるミュージアム
長い歴史と唯一無二のレシピ・製法を有するオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーを現代に蘇らせたのが、現オーナーのヴィクトワール・ドゥ・タイヤックとラムダン・トゥアミ。
2014年にパリのボナパルト通りにオープンしたブティックは、創業当時を思わせる内装と調度品が並び、まるでタイムスリップしたかのような空気に包まれます。
2019年10月19日に日本発売となった「ルーブルコレクション」は、8名の著名な調香師達がそれぞれルーブル美術館所蔵の作品にインスパイアされた香りを創作したもの。2020年の1月6日まではパリのルーブル美術館内に期間限定ブティックも設けられています。
「そのコラボレーションは、閉館日である火曜日に8人の調香師がルーブル美術館に集まることから始まりした。調香師達は人気のない館内をくまなく歩き、それぞれが着想源となる作品を選んだのですが、広大な館内を歩いた距離は10kmにも及んだことでしょう」とオーナーのヴィクトワールが当時を振り返ってくれました。
そして「フランスでは調香師はアーティストであり、調香師にとって美術館は想像力が存分にかき立てられる場所」とも。歴史的作品と現代に生きる調香師とのセッションから生まれた8つの香りを紹介しましょう。
8つの作品にインスパイアされた、創造性あふれる8つの香り
■1:「かんぬき」フラゴナール
麝香を焚き染めた豪奢なベッドに広がる百合の香り。
■2:「ヴァルパンソンの浴女」アングル
パチュリとインセンスで縁取られた、レモングラスとオレンジブロッサムの新鮮な調和。
■3:「ニンフとさそり」バルトリーニ
ムスクとアンバーの香りを引き立たせる、ジャスミンとへリオトロープのエッセンス。
■4:「庭園での語らい」ゲインズ・ボロー
ペパーミントとベルガモット、ローズの演舞。
■5:「サモトラケのニケ」作者不詳
ミルラの神秘的な香りがチュベローズとマグノリア、ジャスミンのハーモニーを包み込みます。
■6:「大工の聖ヨセフ」ラ・トゥール
ウッドとピンクペッパー、ベチバー、バーベナの四重奏。
■7:「グランド・オダリスク」アングル
インセンスとピンクペッパーをふち取る濃厚なムスクの香り。
■8:「ミロのヴィーナス」作者不詳
芳醇なマンダリンと繊細なジャスミン、アンバーのうっとりするような香りがひとつに。
好みの使い方で香りを纏えるよう、4つのアイテムを用意
8つの香りには、4つのアイテムが用意され、好みの使い方やライフスタイルに合わせて選ぶことができます。
■ オー・トリプル
オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーの名を世に広めた世界初の水性香水。アルコールを含まない水溶性の製法で、天然の香料本来の香りを最大限に生かしています。
■ ブジー・パルフュメ
ヴェネツィア風テラッツォベースに入ったフレグランスシャンドル。素晴らしい香りに加え、視覚的にも美しいコレクターズアイテム。
■ アラバストル
陶器の小箱に納められたフレグランスストーン。火を使わないで楽しめるルームフレグランスとして人気。
■ フゥイユ・ドゥ・サヴォン
水に触れると優しく溶けて手にほのかな香りを残す紙せっけん。
***
調香師達がイメージを膨らませて創った香りひとつひとつを嗅いでいると、まるで美術館を散歩しているような気分に。あなたもイマジネーションの扉を開いて、香りで纏うアートの魅力を楽しんで。
※掲載した商品はすべて税抜です。
「ルーブルコレクション」取り扱いブティックはこちら
- 代官山本店
- 東京都渋谷区恵比寿西1丁目25−9
- TEL:03-6712-7694
- 京都店
- 京都府京都市中京区山崎町 三条下ル山崎町251 京都BAL1F 河原町
- TEL:075-286-3584
- 日本橋店
- 東京都中央区日本橋2丁目5−1 日本橋高島屋S.C.本館ガレリア1F
- TEL:03-6262-1605
- 大阪梅田店
- 大阪府大阪市北区角田町8番7号 阪急うめだ本店2階HANKYU BEAUTY
- TEL:06-6313-0650
- NEWoMan新宿店
- 東京都新宿区新宿4丁目1−6NEWoMan新宿店1F
- TEL:03-6380-6200
問い合わせ先
- Buly TEL:0120-09-0813
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 川原好恵