【「Precious」WATCH AWARD 2025】2025年の代表する新作ラグジュアリーウォッチをご堪能あれ!
新作ラグジュアリーウォッチの祭典【「Precious」ウォッチアワード 2025】がいよいよ開幕! 第8回となる今回も、エントリーされたたくさんの新作時計を対象に、5名の審査員が、各自の専門領域で磨いた感性を発揮。多角的な視点で評価を行い、議論を重ねました。
今回は、揺るがぬ価値を映す、普遍の象徴【名品ウォッチ賞】に輝いた逸品をご紹介します。
「Precious」ウォッチアワード 2025 審査員(50音順)
【名品ウォッチ賞】カルティエ『パンテール ドゥ カルティエ』…しなやかに、力を秘めて理性と野性が共鳴する、エレガンスの現在形
ケースとブレスレットに、ブリリアントカットのダイヤモンドを段階的にあしらい、光が流れるような表情を描く名品。滝の煌めきを思わせる輝きが、ジュエリーとしての気品を際立たせて。シルバーダイヤルが穏やかな余白をつくり、造形の奥に宿る華やぎがメゾンの美学を今に伝える。
リンクひとつひとつに丁寧に埋め込まれた142個のブリリアントカットダイヤモンドが、流れるような光の滝を描く。鏡面のゴールドがその輝きを受け止め、手首の動きに呼応して穏やかな陰影を生む。装飾は構造美として機能し、ジュエリーとしての完成度を物語る。
「野性の力を理性で磨き上げた造形美。しなやかさと気高さを併せもつ、その姿に “カルティエ” の女性像が重なる」──中野香織さん
優雅さと強さを同時に纏う「カルティエ」の『パンテール ドゥ カルティエ』。ブレスレットには光が滝のように流れ、動物の息づかいのような生命感が描かれています。
「タイニーでゴージャス。その小ささのなかに、やりすぎない上品さがある。ダイヤモンドをあえて裏まで敷き詰めず、“抜く” 構造。抑制が美学の核であり、完成された名品としての矜持を語ります」(並木さん)
「パンテール=“豹” の名にふさわしく、しなやかさと力強さ、知性と品格が同居している。野性を理性で包む造形は、メゾンが体現してきた普遍の女性像そのもの」(中野さん)
「ブレスレットがより柔らかく進化し、肌へのなじみもいっそう自然に。長年の改良がクラシックに新たな軽やかさを与えています」(本間さん)
伊藤さんは、自身も愛用者として「時計というよりジュエリーのような存在」と語ります。黒のタートルや白シャツに合わせると、フレンチモードの香りが漂うという。立野さんも、「イブニングにもデニムにも寄り添う多面的な魅力がある」と言及。
この時計は、メゾンが時代ごとに問い続けてきた “エレガンスの定義” を今に語り継ぐ存在なのです。
※掲載商品の価格は、税込みです。
※文中の表記は、PT=プラチナ、WG=ホワイトゴールド、YG=イエローゴールド、PG=ピンクゴールド、RG=ローズゴールド、SS=ステンレススティール、DIA=ダイヤモンドを表します。
※掲載されている商品の価格は、2025年11月14日現在のものです。
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- PHOTO :
- 池田 敦(CASK)
- EDIT&WRITING :
- 安部 毅、安村 徹(Precious)

















