ダッフルコートのルーツといえば英国海軍にあるが、あまりにミリタリーテイストの濃いものは、大人が街で着るには少々粗野。
そこで1980年代の紳士たちがお手本としたのが、英国の工場に特注した、鮮やかで上質なダッフルコートを着こなすフランスの男たち。いわゆる「フレンチアイビー」と呼ばれる彼らの粋な着こなしは、今も鮮烈な印象を残している。
オーダーでしか手に入らないこだわりの1着
フレンチダッフルを象徴するディテール
そしてこの秋、往年紳士のダンディズムを現代に伝える名店「ミスター フェニーチェ」が、そんなフレンチダッフルの伝説を久しぶりによみがえらせた。
しかも洒落者をうならせる往年のディテールはそのままに、「ハリソンズ」のピュアキャメルなど、ラグジュアリーな英国生地の数々から選べるオーダーものだ。単なる懐古趣味に陥らぬ、こんな粋なダッフルコートをはおって、新時代のフレンチアイビーを気どってみてはいかがだろうか?
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MNE'S Precious2019年秋号より
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- PHOTO :
- 島本一男(BAARL)
- STYLIST :
- 大西陽一(RESPECT)