ダッフルコートのルーツといえば英国海軍にあるが、あまりにミリタリーテイストの濃いものは、大人が街で着るには少々粗野。

そこで1980年代の紳士たちがお手本としたのが、英国の工場に特注した、鮮やかで上質なダッフルコートを着こなすフランスの男たち。いわゆる「フレンチアイビー」と呼ばれる彼らの粋な着こなしは、今も鮮烈な印象を残している。

オーダーでしか手に入らないこだわりの1着

極上の英国産キャメル生地と、感涙のディテールとが融合した「わかる人にはわかる」一着。チェックのトラウザースと合わせれば、現代版フレンチアイビーのでき上がり。コート(オーダー価格)¥280,000~・セーター¥158,000(ミスター フェニーチェ) パンツ¥36,000(アマン〈ベルウィッチ〉) 手袋¥53,000(真下商事〈デンツ〉) 靴¥68,000(横浜髙島屋 シューメゾンオム〈ヘンダーソン〉)
極上の英国産キャメル生地と、感涙のディテールとが融合した「わかる人にはわかる」一着。チェックのトラウザースと合わせれば、現代版フレンチアイビーのでき上がり。コート(オーダー価格)¥280,000~・セーター¥158,000(ミスター フェニーチェ) パンツ¥36,000(アマン〈ベルウィッチ〉) 手袋¥53,000(真下商事〈デンツ〉) 靴¥68,000(横浜髙島屋 シューメゾンオム〈ヘンダーソン〉)

フレンチダッフルを象徴するディテール 

フレンチダッフルの象徴的ディテールが、オリジナルにはない襟と、取り外し可能なフード。大人っぽい着こなしが楽しめる。

そしてこの秋、往年紳士のダンディズムを現代に伝える名店「ミスター フェニーチェ」が、そんなフレンチダッフルの伝説を久しぶりによみがえらせた。

しかも洒落者をうならせる往年のディテールはそのままに、「ハリソンズ」のピュアキャメルなど、ラグジュアリーな英国生地の数々から選べるオーダーものだ。単なる懐古趣味に陥らぬ、こんな粋なダッフルコートをはおって、新時代のフレンチアイビーを気どってみてはいかがだろうか?

※掲載した商品の価格は、すべて税抜きです。
<出典>
MEN'S Precious秋号「紳士の装い大全集2019」
メンズプレシャス秋号の表紙
【内容紹介】話題沸騰!「日常を豊かにするアート」を追って富山県へ/不変のパリに再会の投げキッスを!/ジャンニ・アニエッリのスタイルには男の装いに必要なすべてがある/曇りなき清潔感を身にまとう
2019年10月4日発売 ¥1,230(税込)
この記事の執筆者
TEXT :
MEN'S Precious編集部 
BY :
MNE'S Precious2019年秋号より
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PHOTO :
島本一男(BAARL)
STYLIST :
大西陽一(RESPECT)