顔面最強のバディが難事件を解決!フジテレビ系月9ドラマ『シャーロック』とは?
ミステリー小説『シャーロック・ホームズ』シリーズ(アーサー・コナン・ドイル著)を原作とし、舞台を日本に置き換え映像化されている、フジテレビ系で放送中の月9ドラマ『シャーロック』。
名探偵シャーロック役にあたる主人公の犯罪コンサルタント・誉獅子雄をディーン・フジオカさん、彼の相棒であり、原作のワトソンにあたる元・精神科医の若宮潤一を岩田剛典さんが演じています。このふたりがバディを組み、数々の難事件を解決に導く様子が描かれるミステリーエンターテイメントです。
またサブタイトル「アントールドストーリーズ」は原作において“語られざる事件(=アントールドストーリーズ)”と呼ばれている、本文中で少しだけ言及されながらも詳細については不明な事件のことを指しており、これらの事件を題材としているのが、今までの映像化にはなかった特徴です。
第7話では、獅子雄と若宮のやり取りが多かっただけでなく、「少年の依頼から事件を捜査を開始する」「誰も死なない」など、今まで放送された回とは毛色が違った雰囲気のストーリーとなり「面白かった!」「最高だった!」との声が多く寄せられる、見どころたっぷりな回となりました。
まずは、そんな7話のストーリーと反響をおさらいしてみてください。
「じっちゃん」はなぜ消えたのか?7話のストーリーをおさらい
*ネタバレを含みますので、気になる方は飛ばして次回のあらすじをお楽しみいただければと思います。
誉獅子雄(ディーン・フジオカさん)に依頼をしたいと、羽佐間虎夫(山城琉飛さん)という少年がやってくるところから、ストーリーは始まります。
「行方不明になった、じっちゃんの寅二郎(伊武雅刀さん)を探して欲しい」という依頼でしたが、まずは、獅子雄として若宮が対応。そんな若宮の嘘を即座に見抜いた虎夫に、「若宮ちゃんより賢いな」と獅子雄は感心したように言い、少年の話を聞くことにします。
寅二郎が落としていたという袋の中身を見た獅子雄は、「寅二郎は危険人物かもしれない」と、虎夫を引き連れ発見場所へと向かいます。
小袋の発見場所にあったのは3人分の足跡。足跡を辿ると、途中でふたり分になっていることやタイヤ痕もあったことから、「寅二郎は2人組に襲われて車で連れ去られたのでは?」と少年と獅子雄は推測します。そして、付近のホームレスへの聞き込みで「見慣れない車は見なかった」との証言を得ます。
獅子雄と虎夫は、寅二郎が行方不明当日に出かけたデイサービスの介護施設へ向かうことに。寅二郎の担当をしていた介護士の長嶺(黒沢あすかさん)によれば、寅二郎は行方不明になった日「歩いて帰る」と言ったので車では送っていないと言うのです。
そして、施設長の寺島(遠山俊也さん)と長嶺が利用者の送迎の用意をしている様子を見た獅子雄は、ふたりの靴が汚れていることに気付きます。
そんな中、虎夫の元に「寅二郎を発見した」との連絡があり、羽佐間宅に向かうふたり。発見された寅二郎でしたが、認知症の症状が出ているようで、何を聞いても無反応な状態。寅二郎の様子を見た獅子雄は、「自分は警察ではない」と言い残し、連絡先を置き自宅へ戻るのでした。
刑事の江藤(佐々木蔵之介さん)が新しい事件を持って来たので、獅子雄が解決のアドバイスをしているとチャイムが鳴ります。そこにはなんと寅二郎の姿が! 対応する獅子雄は、「寅二郎は秘密を抱えており、自分が認知症になったときにその秘密を話してしまうのを恐れて、あえて認知症の芝居をしている」と言い当てます。
そうして寅二郎は、あの日あった拉致事件について語り始めるのでした。獅子雄たちの予測通り、何者かに襲われ車に乗せられたと言います。時間にして約2時間。ラジオがかかっていたことから乗せられていた時間を判断したとのこと。
車を降ろされた後は、拘束も解かれ、ロウソクが灯る部屋で「金庫を開けろ」とメモを見つけたというのです。実は過去に名高い金庫破りだった寅二郎は、食料もトイレもあったことから、2日かかって金庫を開け、その後は帰ったと続けます。
寅二郎が、右親指を使わないようにしていることについて問う獅子雄。「右親指にバツ印の刺青が入れられていることと何か関係があるのでは? だから2日も金庫破りに時間がかかったのでは?」とさらに追求しますが、寅二郎は答えませんでした。
寅二郎の情報を元に、彼の監禁場所の調査を請け負った獅子雄は、寅二郎の帰宅後、古新聞のスクラップで「須磨寅の大鼠」の事件を調べ始めます。「須磨寅の大鼠」は、犯行の証として寅の刻方向に家紋を壁に貼り付けていた昭和の大泥棒。この家紋が寅二郎の小袋に入っていたのです。
須磨寅の大鼠は2人組だったこと、ある日を境に犯行を行わなくなったことから、今回の連れ去りにかつての相棒が絡んでいる可能性を寅二郎が考えていると予想する獅子雄。
若宮に拉致車の行動範囲を調べるために栃木方面へ向かうように頼み、寅二郎の担当介護士だった長嶺が栃木の施設でが働いていなかったか、そしてその施設に「右親指がない老人」がいなかったかを聞いて欲しいと捜査を任せます。
一方の獅子雄は、虎夫と組み寅二郎が通っていた施設の送迎車を止め、乗り込むことに。仮病を使っていた獅子雄は、車が発進すると同時に飛び起き、車を止めさせます。降りて、車が立ち去ったのを見届けると、事件のタイヤ痕と一致していることを確認するのでした。
事件の首謀者は、介護士の長嶺。以前に須磨寅の大鼠として活躍していた、寅二郎の相棒の銀次も介護していたのです。「自分が死んだら金庫にある金を半分やる」と長嶺に言っていた銀次。もう半分は寅二郎にと言い残していましたが、独り占めしようした長嶺は、男女関係にあった寺島と結託し、今回の事件を起こしたのでした。
銀次はすでに他界しており、彼を疑ってしまったことを寅二郎が悔やむという結末が描かれました。そして、かつての相棒が60年前の最後の犯行の際に、右親指を失くしていたのを理由に、自身も右親指を使わない誓いをたてていたという、寅二郎の過去も明かされる展開となりました。
ディーンさんと岩田さんの見どころたっぷりのシーンに視聴者も悶える!
第7話では、さまざまな表情を見せる若宮の姿に「かわいい!」との多くの声が寄せられていました。
自分のプリンを獅子雄が食べたのでは? とぷりぷり怒る姿。少年と獅子雄が仲良さそうに捜査をする姿を見て、嫉妬する姿。財布を抜き取られてしまい、取り戻そうと土手を転がり落ちる姿。定番の、コーヒーをこぼされて熱がる姿。自分の推理を獅子雄に「さすが若宮ちゃん」と褒められてわかりやすく照れる姿。
などなど、いつも以上に“不憫かわいい”若宮が際立った回となり、「悶えまくった!」「最高だった!」と絶賛の声が集まっていました。
また、今回は若宮が眼鏡の教師姿に扮したシーンもあり、ファンにはたまらなかった様子です。
また獅子雄を演じるディーンさんの見どころもたっぷり。
タイトル文字の「シャーロック」をペンで書くのがお決まりになっていましたが、7話では岩田さんが「ワトソン」とチョークで書くと、すかさずディーンさんが消し「シャーロック」とバーナーで焼印する演出も公開! 今までにないオープニングに視聴者も「新しい!」と盛り上がった様子。
さらに推理中のディーンさんがバイオリンを弾くシーンでは、ボールが当たってしまったり、老人や子供に優しい姿が描かれたり、と今までにない魅力がたくさん散りばめられた回となりました。
回を増すごとに見どころも増していく『シャーロック』。次回はビジネススクールのカリスマ校長・安蘭世津子として長谷川京子さん、彼女の秘書の北山彩として谷村美月さんが、ゲストとして出演。イケメンふたり×美女ふたりがどう絡んでいくのか、気になりますよね。
それでは、第8話のあらすじをフジテレビさんご協力のもと、ご紹介します!
獅子の写真に残された暗号とは?『シャーロック』第8話のあらすじを紹介
いつものように誉獅子雄(ディーン・フジオカさん)の元に、江藤礼二(佐々木蔵之介さん)が事件解決の依頼にきます。その事件というのは、経産省のエリートを含む男性ふたりの心中事件。その動機の解明を頼みにきたようです。
「心中など現代には存在しない」と関心を示さない様子の獅子雄でしたが、江藤は現場に残されていた2枚のライオンの写真を見せます。
ライオンの写真の1枚は吠えていて、もう1枚は死んでいることに注目した若宮潤一(岩田剛典さん)が、「なぜライオンの写真なのか?」と疑問を投げかけると、江藤はライオンではなく“獅子“だと獅子雄の関心を向けようと煽るのでした。
さらに、写真の裏には暗号らしき文面が書かれていることも江藤から伝えられると、獅子雄は事件の解明に乗り出すことにします。
今回発見された遺体は、経産省勤務の柴田雅樹(久保田悠来さん)と永田町のテーラーに勤務している三崎雄一(佐伯大地さん)のふたり。現場に残されていた写真と文面を読み解いた獅子雄は、あるビジネススクールに行き着きます。そしてそこの校長である安蘭世津子(長谷川京子さん)と会うことにしますが……。
クライマックスに向かって盛り上がりを見せそうな第7話。今回はどのようなトリックが隠されており、獅子雄と若宮はどのような情報を元に事件を解決していくのでしょうか? ぜひみなさんも次々を明らかになる情報を頼りに、心中事件の謎の解明をしてみていただければと思います。
放送は11月25日(月)午後9時から! お決まりのタイトルシーンやバイオリンシーンにも、ぜひ注目してみてください。
番組詳細
- シャーロック
- 11月25日(月)午後9時スタート予定、フジテレビ系