正解は… 渇(むさぼ)る です。

※「むさぼる」と読む漢字はほかにも、「貪(むさぼ)る」等、10種類以上存在します。

「渇」という漢字は皆さまもご存知の通り「渇(かわ)く」と読みます。

「乾(かわ)く」・「燥(かわ)く」が、「乾かす」「乾(ほ)す」など、能動的に行う乾燥も示すのに対し、

「渇(かわ)く」は主に「水が枯れる」「のどが渇く」など、「本当はあって欲しい水分がひからびている」ような状況に使用する漢字です。

「渇いた者が水を欲するが如く、強烈な欲求」として「渇(むさぼ)る」と読むようです。

「渇望」「渇愛」などは「渇(むさぼ)る」という読み・意味に対応した熟語ですね。

今回は、乾燥の季節にちなんで

・燥(はしゃ)ぐ

・渇(むさぼ)る

「意外な漢字の読み仮名」ふたつをご紹介しました。

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小出 真朱