NYファッションウィーク期間中、ワンピースとスカートのフェミニンスタイルに身を包んでいたオリヴィア・パレルモ。糖度をうまく和らげながら、都会的に導いていたスタイリング術をご紹介します。

■1:曇りのないシルバーアクセサリーがピンクをスタイリッシュに昇華

青みピンクのルージュを差して、セットアップとマッチさせました。
青みピンクのルージュを差して、セットアップとマッチさせました。

まずは「アルチュザラ」のショーを訪れたときにショット。ふんわりと風をはらむベビーピンクのセットアップを着用していました。秋に向けてダークカラーをまといたくなりますが、柔和なピンクをセレクトすれば街中で華やかなオーラを放つことに成功。さらにスカートのフロントスリットがキレの良さに貢献。存在感のあるシルバーのチャンキーチェーンネックレスを足し、高揚感漂うピンクに静けさをもたらせばスタイリッシュに着地します。

■2:甘いワンピースは配色と小物にこだわって辛口に誘導

ふんわりワンピースなので、上半身と足元はすっきりさせるのが鉄則。
ふんわりワンピースなので、上半身と足元はすっきりさせるのが鉄則。

この日は、バブルヘムが印象的なミニワンピーススタイルをお披露目。糖度が高めなワンピースは、チェック柄が秋らしいクラシカルさを、トープカラーが落ち着いた印象を両立してくれます。黒の小物で締めながら、メッシュバッグ、エナメルシューズのように、デザインや質感に特徴のあるものを指名してリズミカルに。総仕上げとしてシアーハイソックスを迎え、スパイスを上乗せするのがオリヴィア流。

■3:高発色なブールブーツがモード心を刺激

まとめ髪にしてワンピースのラインの美しさを引き立てて。
まとめ髪にしてワンピースのラインの美しさを引き立てて。

シルバーのブローチがあしらわれたAラインワンピースをまとって「ケイト・バートン」のショーへ。あらゆるシーンに馴染むエレガントな形でありながら、ギャザーやイレギュラーヘムのひねりの効いたデザインがお洒落心を満たしてくれます。ぱっと目を引く高発色なブルーのブーツを繋ぎ、彼女らしい実験的なモードスタイルを完成させました。

■4:一枚で絵になるモノトーンワンピースを使ってエレガントを確立

ネイルカラーもダークカラーでリンクして細部までぬかりなく。
ネイルカラーもダークカラーでリンクして細部までぬかりなく。

ニットトップスとサテンスカートがドッキングされたモノトーンワンピースを着用して「シンカイ」のショーに参戦。フィット感のあるリブトップ、流れるような落ち感のあるサテンスカートがエレガンスを際立てます。シューズは、先がつんと尖った黒のエナメルサンダルを選んで緊張感を加算し、シャープにまとめました。

■5:重ねるだけで着映えが叶うボンバージャケットを活用

セットアップにマッチするブラウンのルージュが素敵。
セットアップにマッチするブラウンのルージュが素敵。

「ケイト」のショーでは、秋らしいブラウンのボンバージャケットとミニスカートのセットアップをまとって。すぼんだ袖口、裾が風の侵入を防ぐという機能性も備えたジャケットは、なめらかでツヤのあるファーカラーが立体感を高めます。揃いのマイクロミニスカートがヘルシーな肌見せを叶えるから、軽快さも手に入って。ソリッドな黒パンプスを投入しレディにまとめました。


NYファッションウィーク中に目撃された、オリヴィア・パレルモの最新スタイルを5選ご紹介しました。彼女のようにフェミニンのなかにスパイスやスタイリッシュなムードを共存させ、大人ならではの装いを楽しんで。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香