ここ数年、空前のハンバーガーブームと言われていますが、ハンバーガーの高級化はまだまだ進みそうな勢いです。
「ファストフードではなく、肉料理として堪能したい」、「さっと食べるのではなく、じっくり味わって食べたい」。そんな要望に応え、お店のオリジナルを表現したプレミアムなハンバーガーを提供する店も増えています。
すでにお気に入りのハンバーガーがあるという人も、まだその魅力にはまっていないという人も、ますは高級なハンバーガーを食べるときのマナーをおさらいしましょう。
さらに、国内チェーン店の高級ハンバーガーや海外の有名ハンバーガー専門店、東京、神奈川、名古屋、大阪の高級ハンバーガーが食べられる専門店やレストランなどをご紹介します。
■高級ハンバーガーの種類
海外の人気店が日本に上陸したり、国内の高級レストランのメニューとして登場するなど、話題がつきない高級ハンバーガー。プレミアムバーガーやグルメバーガーなどとも呼ばれています。
パティのクオリティはもちろん、サイズ感やバンズの種類、具材やソースの組み合わせ、サイドメニューなど、高級ハンバーガーのこだわりポイントには枚挙にいとまがありません。
また、そのフォトジェニックな見栄えも、高級ハンバーガー人気の理由のひとつと言えるでしょう。高級ハンバーガーの勢いは止まりません!
海外の高級ハンバーガー専門店
海外発の高級ハンバーガーの老舗といえば、ハワイアングルメバーガーレストラン「KUA`AINA(クアアイナ)」。看板メニューのアボカドバーガーは有名ですね。
また近年では、素材や調理法にこだわった海外の人気店が続々とオープしており、ニューヨークの1台の屋台から始まり、ホルモン剤フリーのアンガスビーフを100%使用したパテが支持を集める「Shake Shack(シェイクシャック)」や、同じくN.Y.発、体にやさしくて美味しいオーガニックハンバーガーが人気の「Bareburger(ベアバーガー)」などがあります。
最近だと、100万通り以上のカスタマイズを楽しめるL.A.発のハンバーガーレストラン「THE COUNTERⓇ(ザ・カウンター)」や、同じくL.A.発、日本の“うま味”に着目して作られたハンバーガーが食べられる「UMAMI BURGER(ウマミバーガー)」も話題になりました。
国内の高級ハンバーガー専門店
日本では、全国各地にご当地バーガーが生まれ、観光の楽しみのひとつになっているのは、ご存知の通り。
また、渋谷・表参道などのおしゃれなショップが集まるエリアや、グルメ好きが集まる中目黒・恵比寿エリア、話題の店がひしめく六本木など、都内だけでも高級ハンバーガー激戦区が多数! チェーン店とは一線を画したこだわりのハンバーガーを提供する専門店がひしめき合っています。
さらに、アパレルブランド「JOURNAL STANDARD」が展開する「J.S. BURGERS CAFE」や、遊べる本屋「ヴィレッジヴァンガード」が展開する「ヴィレッジバンガードダイナー」といった、飲食店とは別ジャンルの企業が高級ハンバーガーを提供するお店を出店しています。
ホテルの高級ハンバーガー
ホテルのレストランやラウンジで高級ハンバーガーを提供しているところも多く、高級ホテルが多く集まる丸の内・銀座エリアも、高級ハンバーガーの隠れた激戦区といえるかもしれません。
それらの高級ハンバーガーは、最高級ランクの和牛や熟成肉を使用するなど、肉のうま味をしっかり感じられる満足度の高い逸品。
また、ホテルの最上階で絶景を眺めながら食事ができたり、目の前でとろとろのチーズをかけてくれたり、シェフが目の前で調理してくれるなど、高級ハンバーガーを食べながら、ロケーションや演出でもラグジュアリー感を体験できるのが特徴です。
チェーン店の高級ハンバーガー
おなじみのハンバーガーチェーン店でも、期間限定のスペシャルメニューや店舗限定メニュー、メニューには載っていない裏メニューなど、通常よりワンランク上の高級ハンバーガーを楽しむことができます。
カジュアルな雰囲気で気軽に行けるのがチェーン店の魅力。今しか食べられないものも多いので、ホームページや公式SNSを定期的にチェックしておくといいですね。
■高級ハンバーガーの食べ方
専門店も増えている中、店のこだわりが反映された高級ハンバーガーは、サイズも具材もさまざです。そのため、とても大きかったり、高さがあったりするハンバーガーが出てきた場合、「どうやって食べればいいの?」と悩むこともあるでしょう。
かぶりつくのが本来の食べ方?
もし同じテーブルの人が、高級ハンバーガーにかぶりついているのであれば、自分も同じように食べるのが本来のマナーといえます。
しかし、気心知れた相手との食事ならかぶりついても問題はありませんが、まだ会って日の浅い相手とのデートであれば、あえて食べにくいハンバーガーをオーダーしない、という選択肢もあるでしょう。
ナイフとフォークは使っていいの?
ナイフとフォークが一緒に出されていれば、それらを使って食べても問題ありません。
縦長のハンバーガーの場合は、しっかりフォークで刺して、左側からひと口分ずつ切って食べます。層が多ければ、横からナイフを入れて上側と下側の層を分けて食べる方法もあります。
上側をひっくり返してバンスが下にくるようにお皿に置くと、お皿を汚さずに済むのでスマートです。
幅広のハンバーガーの場合は、まず食べやすく二等分にした後、さらに食べやすくカットしても、両手で持って食べても構いません。
分厚いハンバーガーはつぶしていいの?
口を開けて食べることができないくらい大きなハンバーガーなら、具材やソースがはみ出さないように、力を加減しながら潰してみましょう。
紙などに包まれているハンバーガーは、その包み紙が具材やソースがはみ出してしまった時の受け皿になってくれます。食べている際の自分の口元を隠す役割もしてくれるので、周囲から見える側の紙を少し立てておくといいですね。
かぶりつくのはNG?意外と知らない「ハンバーガーの正しい食べ方」はこちら≫
■東京都内のホテルおすすめの高級ハンバーガー
グランド ハイアット 東京「オーク ドア」の「オーク ドア バーガー」、ウェスティンホテル東京「ザ・テラス」の「ビーフバーガー」、アマン東京「ザ・ラウンジ by アマン」の「和牛チーズバーガー」と「クラブバーガー」など、ハンバーガーのイメージを覆すような高級ハンバーガーを堪能したい…!
うま味が凝縮した肉やこだわりのバンズ、オリジナルの具材など、シェフの技が光る高級ハンバーガーを味わってみませんか?
うま味が止まらない!一度は食べたい絶品高級ハンバーガー3選はこちら≫
■東京のおすすめ高級ハンバーガー
高級ハンバーガー専門店がひしめく東京都内。自分のお気に入りハンバーガーを見つけに出かけるのも楽しそうです。
「GRILL&Cafe Dining Tefu Tefu恵比寿店」の「マウンテン肉バーガーwith花畑牧場ラクレットチーズ」(渋谷区恵比寿)
おしゃれな雰囲気の店内で、熟成肉を使った絶品グリル料理を堪能できるダイニングバー。
「マウンテン肉バーガーwith花畑牧場ラクレットチーズ」はトマト、アボカドをお肉を挟んだ豪華な肉バーガーです。北海道産のラクレットチーズを、卓上で豪快にかけてもらえる演出もわくわくしますね。
「GRILL&Cafe Dining Tefu Tefu恵比寿店」の詳細・Web予約はこちら>>
「bondolfi boncafe 赤坂」の「イタリアンハンバーガー」(港区赤坂)
地元ローマで160年以上愛され続けている名物エスプレッソのほか、 ピッツァの量り売りやパニーノなど、本場仕込みイタリアン料理を提供するバールです。
「イタリアンハンバーガー」は、和牛100%のパテにパルミジャーノをふんだんにかけ、バジルの香りがアクセントになった贅沢なハンバーガー。
ピッツアの生地で作られたモチモチ食感のパテもやみつきになりそうです。
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「マンダリンバー/マンダリン オリエンタル 東京」の「クラシック チーズバーガー」(中央区日本橋)
ホテルの最上階にあるバーで高級ハンバーガーが味わえます。
「クラシック チーズバーガー」は、トーストしたフレンチブリオッシュに、和牛パテ、トマト、レタス、オニオン、マヨネーズが挟まれた贅沢なハンバーガー。
和牛100%を使用したパテは、肉本来の濃厚なうま味を堪能できます。
フレンチフライ又はサラダが付き、チーズはコンテかブルーチーズが選べるのもうれしいですね。
「マンダリンバー/マンダリン オリエンタル 東京」の詳細・Web予約はこちら>>
■横浜のおすすめ高級ハンバーガー
神奈川県横浜市で食べられる、ジューシーで旨みがたっぷり詰まった高級ハンバーガーをご紹介します。
「Audi Delight Cafe」の「近江牛100%ハンバーガー」(横浜市西区みなとみらい)
日本で唯一のAudi(アウディ)の公式カフェ。「素材の味を活かす」をコンセプトに、フレンチ出身のシェフが作る旬の食材を使った料理を楽しめます。
近江牛のビーフパティを贅沢に2枚も重ねた「プレミアムアウディダブルバーガ」や、低温調理されたローストポークを100gトッピングした「ローストポーク&近江牛バーガー 」 など、近江牛を100%使用した、150gの大きなビーフパティのハンバーガーは、ジューシーで食べ応えも抜群です。
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「bills 横浜赤レンガ倉店」の「和牛チーズバーガー」(横浜市西区みなみとらい)
ビル・グレンジャー氏がプロデュースするオ―ストラリア・シドニー発のレストラン。「世界一の朝食」と絶賛されたリコッタパンケーキやスクランブルエッグを手掛けたことで知られていますね。
「和牛チーズバーガー」は、じゅわっと肉汁が広がる和牛パテに、メープルベーコンクランチとグリーントマト、たっぷりきゅうりのディルピクルス、さらにフレンチフライが添えられた定番の人気メニューです。
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■大阪のおすすめ高級ハンバーガー
大阪では、まさに食い倒れなボリュームハンバーガーから、いろいろ食べられるミニハンバーガーまで、わくわくしながら高級ハンバーガーを食べられるお店が揃います。
「BAR PLUS/大阪マリオット都ホテル」の「マリオットバーガー」(大阪市天王寺区天王寺駅)
ホテル19Fのフロントロビーにあるバーでは、豊富なドリンクメニューに合わせて、軽食からボリュームのある食事メニューが充実しています。
「マリオットバーガー」は、世界各国のマリオットホテルで、同じレシピで提供されている名物ハンバーガーです。
ジューシーなお肉とチーズ、そしてトマトがサンドされた、食べ応え満点のビッグサイズです。
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「イグ・カフェ ヒルトンプラザウエスト店」の「ミニバーガー3種」(大阪市北区梅田)
イタリア料理をベースにしたパスタやハンバーガーが楽しめる、シックでオシャレなカフェ。バリスタが淹れるイグカフェオリジナルコーヒーも好評です。
いろいろな味をちょっとずつ楽しめるミニバーガーは、「ラタトゥイユ+モッツァレッラ」、「淡路牛+トマト+レタス」、「鴨+茄子+スパイス」の3種類です。
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「マンハッタンバー/ハイアット リージェンシー大阪」の「ダブルチーズバーガー」(大阪市住之江区南港)
店内のモニターからスポーツ中継などが流れる、大人な雰囲気のスポーツバー。お酒片手に、楽しいナイトタイムを満喫できる場所です。
同店の「ダブルチーズバーガー」は、ビーフ100%パテとチーズをたっぷりと味うことができて、とにかくボリューム満点!
さらに、「ハイアット リージェンシー大阪」の開業25周年を記念して、製作に約時間かけたふわふわの自家製バンズに、直径30cmのビーフパテなどが挟まった総重量6kgの「アニバーサリービッグバーガー」も期間&予約限定で販売されています(2019年12月31日(火)まで ※7日前までに要予約)。
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■名古屋のおすすめ高級ハンバーガー
名古屋めしやB級グルメなど、言わずと知れた美食激戦区・名古屋では、ハイクオリティな高級ハンバーガーが味わえます。
「ソルトウォーター バイ デイビッドマイヤーズ」の「ソルトウォーターバーガー」(名古屋市中村区)
ニューヨークタイムズで「完璧なバーガー」と絶賛された、アメリカのスターシェフ・David Myers(デイビッド・マイヤーズ)がプロデュースするカリフォルニアイタリアンレストラン。
店名にもなってる「ソルトウォーターバーガー」は、ウォッシュチーズのコクとキャラメライズしたレッドオニオンソースの甘味、ルッコラのほのかな苦味が、赤身肉の100%の極厚パティとマッチした、食べごたえのあるハンバーガーです。
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「ザ・パイクブリューイング レストラン&クラフトビアバー 中部国際空港セントレア店」の「100%ビーフバーガー」(中部国際空港)
中部国際空港直結の飛行機テーマパーク「FLIGHT OF DREAMS」にあるアメリカンスタイルのレストラン。シアトルで人気のクラフトビールは種類豊富で、飲み比べセットもおすすめです。
同店の「100%ビーフバーガー」は、ほんのり甘いバンズと肉汁たっぷり100%ビーフのパテによる、本場アメリカの味わいが人気です。
「ザ・パイクブリューイング レストラン&クラフトビアバー 中部国際空港セントレア店」の詳細・Web予約はこちら>>
■チェーン店のおすすめ高級ハンバーガー
チェーン店では、季節ごとのスペシャルメニューのほか、期間限定や店舗限定などのプレミアムメニューもたくさんあります。
「フレッシュネスバーガー」の「ホームランバーガー」
大人がくつろげるバーガーカフェとして、お酒やおつまみを提供する「フレバル」の登場も話題になった「フレッシュネスバーガー」。
店舗限定メニューも多数あり、例えば神宮球場店では、クラシックパテを4枚のせてホームベースをイメージしたボリューム満点の「ホームランバーガー(¥1,500)」が楽しめます。
また、福岡ヤフオクドーム店では、ジューシーなクォーターパウンド(113g)パティが3枚、厚切りスライスのレッドチェダーチーズが3枚、ベーコンが3枚入ったボリューム満点の「トリプルスリーバーガー(¥1,300)」も人気です。
「モスバーガー」の「にくカツにくバーガー」
バンズの代わりにお米やレタスを使ったオリジナルのメニューも展開する「モスバーガー」。
毎月29日には肉尽くしのハンバーガー「にくカツにくバーガー(¥806)」が、さらに毎週金曜日にはホットチリソースが特徴の「ごちそうバーガー(¥538)」が販売されています。
「ドムドムハンバーガー」の「丸ごと!カニバーガー」
ユニークな商品でたびたび話題を提供してくれる「ドムドムハンバーガー」では、見た目のインパクトがすごい「丸ごと!カニバーガー(¥900)」を販売中。
脱皮したての殻がやわらかい「ソフトシェルクラブ」が、まるまる一匹挟まれています。
食べるほどに奥深い、高級ハンバーガーのおいしさを楽しもう!
今回は、ハンバーガーを食べるときのマナーをはじめ、個性豊かな高級ハンバーガーが食べられるチェーン店から全国の高級レストランまでをご紹介しました。
バンズで肉や具材をはさむという、シンプルなハンバーガーだからこそ、お店ごとのこだわりに気付くと、今までよりもじっくり味わいながら食べることができそうです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部