ここ数年来、絆を形にして深め合うマインドの浸透する中で、「ペアウォッチの注目度は、年々上昇傾向にある」と、マーケットの最前線にいる上根 亨さんの指摘。

ブレゲが誇る薄型コレクション「クラシック」が票を集めたのは、「同じデザインを、わずかな違いで楽しめる点だろう」と松山 猛さんも続く。

同じ時間を重ねるのに最適な薄型ドレスウォッチ

ブレゲ「クラシック 5177 グラン・フー・ブルーエナメル」と「クラシック 9068」

上/「クラシック 5177 グラン・フー・ブルーエナメル」●自動巻き ●18Kホワイトゴールドケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/38mm ¥2,570,000・下/「クラシック 9068」●自動巻き ●18Kホワイトゴールドケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/33.5mm ¥2,880,000(ブレゲ ブティック銀座)
上/「クラシック 5177 グラン・フー・ブルーエナメル」●自動巻き ●18Kホワイトゴールドケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/38mm ¥2,570,000・下/「クラシック 9068」●自動巻き ●18Kホワイトゴールドケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/33.5mm ¥2,880,000(ブレゲ ブティック銀座)

確かに、伝統的で手の込んだコインエッジがサイドに施されるケース、ブレゲ数字、ブレゲ針と、デザインコードをそろえる楽しみが、この時計にはある。

エクステリアについては、「約800℃の高温で焼成を繰り返すグラン・フーの技法による青い彩色が美しいメンズ。この上なくノーブルなブレゲのエナメルが入手できる、このペアウォッチ購入なら、男性のほうが得?」と並木浩一さん。

「マザー・オブ・パール&ダイヤモンドベゼルという王道の組み合わせは、女性のツボ。これらが似合うようなふたりは素直に羨ましい(笑)」と、男女の時計に精通する岡村佳代も、そのセンスには好印象を抱く。

この2本を所有した瞬間から、同じ時間を共有していける。人生を飾るに最良なドレスウォッチだ。

美しいグラン・フー・エナメルとコントラストをなすのが、シルバーパウダーを焼きつけたブレゲ数字とブレゲ針。クラシカルにして実用性を兼ね備えた三針デイトに。

メンズウォッチに収まるのは、55時間パワーリザーブを誇る「キャリバー777Q」。
メンズウォッチに収まるのは、55時間パワーリザーブを誇る「キャリバー777Q」。
ローターにも繊細な装飾が施されるその雄姿が、透明な裏蓋から覗く。
ローターにも繊細な装飾が施されるその雄姿が、透明な裏蓋から覗く。

※掲載した商品は、すべて税抜です。

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<出典>
MEN'S Precious冬号「寅さん」とヴィンテージ
メンズプレシャス冬号
【内容紹介】山田洋次監督インタビュー/「寅さん」のダンディズム/ミスターヴィンテージ、草彅剛の私物も大公開!/紳士の世界遺産、ヴィンテージ名品/MEN'S Precious WATCH AWARD 2019ほか
2019年12月6日発売 ¥1,230(税込)
この記事の執筆者
TEXT :
MEN'S Precious編集部 
BY :
MEN'S Precious2020年冬号より
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PHOTO :
戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー)
STYLIST :
関口真実
WRITING :
高村将司
EDIT :
岡村佳代