東京・大泉学園に高級食パン専門店「十八番麦蔵(おはこむぎぞう)」が開店
現在、全国に次々とオープンしている高級食パン専門店。そのブームはとどまるところを知らず、ちょっと贅沢な朝ごはんにしたいとき、ゆっくりできる休日の朝など、高級食パンが食卓に並ぶ風景も当たり前のものになりつつあります。
そんな高級食パンブームの立役者のひとりが、「考えた人すごいわ」「白か黒か」「題名のないパン屋」などの、多くの高級食パン専門店を手掛けるベーカリープロデューサーの岸本拓也氏。
岸本氏は、商品そのもの品質や、接客のクオリティはもちろん、「おいしさを伝え、広める」ことにも重点を置いて内装や外装、お店のネーミングにも徹底的にこだわっています。その相乗効果によって、数々のベーカリーをヒットに導いてきました。
そんな岸本氏がプロデュースする新しい高級食パン専門店が、2019年12月14日(土)、東京・大泉学園に誕生します。
その名も「十八番麦蔵(おはこむぎぞう)」。歌舞伎役者をイメージしたキャラクターが描かれた店舗外観が、華やかでパッと人目を引きます。
こちらのお店を立ち上げたのは、20年近く大手クリニックにて企業向け健康診断に携わり、健康のための「安全でおいしい食」に興味を持っていたという嚴(げん)さん。幼いころから飲食店を営む両親を見て育ったため、独立開業を夢見ていた嚴さんは、その夢をかなえるべく、仕事を退職。
そして、テレビでベーカリープロデューサーの岸本拓也氏の存在を知り、コンタクトを取りました。
「安心・安全にこだわったパンで、地域の人々の食卓を豊かにしたい」
医療現場にいたために、多くの人々の健康管理に携わってきた嚴さんは、「食の大切さ」を痛感していました。そのことから「安心・安全にこだわったパンで、地域の人々の食卓を豊かにする」という想いを抱き、岸本氏にプロデュースを依頼。
岸本氏は、嚴さんの熱意を受け、嚴さんのキャラクターありきで、お店のイメージや食パンのラインナップを決めていったそうです。
お店の名前でもある「十八番」とは、歌舞伎用語で「最も得意な芸、技」のこと。最もおいしいと自信を持てるパンをつくって地域の人々に貢献したい、人々を笑顔にしたい、という想いが込められています。
そんな「十八番麦蔵」の食パンは、いったいどんな味なのでしょうか? そのこだわりや商品ラインナップを、早速ご紹介します。
「十八番麦蔵」のとろける口どけの食パン3種
「十八番麦蔵」の食パンは、まず食材に強いこだわりがあります。
まず、耳までやわらかく、最高のくちどけを実現するため、小麦粉は製粉方法にこだわった、きめ細やかなものを使用。また、厳選された生乳からつくられた無添加の生クリームや、上品な香りと芳醇な味わいを与える無添加の国産バターをふんだんに使用して、ミルキーな風味を生み出します。
水分量が多いのも特徴で、「水分を抱きかかえたパン」とも言えるほど、たっぷりの水分が入っているため、冷めてもしっとりした食感を保つことが可能に。
また、その日の室温に合わせて水の温度を調整するなど、一定の条件を保って焼きあげるため、味がぶれることもありません。
■1:きめ細やかな小麦粉を使ったクリーミーな食パン「十八番」(プレーン)
歌舞伎役者を模したキャラクターからも伝わるとおり、今回のコンセプトは「ジャパニーズブレッド」。
プレーンタイプの「十八番」は、その名のとおり「最も得意なもの」です。岸本氏の手掛けるベーカリーではおなじみのプレーン食パンは、焼きたてでもそうでなくてもふんわりとやわらかく、しっとりなめらかなくちどけ。ほんのりと甘く、ずっと食べていたくなる味です。
プレスの試食会では、取材陣から「飲める!」という発言が飛び出したほど、のどごしがいい食パンです。
■2:玄米の香ばしい香り「玄しゃり麦蔵」(玄米)
「十八番麦蔵」の個性が最も現れたこちらの食パンには、ミネラル・ビタミンが豊富な玄米が使用されています。白くきめ細やかな生地に、香ばしく炊きあげた玄米をたっぷりと練り込まれているため、おもちのようなもっちり食感を味わえます。
食べるときに口元に近づけると、ふわっと玄米の香ばしい香りが漂います。しっとりもちもちの生地と、耳のパリッとした香ばしさがマッチして、プレーンとはまた違ったおいしさを楽しめますよ。玄米のプチプチッとした食感もいいアクセントになっています。
■3:輝くレーズンの甘酸っぱさが効いた「これぞ花道」(レーズン)
オーストラリア産の大ぶりなサンマスカットレーズンが入った食パン。芳醇な甘みだけではなく、ほどよい酸味もあるため、ミルキーな生地とよくマッチします。ジューシーなレーズンがたっぷり練り込まれたデザート食パンは、手土産にもぴったりですよ。
おすすめの食べ方は、まず購入当日、翌日はそのまま生で。
そして、翌々日以降まで残りそうなときは、パンナイフで少し厚めの25~30㎜の厚さにスライスし、1枚ずつラップで密着包装して、礼装保存用袋に入れて脱気し冷凍庫へ。
食べたいときに取り出し、予熱したオーブントースターに凍ったままの食パンを入れて、表面が少し小麦色になるまで焼くと、おいしくいただくことができます。
生食とはまた違った、香ばしい美味に出合えますよ。
嚴さんは山口県出身であることから、大泉学園の店舗が軌道に乗ったら、いずれ高級食パン専門店の少ない中国地方に進出することも視野に入れているそう。「十八番麦蔵」のジャパニーズブレッドが、じわじわと全国に広まっていきそうですね。
オープン当日の2019年12月14日と、翌15日には、先着100名様限定でパンナイフのプレゼントもあります。気になる方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
問い合わせ先
- 十八番麦蔵
- 営業時間/10:00~18:00
- 定休日/不定休
- TEL:03-6676-3877
- 住所/東京都練馬区大泉学園町1-3-9
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 小林麻美