時計シーンに大きな衝撃を与えたゴリラのFASTBACK GT COLLECTION
■1:伝説のブリティッシュ・レーシングカーからインスパイア「DRIFT “ELISE” (ドリフト“エリーゼ”)」
2019年に登場した「The FASTBACK GT DRIFT」は『Gorilla』とスイスのマニュファクチュール、「ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ社」が共同開発した『Gorilla』初の複雑機構モデルだ。最大の特徴は、数字の付いた3枚のアワーディスクがそれぞれ回転しながら120度の角度で文字盤上部のミニッツを刻み込む、ワンダーリング・アワー機構したキャリバーGorilla5238を搭載。
17世紀に誕生したこの機構のコンプリケーションを、「Gorilla」が得意とする異素材を組み合わせながら、レジェンダリー・ブリティッシュ・レーシングカーからインスパイアされた、大胆な色使いでコンテンポラリーに仕上げている。ケースマテリアは、チェッカーフラッグ柄のフォージド・カーボン、アノダイズド・アルミ、チタン、セラミック。ブレスレットにはバックルにチタンを用いた、バイカラー・バイトン・ラバーストラップが装着される。ワンダーリング・アワー機構による「時」・「分」表示する。風防は両サイド反射防止加工、耐スクラッチ仕様のサファイア・クリスタル、スクリュー・ダウンリューズによって防水性を高めている。
■2:ル・マンのレガシーマシンが腕時計として甦る「TRUFFELHUNTER(トリュフハンター)」
伝説のレーシングカー「ポルシェ 917/20」へのオマージュとして製作したポップなタイムピース。「ポルシェ 917/20」は、ル・マンに1回参戦し、完走は逃したものの、風変わりなカラーリングで世界中のモータースポーツファンの心をつかんだマシンだ。大胆なピンクのボディカラーに、豚の肉の部位をグラフィックとして組み込んだことから、‘‘ピンクピッグ(ピンクの豚)’’または “トリュフハンター”の愛称で呼ばれている。このキュートなレーシングカーのワイドボディやショートテール、深く丸いホイールウェルといった特徴がデザインにいかされている。
■3:レーシングスピリットをクールに融合「SPECTRE(スペクター)」
ファーストモデル『FASTBACK ORIGINAL』のカラーリングと最先端の異素材ミックスをベースに、マットブラックのセラミックベゼル、チェッカーフラッグ柄のフォージド・カーボンケースを使いワンランク上の仕様へ進化させたモデル。
深みのあるブラックダイヤルには、ひとつひとつ立体的に取り付けられたロジウムコーティングのアラビア数字がセットされ、時・分針とアワーマーカーには、夜間の視認性を高める赤と黒のスーパールミノバ塗装を施している。さらに新しくデザインされたチタン製のケースバックとハイブリッド・ラバーストラップが抜群のフィット感を実現する。
裏蓋は耐傷性の強いサファイア・クリスタル・ガラスによるシースルー構造でムーブメントの動きを楽しめる。また、その円周にはコレクション名とゴリラウォッチのシンボルである素材の組み合わせが刻印される。ケース素材にはチェッカーフラッグ柄のフォージド・カーボン、アノダイズド・アルミ、チタン、セラミック、ブレスレットにはチタンバックルをあしらう、ハイブリッド・バイトン・ラバーストラップが使用され、独特の雰囲気を作りあげている。
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- G&Rジャパン TEL:03-5422-8087
- TEXT :
- 安藤政弘 ライター