フィギュアスケートの平昌五輪女王であるロシアのアリーナ・ザギトワ選手。2019年12月、一時的に競技活動を休止することを発表し、世界中を驚かせました。2020年の欧州選手権、世界選手権にも出場しないことになります。

今シーズンは同門のコストルナヤ、シェルバコワ、トルソワという3人の若手選手の台頭により、苦戦を強いられることに。グランプリファイナルのフリーでは、転倒した際に股関節を負傷したとも伝えられています。

しかし「休止すること、引退することは、一切考えていません」とのことで、これからも彼女のスケートが見られそう。しばらく休養をとって大学進学への準備も進めると見られており、一人の女性として大事な充電期間となりそうです。今回は、そんなザギトワ選手の魅力をあらためてご紹介しましょう。

私たちがアリーナ・ザギトワを愛する5つの理由

■その1. 華麗なるスケーティング

平昌五輪のフリー「ドン・キホーテ」。赤いチュチュの衣装も可愛い!
平昌五輪のフリー「ドン・キホーテ」。赤いチュチュの衣装も可愛い! 写真:ロイター/アフロ

15歳で平昌五輪(2018年)に出場し、金メダルを獲得。さらに世界選手権(2019年)、欧州選手権(2017/2018年)、グランプリファイナル(2017年)で優勝するなど、フィギュアスケートの主要タイトルを完全制覇しています。世界最高得点の記録も多数打ち立てており、まさに銀盤の女王とは彼女のこと。

3回転+3回転の連続ジャンプや、手を上げて跳ぶタノジャンプなども得意としており、クラシックバレエの基礎を持つ、美しい手先の表現も魅力。

■その2. マサルを溺愛する愛犬家の顔

秋田犬の贈呈式にて。笑顔でマサルを抱っこするザギトワ選手。
秋田犬の贈呈式にて。笑顔でマサルを抱っこするザギトワ選手。写真:TASS/アフロ
マサルの写真を持ってエアウィーヴのイベントに出席。
マサルの写真を持ってエアウィーヴのイベントに登壇。写真:Pasya/アフロ

ザギトワ選手といえば、秋田犬保存会から贈呈された「マサル」(ちなみに雌)が有名。日本での合宿に参加した際、秋田犬への愛を公言したことから実現したのだそう。贈呈式には、安倍晋三首相も出席したことで当時大きな話題になりました。日本の寝具メーカーのCMでは、マサルとの共演も。

ときにはマサルをスケートリンクに連れていくこともあるというザギトワ選手。かなりの動物好きで、ほかにチワワや猫のチンチラも飼っているそうです。

■その3. びっくりするほど親日家な一面

2019年 ザ・アイス 名古屋公演で宇野昌磨選手と共演。
2019年「ザ・アイス」名古屋公演で宇野昌磨選手と共演。写真:坂本 清/アフロ
名古屋で開催されたアイスショーでは中日ドラゴンズの「ドアラ」に扮するシーンも。
名古屋開催のショーにちなみ、中日ドラゴンズの「ドアラ」に扮した時も。写真:坂本 清/アフロ

和食が好物で、お箸も使いこなせるザギトワ選手。来日時には、浴衣を着て回転寿司店に行く日もあるなど、忙しい競技生活の間に大好きな日本文化を楽しんでいる様子。将来の夢の一つは日本食レストランの経営だそうで、モスクワに彼女のレストランが誕生する日も近いかもしれませんね。

日本選手では羽生結弦(はにゅうゆづる)選手と宇野昌磨(うのしょうま)選手をリスペクトしているとのこと。好きなキャラクターは「リラックマ」。

■その4. 限界に挑戦し続けるストイシズム

GPシリーズ NHK杯。古代エジプトの女王を演じるフリー「クレオパトラ」。
グランプリシリーズ NHK杯。古代エジプトの女王を演じるフリー「クレオパトラ」。写真:森田直樹/アフロスポーツ

五輪女王となった後はモチベーション低下や、成長による体型の変化に悩まされたものの、引退せずに厳しいトレーニングを続けたザギトワ選手。父親は元アイスホッケーの監督で、妹もスケーターというスケート一家の生まれだからこそ、つねに上を目指して努力できるのかもしれません。

グランプリシリーズ NHK杯のフリー「クレオパトラ」ではパーフェクトな演技を披露し、会場はスタンディングオベーションとなりました。

■その5. 美貌を引き立てるメイクアップ

資生堂のグローバルアンバサダーであるザギトワ選手。
資生堂のグローバルアンバサダーであるザギトワ選手。

輝くような美貌のザギトワ選手は、2018年より資生堂のグローバルアンバサダーを務めています。2019年の公式戦におけるメイクアップパターン2種を、資生堂ヘアメイクアップアーティストと共同で考案したことは、以前お伝えした通り。2020年1月1日(水)からは、実際に公式戦で使われていたカラーの口紅とアイシャドウパレットが限定発売されます。

\公式戦の際に使われていた、口紅とアイシャドウパレットはこちら!/

左から/SHISEIDO モダンマット パウダーリップスティック 580 Alina Red ¥3,600、SHISEIDO エッセンシャリスト アイパレット 80 Fire Street Shadow ¥4,000(ともに2020年1月1日数量限定発売)
左から/SHISEIDO モダンマット パウダーリップスティック 580 Alina Red ¥3,600、SHISEIDO エッセンシャリスト アイパレット 80 Fire Street Shadow ¥4,000(ともに2020年1月1日数量限定発売)

ザギトワ選手の顔立ちからイメージした特別なコスメは、どちらも表情を引き立てる華やかな色合い。口紅は、心地よい使用感が特徴の「SHISEIDO モダンマット パウダーリップスティック 580 Alina Red」。驚くほど軽いテクスチャーが唇に滑らかに密着し、リッチな発色を叶えます。「アリーナ レッド」という名前が付いているのも嬉しいですね!

アイシャドウパレットは、高発色パウダーがフワッと肌になじむ「SHISEIDO エッセンシャリスト アイパレット 80 Fire Street Shadow」。繊細なパールからしっとりしたマットまで、ブレンドしやすいカラーが取り揃います。これらのコラボレーションアイテムは、全国のデパートを中心とした約380店と、SHISEIDOオフィシャルサイト、資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」にて展開予定。

世界中から届いたエールに「私にとって皆さんは金メダルよりかけがえのない存在」とコメントを返したザギトワ選手。インスタグラムでは日本語、ロシア語、英語でメッセージを綴るなど、ファン思いなところも彼女らしいですね。いつかまたザギトワ選手の素晴らしい演技が披露される日を心待ちに、彼女の未来に暖かいエールを贈りましょう。

Precious.jpでは、今後も強く美しく戦うフィギュアスケーターたちを応援すべく、さまざまな情報を発信してまいりますのでお楽しみに!

※商品の価格はすべて税抜です。

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WRITING :
Fuyuko Tsuji