年末年始の特別な休日。美容食材を取り入れて、カラダが喜ぶお料理を食卓に加えてみませんか。お台所から簡単レシピを発信する、フードコーディネーター・菅野尚子さんならではのビューティレシピをご紹介します。
第2回目は、ミネラルたっぷりの「もずくの天ぷら」。一口サイズの天ぷらは、子どもから大人まで大人気!ホームパーティにも役立つ、美肌レシピをぜひお試しください。
ミネラル豊富なもずくに、美肌効果を高める野菜をプラス!食材の組み合わせを楽しむ「もずく天ぷら」レシピ
天ぷらの主役は、フコイダンとミネラルが豊富な「もずく」。カロテンを多く含む「にんじん」、抗酸化作用がありアンチエイジング効果を期待できる「たまねぎ」など、肌に良い食材をふんだんに使用しています。
もずくの天ぷら(4人分)
【用意するもの】
もずく・・80g
たまねぎ・・1/2個(100g)
にんじん・・80g
たまご・・1個
薄力粉・・90g
コーンスターチまたは片栗粉・・30g
水・・100ml
揚げ油・・適量
ライム・ハーブ(イタリアンパセリ)・・各適量
塩・・適量
*今回「もずく」は、「沖縄県産 養殖太もずく(塩蔵)」:ダイチ通商を使用しています。
【作り方】
まずは今回の主役、もずくの準備です。もずくは流水で洗って、大きめのボウルへ。20分ほど浸水し、しっかりと塩抜きをします。その後、ザルにとって水気を切り、キッチンペーパーで水分を取りましょう。
次に水分をとって、ざく切りにしたもずくを別のボウルへ入れます。そこに、溶きたまご・薄力粉・コーンスターチあるいは片栗粉・水を入れて軽く混ぜます。ここに、栄養価の高い野菜をプラス。繊維に沿って2mm幅にカットしたたまねぎ・長さ5cmの棒状に切ったにんじんを加えて、もずくにさっくりと和えましょう。
ここから揚げ物の準備です。フライパンに2cm高さの油を熱し、170℃に。そこに野菜と和えたもずくを2〜3個ずつ箸で落とし入れます。この時、直径6cmくらいに広げると食べやすい大きさに仕上がります。
片面が固まったら裏返すのがポイント。形が崩れず、見た目も綺麗に整います。裏返した後はカリっと揚げて、油をきりましょう。
器に揚げたての天ぷらを盛り、ライム・ハーブ・塩を添えたら出来上がり。一口サイズで揚げることで、火通りが早く、食卓に1品加えたい時にも重宝します。
「もずくの天ぷら」のビューティ食材はこちら!
\主役のもずくは美肌・美髪効果だけではく、ストレス軽減にも/
レシピの主役は、フコイダンとミネラルを豊富に含むもずくです。フコイダンは抗酸化力が高く、コレステロール値を下げる効果も。ピロリ菌を抑え胃潰瘍修復に働きかけるので、ストレス軽減にも役立ちます。フコイダンは粘膜を保護し、肌の保湿力を高めてくれるので、乾燥肌でお悩みの方にもおすすめ。髪の成長に欠かせないミネラルも豊富に含んでいるので、美しく艶のある髪へと導きます。
そのほか、栄養価も高くカロテンを多く含むにんじんは、保湿効果にも注目。にんじんの鮮やかなオレンジ色は、βカロテン。必要に応じて体内でビタミンAに変わり、粘膜や肌を整えます。にんじんは幸せホルモンとして名高い、セロトニンもたっぷり。セロトニンは女性ホルモンに働きかけ、神経バランスを整えて、美肌効果を発揮します。
また、たまねぎは、血液がサラサラになることで知られていますが、それだけではありません。たまねぎに含まれるアリシンは、抗酸化作用がありアンチエイジング効果も。艶のある滑らかな肌へアプローチします。また毛細血管を広げる効果もあるので、ストレス解消や不眠にも効果的!
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美肌食材を組み合わせた、もずくの天ぷらはいかがでしたでしょうか?お酒に添えて楽しみたい、大人のアレンジレシピです。女性に嬉しい美肌レシピを、ぜひお試しください。
次回Vol.3は「彩り焼き野菜のぽん酢マリネ」です。お楽しみに!
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 熊坂 勉
- EDIT&WRITING :
- 加藤朋子
- レシピ作成・スタイリング :
- 菅野尚子