年末年始の特別な休日。美容食材を取り入れて、カラダが喜ぶお料理を食卓に加えてみませんか。お台所から簡単レシピを発信する、フードコーディネーター・菅野尚子さんならではのビューティレシピをご紹介します。

第2回目は、ミネラルたっぷりの「もずくの天ぷら」。一口サイズの天ぷらは、子どもから大人まで大人気!ホームパーティにも役立つ、美肌レシピをぜひお試しください。

 
菅野 尚子さん
フードコーディネーター・惣菜管理士(今回のレシピ作成・スタイリング担当)
食品商社で商品企画や開発の勤務後、渡仏。フランス人家庭に滞在し家庭料理や郷土料理を学び、ル・コルドンブルーパリ校では伝統的なクラシックフランス料理や菓子を習得。その後フードコーディネーターとして活躍。*このレシピはフランス パリでの日本の食品プロモーションとしてパソナ農援隊とコラボでフランス人向けにも発信しています。ODAIDOKORO

ミネラル豊富なもずくに、美肌効果を高める野菜をプラス!食材の組み合わせを楽しむ「もずく天ぷら」レシピ

天ぷらの主役は、フコイダンとミネラルが豊富な「もずく」。カロテンを多く含む「にんじん」、抗酸化作用がありアンチエイジング効果を期待できる「たまねぎ」など、肌に良い食材をふんだんに使用しています。

ミネラルたっぷりの、もずくの天ぷら
ミネラルたっぷりの、もずくの天ぷら

もずくの天ぷら(4人分)

【用意するもの】
もずく・・80g
たまねぎ・・1/2個(100g)
にんじん・・80g
たまご・・1個
薄力粉・・90g
コーンスターチまたは片栗粉・・30g
水・・100ml
揚げ油・・適量
ライム・ハーブ(イタリアンパセリ)・・各適量
塩・・適量
*今回「もずく」は、「沖縄県産 養殖太もずく(塩蔵)」:ダイチ通商を使用しています。

【作り方】
まずは今回の主役、もずくの準備です。もずくは流水で洗って、大きめのボウルへ。20分ほど浸水し、しっかりと塩抜きをします。その後、ザルにとって水気を切り、キッチンペーパーで水分を取りましょう。

次に水分をとって、ざく切りにしたもずくを別のボウルへ入れます。そこに、溶きたまご・薄力粉・コーンスターチあるいは片栗粉・水を入れて軽く混ぜます。ここに、栄養価の高い野菜をプラス。繊維に沿って2mm幅にカットしたたまねぎ・長さ5cmの棒状に切ったにんじんを加えて、もずくにさっくりと和えましょう。

ここから揚げ物の準備です。フライパンに2cm高さの油を熱し、170℃に。そこに野菜と和えたもずくを2〜3個ずつ箸で落とし入れます。この時、直径6cmくらいに広げると食べやすい大きさに仕上がります。

片面が固まったら裏返すのがポイント。形が崩れず、見た目も綺麗に整います。裏返した後はカリっと揚げて、油をきりましょう。

器に揚げたての天ぷらを盛り、ライム・ハーブ・塩を添えたら出来上がり。一口サイズで揚げることで、火通りが早く、食卓に1品加えたい時にも重宝します。

「もずくの天ぷら」のビューティ食材はこちら!

\主役のもずくは美肌・美髪効果だけではく、ストレス軽減にも/

フコイダンとミネラル豊富なもずく
フコイダンとミネラル豊富なもずく

レシピの主役は、フコイダンとミネラルを豊富に含むもずくです。フコイダンは抗酸化力が高く、コレステロール値を下げる効果も。ピロリ菌を抑え胃潰瘍修復に働きかけるので、ストレス軽減にも役立ちます。フコイダンは粘膜を保護し、肌の保湿力を高めてくれるので、乾燥肌でお悩みの方にもおすすめ。髪の成長に欠かせないミネラルも豊富に含んでいるので、美しく艶のある髪へと導きます。

そのほか、栄養価も高くカロテンを多く含むにんじんは、保湿効果にも注目。にんじんの鮮やかなオレンジ色は、βカロテン。必要に応じて体内でビタミンAに変わり、粘膜や肌を整えます。にんじんは幸せホルモンとして名高い、セロトニンもたっぷり。セロトニンは女性ホルモンに働きかけ、神経バランスを整えて、美肌効果を発揮します。

また、たまねぎは、血液がサラサラになることで知られていますが、それだけではありません。たまねぎに含まれるアリシンは、抗酸化作用がありアンチエイジング効果も。艶のある滑らかな肌へアプローチします。また毛細血管を広げる効果もあるので、ストレス解消や不眠にも効果的!

美肌食材を組み合わせた、もずくの天ぷらはいかがでしたでしょうか?お酒に添えて楽しみたい、大人のアレンジレシピです。女性に嬉しい美肌レシピを、ぜひお試しください。

次回Vol.3は「彩り焼き野菜のぽん酢マリネ」です。お楽しみに!

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
熊坂 勉
EDIT&WRITING :
加藤朋子
レシピ作成・スタイリング :
菅野尚子