「忽ち」ってなんと読む？「そうち」ではありませんよ、いま世間を賑わせている行為です！

１：効率よく回復すること ２：素晴らしいひらめき  を選んだあなたは…

残念！不正解です。

正解は ３：素早く逃げる事 です。

「逐電」という字で、なぜ「逃げる」なの？

「逐電（ちくでん）」とは、「素早く逃げて姿をくらますこと」を意味する日本語です。

もとは「稲妻を追う」という意味で、そこから転じて「非常に敏速に行動すること。特に、素早く逃げて姿をくらますこと」という意味に転じました。

文学などにはよく使われている表現です。芥川龍之介作『桃太郎』にも、鬼の子供が一人前になった末、番人を噛み殺して鬼ヶ島へ逃げおおせた経緯が「逐電した」という表現で描かれています。

カルロス・ゴーン氏の海外逃亡が世間を賑わせていますが、まさに「逐電」という状況ですね。

…というところで、2問目のクイズです。

【問題２】「忽ち」ってなんと読む？

「忽ち」という日本語の読み仮名をお答えください。

ヒント：「非常に短い間に事が行われるさま」という意味の言葉です。

「○○○ち」と、読み仮名は３文字です。

さて、正解は？

※「？」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は… 忽（たちま）ち です。

「忽ち売り切れる」「忽ち消え去る」などに使う言葉ですね。

今回は「逃げる」「逃げた」を言い換えるための表現を集めてみました。

ネガティブな事象を表現する時こそ、適確で教養を感じさせる言葉をセレクトできるのが、素敵な大人の女性です。

ニュースの件はさておき、身近なところで「まったく逃げ足が速いんだから！」と吐き捨てたいような経験をさせられた時にも、感情的に取り乱したりせず、

「あの方、忽ち逐電してしまったわね。ちょっとがっかりね」と言葉を選ぶ品位と余裕を持っていたいものです。

今回は「逃げる」「逃げた」をスマートに言い換える日本語

・逐電（ちくでん）

・忽（たちま）ち

をおさらいいたしました。