2020年1月14日から始まったカンテレ・フジテレビ系火曜ドラマ『10の秘密』。主演はいまや日本を代表する俳優といっても過言ではない向井理さんです。中学生の娘を持つシングルファザー・白河圭太（向井理さん）が、娘である瞳（山田杏奈さん）の誘拐に端を発して、様々な事件に翻弄されていくストーリーです。
事件の鍵を握る元妻役に仲間由紀恵さん、理解ある幼なじみ役に仲里依紗さん、元妻の恋人として渡部篤郎さんが登場。登場人物すべてに秘密がありそうな展開は、初回から目が離せません。
平凡な毎日が一転、娘が誘拐された第１話
＊ネタバレを含みますので、気になる方は飛ばして次回のあらすじをお楽しみいただければと思います。
男親ながら、娘のことなら何でも知っていると自負しているシングルファザーの白河圭太（向井理さん）。
妻は9年前に出ていってしまったため、以降、娘の瞳（山田杏奈さん）のために残業の少ない職種に転職し、晩御飯もお弁当も節約料理を手づくりし、家庭を運営してきました。娘の塾代やバイオリンのレッスンにはお金を出し惜しみせず、応援する姿を見せます。
ある日、建築確認検査員として仕事をする圭太のもとに、一本の電話がかかってきます。それは「娘は預かった。3日以内に仙台由貴子を探せ」と、誘拐のような内容。
瞳とも、元妻である由貴子（仲間由紀恵さん）とも連絡がつかない状況になっていたのでした。圭太は由貴子が勤めていた大手弁護士事務所へ向かいますが、数日前に突然引き継ぎもなく辞めており、上司だった男はクライアントである宇都宮竜二（渡部篤郎さん）への説明に追われていたのでした。
一方で、瞳の学校へ行くと、最近、学校や部活を休みがちで、塾もやめていたと親友の泉崎真衣（河村花さん）から聞かされます。すべてがいつも通りで、何でも知っていると思っていた娘の知らなかった行動と秘密を知り、圭太は激しく動揺します。
そんな圭太の変化に、近所のそば屋の娘で、幼なじみの石川菜七子（仲里依紗さん）が気付きます。圭太は菜七子に、脅迫めいた電話のことと、娘と元妻の所在がわからないことを打ち明け、一緒に警察へ向かいます。
ですが、事情を話しているうちに、瞳から着信があり「ちょっと家に帰りたくない」と言われてしまうのでした。そのため警察からは、事件性はなく家出人としての届け出を受け付ける、と言われます。
しぶしぶ警察を後にすると、誘拐犯がさらに「再度警察に行ったら瞳を殺す」と電話で警告してきます。犯人たちは圭太と菜七子の動向を監視していたのでした。自宅前には瞳のスマホとバイオリンが置きざりにされ……。
瞳のタブレットから、瞳に関する情報を取り出そうとする圭太。パスワードが由貴子の誕生日の数字だったこと、まったく知らない若い男と会話をする様子がSNSにアップされていることなど、自分が把握していない娘の様子に動揺します。
そして、瞳が嫌っていたはずの母に対して「母に相談したい」という投稿も見つけ、圭太はさらに混乱。
瞳を救い出すカギは由貴子にあると確信した圭太は、由貴子の高級タワーマンションへ向かいます。そこで由貴子の恋人だという宇都宮に再び出会い、部屋へ案内してもらうのですが、そこは生活感のかけらもないモデルルームのような部屋でした。
竜二が言うには、由貴子の華々しいSNS投稿は写真を撮っただけのもの。お酒も飲まず仕事に戻るので、そこで友人関係ができるようなものではなかったというのです。そんな上昇志向の強さをリスペクトしていたと語る竜二。
そして溜まった郵便物からは、銀行などからの督促状がたっぷり出てきます。借金が大量にあった様子なのに、派手に買い物をしていたという由貴子。そして竜二も由貴子からの「探さないで」のメール1通で連絡が取れなくなったというのです。
また、少し前に誰かと電話しているときに「10年も前の秘密は忘れて」と言っていた、ということも聞かされます。
手がかりを求めて、由貴子の実家周辺を探す圭太。貧しかった由貴子の実家のアパートは、廃墟同然で誰も住んでおらず、近所の定食屋で由貴子の母親も孤独死したことを聞きます。
「由貴子が近所の高利貸しと一緒にいたところを見かけた」という情報をゲットした圭太。その高利貸しの元へ向かうと、高利貸しからも「由貴子はやばい」と聞かされます。なんと高利貸しに1,000万円もの借金を申し込んでいたというのです。
その上、購入したという高級車は実はレンタカーで、タワーマンションの所有権もとっくに売り払っていると知らされます。
混乱する圭太が帰宅すると、真衣と菜七子が待っていました。真衣は瞳が「翼さんになら何でも相談できる」「お父さんは秘密を隠している」と言っていたことを教えてくれたのでした。「翼さん」とは瞳のSNSに投稿されていた謎の若い男・伊達翼（松村北斗さん）の様子。
一方、瞳はどこかの鍵をかけた部屋に監禁されており、監視役の二本松謙一（遠藤雄弥さん）に「逃げ出せば母と父が危ない」と脅されています。
竜二は、帝都建設株式会社の経営戦略室長を務めていますが、なぜか社長の長沼豊（佐野史郎さん）から由貴子探しを命じられています。最近、帝都建設株式会社では、社員が現場で飛び降り自殺をするという事件がおきたばかり。そして「由貴子は多く知り過ぎた」と語る長沼。一体、由貴子がどう絡んでいるのでしょうか？
タイムリミットが迫る中、由貴子を探し回る圭太。ついに由貴子本人から電話がかかってきます。由貴子は瞳が誘拐されたと聞いて、動揺したようですが、犯人の見当はついている様子。が、「圭太には関係ないので自分に任せてほしい」と圭太を諭します。
しかし圭太は、由貴子がただならぬ事態に巻き込まれていることを察知。「由貴子の持つ秘密を話してほしい」と訴えるのでした。
ハラハラドキドキして目が離せないSNS
SNSでも話題だった『10の秘密』。Twitter上では「1話から怒涛の展開で目が離せない！」「ハラハラドキドキしっぱなし」「謎だらけでみんなが怪しく見えちゃう」といった声がたくさん投稿されていました。
また、向井さんのパパっぷりに「エプロン姿の向井さんがたまらない」「5歳に翻弄される向井パパ、よい」という声が巻き起こり、最終的には「こんなパパがいる瞳がうらやましすぎる」という投稿も（笑）。
ヘルメット&作業服、スーツ、部屋着まで、いろいろな衣装の向井さんを堪能することができて、視聴者も大いに楽しんだようです。
さらに、CDデビューを控えたSixTONESの松村北斗さんが伊達翼役で出演しているということで、ファンの期待が高まっていたのですが、第1話ではSNSに投稿された動画内でチラリと映っただけ。「こんな弾き語りされたらたまらないでしょ」「生翼を待っています」といった投稿も見られましたよ。
ピアノの演技指導とジャズ曲の楽曲提供は、ピアニストで作曲家の小畑貴裕さんということで本格的。1話では一瞬しか見られなかったので、長めのピアノ演奏を期待したいですね。
それでは、カンテレさんの協力のもと、気になる第2話のあらすじをご紹介します！
犯人が提示したタイムリミットが迫る！第２話あらすじ
由貴子（仲間由紀恵さん）と電話で話すうちに、仕事上のトラブルでは片づけられない、ただならぬ事態に巻き込まれていることを察知した圭太（向井理さん）。「10年前の、あの秘密と関係があるのか？」と、圭太と由貴子がこれまで胸の内にしまっていた過去こそが、事件の発端なのではないかと問いただします。
電話中に由貴子が自分の目に見える範囲にいることに気づいた圭太。しかし次の瞬間、同じく由貴子を探していた竜二（渡部篤郎さん）が現れ、由貴子は動揺し逃げ出してしまいます。
一方、幼なじみの菜七子（仲里依紗さん）から、娘の瞳（山田杏奈さん）が誘拐された当日に、ピアニストの翼（松村北斗さん）と会う約束をしていたことを聞かされる圭太。瞳の誘拐に翼が関係しているとにらんだ圭太は、翼を見つけ出すため、菜七子の証言をもとに繁華街を探します。
ジャズバーでピアノを弾く翼を発見しますが、圭太に声をかけられた翼は、突然走って逃げ出してしまうのでした。
タイムリミットが迫るなか、圭太は娘を救い出すためにどんな行動をとるのでしょうか？
「秘密」という言葉を聞くたびに、圭太の脳裏によぎる火災の光景。「秘密を隠し通せるかどうか、その覚悟があるか、隠しきれない秘密が一番罪深い」という由貴子の言葉。
どうやら、カギはふたりが持っている「秘密」にあるようです。由貴子は一体、誰に追われているのでしょうか？ 謎が謎を呼び、秘密によって人間関係がどんどん変化していく上質なサスペンス『10の秘密』。気になる物語の詳細は、本放送でチェックしてくださいね。
番組詳細
- 10の秘密
- 1月21日午後9時スタート予定 カンテレ・フジテレビ系
