ファッション誌『Oggi』の人気連載で、写真家・映画監督の蜷川実花さんが撮り下ろしてきた、怪しく美しい色男たち。その圧倒的な「オトコの美」が詰まった待望の単行本、写真集『悪い男』が2020年2月12日(水)に発売されます。

具体的なシチュエーションに思わず現実逃避して妄想!

第一線の舞台で活躍するオトコたちを被写体に、女性目線でつくり上げられたこの写真集には、女性の憧れのシチュエーションばかりが詰まっています。

「もしも坂口健太郎が同僚だったら」「もしもひとりで訪れた水族館で、たまたま隣に立っていたのが菅田将暉だったら」「もしも土曜日の夕暮れのバーで、佐々木蔵之介と待ち合わせをしたら」などなど。

極めて特定された、具体的なテーマ設定で撮影されているため、現実に投影してストーリーが想像しやすく、思わず照れ笑いしてしまいそう!

26人にも及ぶ錚々たる『悪い男』たちは、こちらの方々。

坂口健太郎 「愛想がいい男」
菅田将暉 「横顔が美しい男」
佐々木蔵之介 「隙のない男」
三浦翔平 「至近距離の男」
千葉雄大 「“わかっている”男」
福士蒼汰 「翻弄する男」
永山絢斗 「支配する男」
JUNHO from 2PM 「スターな男」
長谷川博己 「観察する男」
瀬戸康史 「見つめる男」
竜星 涼 「不落の男」
北村一輝 「ほほえむ男」
成田 凌 「甘やかし上手な男」
高杉真宙 「集中する男」
iKON 「隠さない男」
中村倫也 「懐に入る男」
片寄涼太 GENERATIONS from EXILE TRIBE 「プリンスな男」
永山瑛太 「永遠の男」
松坂桃李 「許す男」
斎藤工 「侵犯する男」

※掲載順

旬なあの人が、どんな表情を見せてくれているのか? ファンでなくても妄想が膨らんでしまいます。

未公開カット掲載の撮り下ろしゲスト、永山瑛太さん、松坂桃李さん、斎藤工さんの3人からメッセージ

写真集の出演者である3人から、蜷川実花さん、読者の皆さんへ向けたメッセージをご紹介します。

■1:見透かされるような視線と挑発的な指先!永山瑛太さん「永遠の男」

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Oggi2月号掲載、撮影/蜷川実花

「蜷川実花さんとは、この『悪い男』の撮影の前に他の雑誌で10年越しに再会したばかり。こんなに近い間に撮影が続くのは、今が“そういう時期”なんだ、ということを思わずにはいられなかった。ふだんから、蜷川さんのいろんな作品、ご活躍、お仕事を拝見する際に、蜷川さんがそのときどういうことを考えているかを垣間見る。
そういうところで、ちょうど今、面白いことが一緒にできるんじゃないかと。

今回すごく面白いと思えたのは『悪い男』というテーマだ。僕が考える『悪い男』を蜷川さんに写真として伝えてもらう。なんて楽しい遊戯なんだろう」(永山瑛太さん)

■2:タキシードと、惚けた表情のギャップ!松坂桃李さん「許す男」

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Oggi3月号掲載、撮影/蜷川実花

「蜷川実花さんと初めてお会いしたのは約8年前。知り合って随分と経ちますが、撮影していただいたのは今回の
『悪い男』を含めてたった2回だけなんです。『すごくお久しぶり!』という感じはしませんでしたが、1カット目、いちばん最初のシャッターを切る瞬間はとても緊張しました。『はじめまして』は勢いで乗り切れる部分が
あるかもしないけれど、8年経って『変わらないね』じゃ、まずいじゃないですか。

会わない間に容姿はもちろん考え方も変わっているし、それが現れているかもしれない。感性の鋭い蜷川さんには、そうやって抱いている不安を見透かされているかも、と、思って焦ったり。そんなことをひっくるめて、大変緊張した8年越しの1カット目でした。蜷川さんにはどう映っているのかな」(松坂桃李さん)

■3:憧れの日常を覆すタイトルにゾクッ!斎藤 工さん「侵犯する男」

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Oggi4月号掲載予定、撮影/蜷川実花

「今回の撮影は“一緒に朝食を食べている”という設定でしたが、実は以前、実花さんと僕は『こういうことをしてみたら化学反応が起きるかもね?』と、本当に実践していた時期があったんです。クリエイター同士の試みとして始めたことではあったのですが、そこで見た実花さんがスピーディにお子さんや僕に朝食を作っている姿『母、蜷川実花の現実』を、そのとき僕はとても素敵だと思っていました。

実花さんの現場は『よーいスタート』というわかりやすい区切りがなく、日常と撮影本番の“非日常”の境があまりない。なめらかなグラデーションなんです。だから、その現場の設定と日常の自分を限りなく近づけておかないといけない。いつ撮られても嘘がないようにしないといけない。こちらが説明をしなくても、被写体の、その現場に来るまでの前後までくみ取って見えてしまう、というところは、実花さんのすごい才能のひとつだと思っています。この連載も、そんな実花さんだからこそ捉えている、僕の姿が映っているかもしれません」(斎藤 工さん)

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写真『悪い男』撮影/蜷川実花 本体¥2,700(税抜)

写真集のカバーは、水滴のついたグラスを優しく握る指先。男性の色気が集約されるパーツ、と感じる女性も多いですが、赤いライトに照らされ怪しく光る、手入れの行き届いたネイルは、クラクラするほどのオーラ!女性のフェティッシュな欲望を満たします。

写真集発売を記念し、先行フォトギャラリーを開催!

本書の発売を記念し、収録写真の一部が見られるイベント、『悪い男』発売記念フォトギャラリーが開催されます。ぜひドキドキを味わいに、足を運んでみてはいかがでしょうか?

<フォトギャラリー詳細>

  • 会期/2020年2月8日(土)~2月17日(月) 10:00~22:00
    会場/HMV&BOOKS SHIBUYA 6階ポップアップスペース
    電話:03-5784-3270
  • 住所/渋谷区神南1-21-3 渋谷modi内

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蜷川実花さん
写真家、映画監督
(にながわ・みか)木村伊兵衛写真賞ほか数々の写真賞を受賞。映画『さくらん』、『ヘルタースケルター』、『Diner ダイナー』、『人間失格 太宰治と3人の女たち』、Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』を監督するなど、映像作品も多く手がける。2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事。
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この記事の執筆者
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WRITING :
神田朝子