40代から50代の大人女性のための秋服コーデを、雑誌『Precious』から集めました。トレンドのジャケットやコートなどのアウターを上品に着こなしたコーデや、スカートスタイル、パンツスタイル別の着こなしなど、ワンランク上のファッションを参考に、秋冬のおしゃれを楽しんでみてください。
【目次】
ジャケットやコートなど、トレンドアウターが主役の秋冬コーデ
【1】チョコブラウンノーカラージャケット×黒ニット×チョコブラウンパンツ
仕立てのよいチョコブラウンのノーカラージャケットと足首がちらりとのぞく細身パンツは、旬のベーシックアイテム。洋服はシックな色で統一しつつ、レオパード柄のカーフヘアバッグで外し、スーツを着なれた大人の余裕を感じさせて。さらに、バッグの色使いとリンクしたストールやパンプスで、奥行きのある着こなしを意識。
【2】ネイビーピーコート×白ニット×デニムパンツ
ゴールドのボタンが煌きらめくネイビーのピーコートを、デニムと白タートルネックニットに合わせた、マリンスタイル。オーセンティックでもありきたりに見せないのが、ゴールドのボタンで華麗に更新されたコートの存在感。往年の女優のような美貌を演出するスカーフとバッグの色をリンクさせて、品よく遊ぶのもおしゃれの腕の見せどころ!
【3】黒ライダースジャケット×黒ニット×シナモンオレンジスカート
しなやかなラムレザーのジャケットに、シナモンオレンジのプリーツスカートを合わせたお仕事スタイル。ポインテッド靴、チェーンバッグで辛口なエッセンスを添えて。
【4】ネイビージャケットコート×スモーキーブルーニット×ライトグレーパンツ
シーンを問わず着られるネイビーのジャケットコートは、エクストラファインウールとアンゴラ混紡のダブルフェース。ピーコート風のダブルブレストで、着こなしの幅も広く愛用できます。顔映りを明るくするスモーキーブルのタートルネックニットに、淡グレーのパンツを合わせて颯爽と。
【5】カーキジャケット×白Tシャツ×黒スカート
90cm角の上質なシルク素材、大人仕様のシルクバンダナを白Tシャツに「コンパクト巻き」したスタイリング。このテクニックさえあれば、白Tシャツ×カジュアルアウターもリッチに見せられます。
【6】チェックテーラードジャケット×サックスブルーブラウス×ベージュパンツ
主役のテーラードジャケットは、ブラウン系を基調にした英国調チェック。ビッグなボックスシルエットが2019年秋冬の気分です。女性らしく優しく見せるために、チェックのなかの1色=サックスブルーのブラウス×上品ベージュのパンツで、全体を明るいトーンに仕上げれば、こなれた印象の着こなしに。ウエストINのきちんと感を強調する太ベルトで、スタイルアップを計るのがポイント。
【7】ライトベージュジャケット×白ニット×黒キュロットパンツ
極上ウールだからかなう、リッチな淡ベージュが新鮮なマックスマーラのジャケット。ヒップを覆う長めの丈を、コート感覚で颯爽と着たい。プリーツが入ったキュロットパンツには、ロングブーツで足元をつなげて。このカジュアルなこなれ感が、ジャケットの鮮度を上げます。
【8】ベージュトレンチコート×黒ワンピース
ハリのあるゴム引きコットン「マッキントッシュ・クロス」仕立ての細身トレンチは、前を開けて着ても端正な雰囲気。歩くたびにのぞくレオパード柄が、シンプルエレガントなワンピースを表情豊かに彩って。
【9】チャコールグレーチェスターコート×デニムシャツ×デニムパンツ
完成度の高いチェスターコートを一着もっておけば、あらゆる流行を超えて頼れる存在となります。写真のようにデニムのカジュアルな装いを格上げするだけでなく、オンタイムには信頼感を授けてくれます。このコートは黒に限りなく近いチャコールグレーを選ぶと、黒よりコーディネートの幅が広がります。
【10】キャメル&グレーウールコート×黒ニット×黒パンツ
キャメル&グレーという正統派ベーシックに欠かせない2カラーを、両面で楽しめるウールコートに、内側をシンプルに黒でまとめた幸せオーラを放つスタイリング。襟やそでからもう1色がのぞく配色からも、センスのよさを感じさせます。黒のローファーをスティックパンツに合わせた、オードリー・ヘップバーン風スタイルの最新版。
【11】白ダウンコート×黒ニット×黒パンツ
活動的に過ごす日は、動きやすくてかっこいいアスレジャースタイルが気分! 若い世代ならポップな配色を楽しむところ、シックにまとめるのが大人の流儀。白のダウンが主役のモノトーンを基本に、オフ白のバッグやグレージュのムートングローブでさりげなく表情豊かに。
【12】モカベージュムートンコート×チョコブラウンニット×白パンツ
たっぷりとした着丈のムートンコートに包まれる、幸福な温もりに癒やされて。密な毛並みが上質さを物語る、モカベージュのムートンコートは、リラックス感が香るガウンタイプ。チョコ茶のタートルニットで流行をおさえつつ白のパンツとスニーカーで、透明感を添えるのが「素敵」の秘密。
【13】ライトグレーダッフルコート×黒ニット×黒パンツ
澄んだモード感が香るライトグレーのダッフルコートで、端麗シンプルなパンツ×ニットスタイルに、ひとさじのリラックス感を加えたコーディネート。襟元のカットソーとと足元の靴に白を効かせたモノトーンの着こなしに、ライトグレーのコートを合わせて、クールなだけでない、大人の奥深い美意識を感じさせて。
【14】キャメル&ベージュニットポンチョ×ブラウンニット×デニムパンツ
「遠め美人」を目指すなら、動くたび、華やいだムードを放つポンチョも要チェック。キャメル×ベージュのニットポンチョは歩くたびにすそが揺れ、見た目に色の分量感が変わるのも躍動的。ウール、カシミヤベースの豊かな風合いもいい。
タートルネックニットとデニムのシンプルな着こなしに、ポンチョをはおっただけでこの存在感!
「このポンチョ、躍動感がありますね! 大人の女性を生き生きと見せる一着です。小物はポンチョとリンクするブラウン系で統一すると、こなれた印象に」(スタイリスト・大西真理子さん)
【15】白ケープ×白パンツ
冬の街でひときわ映える、白の着こなし。濃い色の小物をトッピングして、モダンなアクセントの効いたブラウンバッグを投入したら、上品な着こなしが断然今っぽく、軽やかに映ります。
【16】バーガンディダッフルコート×チャコールグレーニット×チャコールグレーパンツ
「鮮やかなバーガンディ色のダッフルコートを投入する日は、ほかのアイテムはあえてベーシックカラーに抑えて」(スタイリスト・大西真理子さん)。
相性のいいチャコールグレーでまとめると、華やかな色が際立って、上品で着映えるカジュアルに。街で「生き生きした人」という印象を与える、きれい色コートを主役にしたコーディネートです。
【17】ブラウンオーバーサイズコート×ライトグレーニット×グレーパンツ
無地のオーバーサイズの布帛コートには、テイストに主張のあるベルトの投入も効果的。やわらかなウールコートが、太ベルトで辛口なモード感をまとって。
【18】ベージュチェスターコート×黒ニットばつブラウンパンツ
年齢につれ増える、首元がもたついて寸詰まりに見えるという悩み。チェスタータイプのコートなら、細めの襟でシュッとしたVゾーンをつくりネックラインをすっきり演出。エッジのきいた肩のラインも、大人のまろやかさをスマートに補正。波打つような風合いに上質感があふれるカシミヤ素材のコートがつくる、つかずはなれずのIラインのシルエットは、まとうだけですらりとした印象に導きます。
【19】キャメルショールカラーコート×黒ニット×ブラウンパンツ
ゆったりした折り返しが優雅なショールカラーコートは、胸元のVシルエットやすっきりした肩のラインが、さまざまな大人の体型悩みを解消。ストールのように自然に縦に流れるラインも、着やせを後押し。幅広の襟との対比で小顔効果も。
【20】トマトレッドコート×黒ニット×キャメルスカート
黒×キャメルの定番配色に、鮮やかなトマトレッドのコートを加えて特別感を演出した、ディナースタイル。バッグや靴、ピアスは黒でリンクさせてシックに。
トレンドのスカートを使った秋冬コーデ
【1】オレンジロングタイトスカート×ネイビーブラウス
華やかなブラウスに、辛口ロングスカートを合わせ、甘く見せずに女らしさを強調したスタイリング。たっぷりしたギャザーのボリュームあるそでが、さりげないしぐさを、優しく、魅力的に見せます。ネイビー×オレンジのメリハリ配色も大人好み。
華やぎブラウスに合わせるボトムはシンプルな辛口に徹し、タックインでウエスト周りをきりっと。足元は華奢な先細パンプスで、華ブラウスとの美バランスをキープするのが着こなしの秘訣です。
【2】ライトグレージュティアードスカート×グレージュニット
凝った模様編みが楽しいグレージュのアランニットは、リッチアウターに上品な陰影を添えるだけでなく、アウターオフしても絵になる優秀アイテム。ライトグレージュのティアードスカート、エクリュのカシミヤストールを合わせて、繊細なグラデーションを表現。甘さ控えめのフェミニンスタイルで、洗練を知る大人のセンスを感じさせて。
【3】グレーロングハイウエストスカート×黒ニット
揺れる華やぎロングスカートで、黒ベースの着こなしがドラマティックに。冬らしい暖かみのある素材も、優雅なムードを高めて。
「スカートにボリュームがあるぶん、トップスはコンパクトに。足元は、スカートの分量感に負けないブーツが好バランス」(スタイリスト・大西真理子さん)
【4】ベージュプリーツスカート×グレーツイードコート×黒ニット
ウエストがゆるやかにシェイプされたモノトーンツイードのコートから、ベージュのプリーツスカートが軽快にスイング。プリーツがコートの動きに寄り添い、計算された重ね着風に決まります。
【5】スモーキーブルータイトスカート×グレーコート×グレーニット
起毛感が心地いいアンゴラとウールの混紡コートに、細見タイトスカートを合わせた冬の装い。ほっそりとしたタイトスカートは、ボクシーなコートから出てもすっきり。グレーとスモーキーブルーのなじませ配色も洗練のポイント。
【6】ボタニカル柄スカート×パープルコート×パープルブラウス
黒のシルクツイル生地にグレーやグリーン、ブルーを用いて、絵画的なボタニカル柄をプリントしたスカートを主役にした冬スタイル。ウエスト部分の細やかなタックプリーツがつくる優美なドレープが、柄を程よくくずしてこなれた表情に。ブラウスとコートはモーヴカラー。シックにしてフレッシュな配色の妙味で、コンサバ印象だけに終わらない着こなしが完成。
【7】シナモンオレンジプリーツスカート×ブラウンニット
シナモンオレンジのスカートを主役に、スパイスカラーを組み合わせて、旬の着こなしを。シルクスカートの程よい光沢感が、ブラウン調でまとめた着こなしをまったり見せず、小粋に仕上げてくれます。
【8】黒チュールスカート×ライトベージュニット
おしゃれ心を刺激するチュールスカートを休日に楽しむときには、ざっくりとしたニットを合わせて、リラックスした雰囲気に。斜め掛けしたマーク クロスのスクエアなバッグと、パールジュエリーのまろやかな雰囲気が、淡いベージュのニットのやわらかさとマッチ。
【9】キャメルフリンジスカート×黒ニット
ニット&スカートをいちばん新鮮に見せてくれるのが、ベルト使い。黒ニット×キャメルのスカートという永遠のベーシックを、鮮やかに更新できます。まずシンプルニットはパフスリーブで優雅に。スカートはフリンジで遊ぶミモレ丈。またゆったりロングブーツをのぞかせて最旬の足元を。そして仕上げはベルトマークで端正に。
【10】ブラウンレザースカート×アイスグレーコート×ブラウンニット
アイスグレーのムートンコートで、軽やかなラグジュアリー感を。寂しくなりがちなビターチョコ色のシンプルな着こなしを、アイスグレーのムートンコートでボリュームアップ。透明感のある華やぎが好印象の決め手に。
トレンドのパンツを使った秋冬コーデ
【1】スモーキーピンクパンツ×グレーコート××グレーニット
グレーのコートやニット、スカーフなど濃淡を重ねることで、ニュアンスや立体感を生み出したコーディネート。グレーのアクセントカラーには、冬の街中で映えるスモーキーピンクを選択。さらに「白スニーカーで抜け感を加えると、あか抜けます」(スタイリスト・大西真理子さん)
【2】マゼンタピンクパンツ×ライトベージュニット
ポジティブな気分を盛り上げる、PTのマゼンタピンクのパンツと、ざっくりしたタートルネックニットを合わせたスタイル。パキッと鮮やかなきれい色は、黒とも好相性。黒のハンサム靴やストールで、モダンに引き締めると、きれい色の装いが品よくまとまります。
【3】レッドパンツ×黒コート×ライトグレーニット
スポーティな黒のコートに、きれい色のパンツと白スニーカーを合わせた、休日用の上質カジュアル。赤・白などのコントラストカラーを効かせて、黒を生き生きと着こなして。
【4】ベージュワイドパンツ×ネイビーコート×黒ニット
ビッグシルエットのパンツと、ネイビーのトレンチコートという男前なアイテムに、女らしいタートルネックニットや黒パールのネックレスを合わせた、大人の品格を感じさせるマスキュリンスタイル。
【5】グレーワイドパンツ×黒カーディガン×黒ニット×白シャツ
黒タートルニットに白シャツをレイヤードし、グレーのワイドパンツを合わせたスマートカジュアル。カーディガンにはそでを通さず、無造作に肩に引っかけるのが気分。ワイドパンツに太ヒールのブーツを合わせて、颯爽とスタイリッシュに。
【6】ボルドータックパンツ×ブラウンブルゾン×ボルドーブラウス
妖艶なボルドーでつくる、スポーティなワントーンコーディネート。エコファーのフーデッドブルゾン×タックパンツ、とスポーツ気分満載なスタイリングです。濃厚な色とアクティブなテイストをつなぐのは、とろみブラウスやチェーンバッグなどのフェミニンアイテム。妖艶なミラノマダムに似合う、鮮度の高いカジュアルが完成します。
【7】ディープグリーンワイドパンツ×グリーンジャケット×カーキニット
カーキグリーンのジャケット×ブラウンがかったカーキのニット×オリーブグリーンのファースヌード×黒に近いディープグリーンのパンツ&斜めがけバッグで構成された、グリーンベースのワントーンコーディネート。
素材や発色によって微妙に異なるさまざまなグリーンを重ねて、深い森のようなワントーンが完成。
【8】白パンツ×ベージュコート×白ニット
トレンチコートとヒール靴で美人度を高めた白パンツスタイル。定番のトレンチコートこそ、やぼったくならないよう、バッグはコンパクト目に、コートの袖もたくしあげて抜け感を出すのがポイント。加えて、付け根からの先細り感でドラマティックなフォルムをつくるヒール靴が、優美な女性像を演出。
【9】レッドハイウエストパンツ×黒ブラウス
ほんのりと肌が透ける軽やかブラックブラウスと、遠目にも着映えるハイウエストパンツ。鮮やかな朱色のパンツは、着こなしに変化と大人のムードを加えてくれる、この秋重宝するアイテムです。しなやかなシルクの黒ブラウスとなら、強くなりすぎず、辛口なエレガンスが生まれます。
【10】グレーパンツ×ブラウントップス
今季注目のこっくりとしたブラウンは、濃いめグレーと好相性。コットンシルクでやわらかな雰囲気が宿るブラウンのトップスで、辛口なグレーのパンツに理想的なこなれ感を加えましょう。