1967年にわずか500台だけつくられた、木村伊兵衛も使っていたというライカ『M4』初のブラックペイント。それがマニアの間で珍重されるシリアルナンバー1181501〜1182000までのモデル、通称「1181番台」です。

特別なオーラを放つ、「1181」番台のブラックペイント

ライカのヴィンテージカメラ

●モデル名:『M4』 ●生産国:ドイツ ●生産年:1967年 ●価格相場:100万円~(2019年現在) ●入手方法:今や専門店に出ることはまれゆえ、オークションサイトを地道に覗くか、マニアたちとの交流を深めることが大切。 ●備考:「1181番台」は非常に入手困難だが、通常のブラックペイントモデルの『M4』なら比較的容易に入手できる。また現行品の『MP 0.72』にもブラックペイントが存在するため、初心者はここから始めるのもおすすめ。(富田拓朗氏私物)
●モデル名:『M4』 ●生産国:ドイツ ●生産年:1967年 ●価格相場:100万円~(2019年現在) ●入手方法:今や専門店に出ることはまれゆえ、オークションサイトを地道に覗くか、マニアたちとの交流を深めることが大切。 ●備考:「1181番台」は非常に入手困難だが、通常のブラックペイントモデルの『M4』なら比較的容易に入手できる。また現行品の『MP0.72』にもブラックペイントが存在するため、初心者はここから始めるのもおすすめ。(富田拓朗氏私物)

ファインダー切り替えレバーの根元に施されたカニ目……などなどその違いは多いが、なかでも特筆すべきは、しだいに表面が粒状に浮き上がってくる独特の塗りにあります。この質感と、ペイントが剝げ、剝き出しになった真鍮(しんちゅう)とのコントラストに取り憑かれた黒皮病(笑)のライカマニアは多数。

今やショップにはほとんど出てこない、貴重な個体です。ちなみに私は操作感の好みで、レバーは『M2』仕様に変更しています。(談・富田拓朗/「ソルフレア」取締役会長) 

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MEN'S Precious編集部 
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MEN'S Precious2020年冬号より
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