オールホワイトの着こなしを、ラグジュアリーファッション誌『Precious』からまとめてご紹介します。全身白のアイテムでまとめた着こなしは、おしゃれかつ品の良さをアピールできるので、大人の女性にこそふさわしいスタイル。

オールホワイトに差し色をプラスしたコーデや、オフォスでも映えるきれいめオールホワイトコーデ、パートナーとの外出にもおすすめのオールホワイトコーデなど、お手本となるスタイリング実例をまとめています。

【目次】

レディース冬のオールホワイトコーデ


【1】ホワイトファーコート×ホワイトカットソー×ホワイトパンツ

コート(アクリスジャパン〈アクリス〉)、カットソー・パンツ・ボッテガ・ヴェネタのバッグ・靴(スタイリスト私物) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious1月号』小学館、2020年
コート(アクリスジャパン〈アクリス〉)、カットソー・パンツ・ボッテガ・ヴェネタのバッグ・靴(スタイリスト私物) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious1月号』小学館、2020年

「真冬に白のコートを着る。その華やかで粋なおしゃれは、以前から挑戦したかったテーマのひとつ。そこで今季出合ったのが、上質なキャメルヘアをファーのように仕上げたアクリスのテディコートです。モコモコとしたカジュアルな質感と上品なシルエットが相まった、華美になりすぎないこなれた雰囲気が魅力。抜け感のある白いコートなので、インナーも小物も白にまとめて、上質なワントーンコーディネートで着こなしたいですね」(スタイリスト・青木貴子さん)

【2】ホワイトカーディガン×ホワイトプルオーバー×ホワイトパンツ

カーディガン・プルオーバー・付け襟・パンツ・バッグ(三崎商事〈エルミダ〉)、その他/私物 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2019年
カーディガン・プルオーバー・付け襟・パンツ・バッグ(三崎商事〈エルミダ〉)、その他/私物 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2019年

アイシーな色を重ねた、ワントーンのパンツコーデです。ホワイトカシミヤの贅沢さをリブ編みのロングカーディガンとプルオーバーで満喫! さらに、スワロフスキー・クリスタルとパールをちりばめた付け襟で、顔周りに美人オーラを授ける一方、優雅なワイドパンツ、大人かわいいファーストラップ付きバッグを投入。遠目にもはっと目を引く、ホワイトグラデーションの着こなしです。

【3】ホワイトコート×ホワイトニット×ホワイトパンツ

ニット/Precious創刊15周年記念コラボ商品・コート・パンツ(ブルネロ クチネリ ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious12月号』小学館、2019年
ニット/Precious創刊15周年記念コラボ商品・コート・パンツ(ブルネロ クチネリ ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious12月号』小学館、2019年

ニットとコートも贅沢なカシミヤを選び、ラグジュアリーな温もりとムードを堪能したいホワイトスタイル。コートもパンツもぴったりめにせず、エッグシェイプのシルエットをつくることで、やわらかな女性らしさが漂って。

【4】ホワイトブルゾン×ホワイトニット×ホワイトパンツ

ニット/Precious創刊15周年記念コラボ商品・ブルゾン・パンツ・ストール・バッグ・靴・帽子(ブルネロ クチネリ ジャパン)、サングラス/私物 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2019年
ニット/Precious創刊15周年記念コラボ商品・ブルゾン・パンツ・ストール・バッグ・靴・帽子(ブルネロ クチネリ ジャパン)、サングラス/私物 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious12月号』小学館、2019年

冬のリッチホワイトの着こなしを実現したスタイリング。夏の白Tシャツのように、スエット感覚で気軽に着こなしたい白の深Vニットの上には、カシミヤやモヘア、シルクの意匠糸のほか、スパンコールを撚(よ)ったコットン糸を用い、シェブロン柄に編まれたジップアップブルゾンをはおって。さらに、スパンコールが輝くカシミヤシルクのダイヤモンドストールなど、小物もワントーンでなじませて華やかに。

【5】ホワイトコート×ホワイトニット×ホワイトパンツ

コート・タートルニット・パンツ・エコファーのバッグ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ピアス(アルテミス・ジョイエリ) グローブ/私物 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2019年
コート・タートルニット・パンツ・エコファーのバッグ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ピアス(アルテミス・ジョイエリ) グローブ/私物 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2019年

人気のマックスマーラのテディベアコートに、薄手の白タートルニットときれいめパンツを白で合わせた、白のワントーンコーデ。オーバーシルエットがモード感を誘う、大人が着られる極上の甘さにひと目惚れ。

【6】ホワイトコート×ホワイトブラウス×ホワイトスカート

コート・ブラウス・スカート・バッグ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ピアス・ネックレス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』小学館、2018年
コート・ブラウス・スカート・バッグ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ピアス・ネックレス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious12月号』小学館、2018年

肌にしっとりと吸い付く、アルパカ・ウールのホワイトコートは、これ以上ないほどの品格が漂います。シルクブラウスやウールのスカートも同トーンの白でまとめて、冬に映えるクリーミー配色を実現。主役のアウターは’80年代のマックスマーラのコートに用いられていた、素材を縮絨して保温性を高める「ビーバー仕上げ」を採用しています。

【7】ホワイトカーディガン×ホワイトニット×ホワイトパンツ

ニットカーディガン(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ノースリーブニット(アクリスジャパン〈アクリス〉)、パンツ(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、スカーフ(スローン)、バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(トッズ・ジャパン)、サングラス(ミラリ ジャパン〈プラダ〉)、靴(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2018年
ニットカーディガン(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ノースリーブニット(アクリスジャパン〈アクリス〉)、パンツ(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、スカーフ(スローン)、バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(トッズ・ジャパン)、サングラス(ミラリ ジャパン〈プラダ〉)、靴(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2018年

休日のドライブを楽しむ日を想定したコーディネート。ホワイトで上下まとめたら、襟元にポイントづくりを。ブラウン系のスカーフを細く折り、タートルネックのようにくるくると首元に巻きつけて。

【8】ホワイトツイードコート×ホワイトツイードワンピース

コート・ワンピース(アオイ〈ポールカ〉)、ピアス(アルテミス・ジョイエリ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2019年
コート・ワンピース(アオイ〈ポールカ〉)、ピアス(アルテミス・ジョイエリ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2019年

ふっくらとボリュームのあるホワイト糸をベースにシルバーラメが煌めきを添えるブークレツイードは、一枚で圧倒的な華やかさ。さらにおそろいのコートを合わせれば、たとえばパリのマダムのように、どんなシーンでも堂々とふるまえるレディの風格が漂って。ワンピースは、ショートスリーブに、ストンとしたひざ丈のボックスシルエット。ロングブーツと合わせて、旬の着こなしを楽しみたい。

【9】ホワイトジャケット×ホワイトカットソー×ホワイトパンツ

撮影/©AFLO BY:『Precious12月号』小学館、2018年 撮影/©AFLO BY:『Precious12月号』小学館、2018年
撮影/©AFLO BY:『Precious12月号』小学館、2018年 撮影/©AFLO BY:『Precious12月号』小学館、2018年

N.Y.で開かれたアナ・ウィンターのホームパーティに参加した、ヴィクトリア・ベッカムのスタリング。ジャケット×パンツでクールな装いに。光沢のあるサテン地のパンツをベースにした、オールホワイトの着こなしは、夜のシーンでこれ以上ないほど映えます。

差し色をプラスしたオールホワイトコーデ


【1】オールホワイトコーデ×ブラウン

コート・ブラウス・パンツ(アクリスジャパン〈アクリス〉)、マフラー(リーミルズ エージェンシー〈ジョンストンズ〉)、手袋(エリオポール代官山〈ガラ グローブ〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロブラニク〉) 撮影/唐澤光也(RED POINT) BY:『Precious11月号』小学館、2019年
コート・ブラウス・パンツ(アクリスジャパン〈アクリス〉)、マフラー(リーミルズ エージェンシー〈ジョンストンズ〉)、手袋(エリオポール代官山〈ガラ グローブ〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロブラニク〉) 撮影/唐澤光也(RED POINT) BY:『Precious11月号』小学館、2019年

ソフトな白の装いに、ジミー チュウの最新ロゴバッグなど茶系バッグ・チャンキーヒール靴・手袋・マフラーでコクを演出した、白〜ブラウンへのグラデーションコーディネート。

【2】オールホワイトコーデ×レンガ色

マックスマーラのコート・パンツ・スポーツマックスのニット(マックスマーラ ジャパン)、グローブ/私物 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年
マックスマーラのコート・パンツ・スポーツマックスのニット(マックスマーラ ジャパン)、グローブ/私物 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious1月号』小学館、2019年

真っ白な雪の世界のなかで、クリーミーホワイトのコートはさらに存在感を増して。アルパカ、ウール、シルクが入ったコートのふんわりエアリーな質感は、ファーにも勝るリッチ感が。たっぷりボリュームあるシルエットが体を包み込み、袖のフリンジが遊び心を発揮します。

【3】オールホワイトコーデ×ピンクコーラル×ピンクゴールド

ノーカラーのロングカーディガン・ボリュームネックのプルオーバー・パンツ(ザ・ロウ・ジャパン)、リング・バングル(髙會堂六本木〈フェデリーコ・ブチェラッティ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2019年
ノーカラーのロングカーディガン・ボリュームネックのプルオーバー・パンツ(ザ・ロウ・ジャパン)、リング・バングル(髙會堂六本木〈フェデリーコ・ブチェラッティ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2019年

しなやかに躍動するハイゲージのロングカーディガンとプルオーバーを重レ イヤードね着。エアリーな雰囲気を大切に、リッチ感を加速させるのが、肌なじみのいいピンクコーラルやピンクゴールドのボリュームリング。精緻な刻み細工やダイヤモンドが、ピュア&シンプルな着こなしに、輝きと陰影という特別な個性を授けて。

【4】オールホワイトコーデ×ブラウン

ケープ(ブラミンク)、パンツ(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、ストール(プレインピープル青山〈オール ナチュラルベーシック〉)、リング(ヌキテパ 青山店〈ウパラ〉)、ブーツ(Theory luxe)、バッグ(ユグランス〈ヴァネッサブリューノ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious2月号』小学館、2020年
ケープ(ブラミンク)、パンツ(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、ストール(プレインピープル青山〈オール ナチュラルベーシック〉)、リング(ヌキテパ 青山店〈ウパラ〉)、ブーツ(Theory luxe)、バッグ(ユグランス〈ヴァネッサブリューノ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious2月号』小学館、2020年

冬の街でひときわ映える、白の着こなし。濃い色の小物をトッピングして、モダンなアクセントの効いたブラウンバッグを投入したら、上品な着こなしが断然今っぽく、軽やかに映ります。

【5】オールホワイトコーデ×プリント×ピンクベージュ×ベージュ

ジャケット・パンツ/ともに店舗限定(Theory luxe)、ブラウス(ドゥロワー 丸の内店〈ティー マット マサキ パリ〉)、サングラス(アイヴァン 7285 トウキョウ)、バングル(バーニーズ ニューヨーク〈ソフィー ブハイ〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZASI X)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
ジャケット・パンツ/ともに店舗限定(Theory luxe)、ブラウス(ドゥロワー 丸の内店〈ティー マット マサキ パリ〉)、サングラス(アイヴァン 7285 トウキョウ)、バングル(バーニーズ ニューヨーク〈ソフィー ブハイ〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZASIX)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

コンパクトな肩幅やそで周りが、ロングシルエットのジャケットをすっきりと印象づける、オフホワイトのセットアップ。薄手のウールストレッチ素材で落ち感がよく、体にしなやかに沿うのはThery Luxeならでは。上下白こそ、プリントのブラウスやサングラスなどで、奥深さを漂わせるのが成功の鍵。

レディース冬のオールホワイトコーデの関連記事