1926年にロンドン・ジャーミンストリートに靴店をオープン(現在の同地ショップは1938年に移転したもの)して以来、90数年ぶりの2号店、しかも海外初出店という事実は、この店がいかに特別かを物語る。
高級紳士靴の生産地として世界的に知られる英国・ノーサンプトンの中でも最古といわれ、1989年からプリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ王太子)よりロイヤルワラントを下賜されているシューズメーカー「トリッカーズ」。
英国らしさを感じさせる1足
日本では、丸みある木型を使い、大柄なブローグを配した「カントリーブーツ」がよく知られているが、そうした野外活動用の靴を起源とするラギッド&カジュアルなモデルだけでなく、ドレスシューズや、いわゆるチャーチルスリッパ(ルームシューズ)などまで、同社は幅広く手がけている。そして、この「トリッカーズ青山店」にはそれらの靴が総合的にそろえられている。店内はジャーミンストリートのショップを踏襲した壁面収納など、ごくクラシックな意匠が盛り込まれ、「古きよき英国の靴店」の趣だ。
注目は今回改めて本格的に展開されるタウンシューズ。普遍的ながらどこか素朴なたたずまいの靴は、むしろ新鮮に映る。また、日本向けにソールにラバーを配したチャーチルスリッパやサンダルなども展開されるという。
英国調を貫く「トリッカーズ青山店」
問い合わせ先
- トリッカーズ青山店 TEL:03-6805-1930
- 住所/東京都港区南青山5-4-27
※営業時間などの城砦はHPなどでご確認ください。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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