春の訪れを感じさせる今日この頃。白のシャツやブラウス、そしてTシャツなどが活躍する季節ですが、そんな装いに不可欠なのが透けない下着。「透けない色=ベージュ」というのが定説ですが、「ベージュだったらなんでもOKと思ったら大間違い」と注意を促すのが下着のプロであるランジェリーライターの川原好恵さん。では、どんな色を選ぶのが正解なのか? レクチャーしていただきましょう。
透けないベージュは肌色よりワントーンダークな色が正解!
「透けない色=ベージュ」という大原則に間違いはないのですが、注意したいのがそのトーン。自分の肌と同化して見えてしまうほどのベージュが見つかればベストではありますが、数えきれないほどある化粧品のファンデーションのなかから自分の肌色と合うものを選ぶのに悩むのと同様、下着でそれはなかなか難しいこと。
そんなときは「ワントーン濃い暗めのベージュ」を選ぶのが失敗しないコツ。色名では「モカ」や「ブラウン」といった名前がついている色の方がしっくり馴染むのです。白の服を重ねた時に下着が自然と肌に馴染んで透けにくくなるので、ぜひお試しを。
逆に、肌色より薄い明るめのベージュを選んでしまうと肌から下着が浮かび上がってしまい、透けやすいので要注意です。「ベージュ」という名の色名にはこのような薄くて明るいベージュも多くあるので、その色名に惑わされず、購入する際は肌に当てて確認した方が安心です。
ベージュだけでなくモカやブラウンもチェックして
では、実際にどんな色が透けにくいのか、タイプやアイテム別に川原さんがセレクト。今度の下着選びの参考にしてくださいね。
■1:ニュアンスのあるブラウンが醸し出す奥行きのあるエレガンス
「コニャック」と名付けられた、ニュアンスのあるブラウン。単色でありながら奥行きのあるエレガンスを感じさせるのは、伝統技術から生まれたフランス製レースをふんだんに使っているからこそ。バストメイク派はワイヤー入り3/4カップ、ナチュラルシルエットが好みならノンワイヤーブラと選べるのが嬉しい。ショーツはラインのあたりが気にならないタンガがおすすめ。
■2:リラックスタイムや白シャツ着用時にぴったりのコットンシルク
リラックスタイムにぴったりなのがコットン70%、シルク30%のオール天然素材のコットンシルクシリーズのソフトブラとショーツ。色名は「ダークブラウン 」で、伸縮性のあるリブ素材が身体に程よくフィットし、心地よいつけ心地と肌触りを約束します。
肌寒い日もある春先は長袖のインナーもまだまだ重宝。春らしい白シャツの下には、透けにくいブラウンの長袖インナーをこっそり仕込んで颯爽と!
■3:1年中オールマイティに活躍するシルク100%のキャッミソール
吸放湿性に優れ、保温性もあることから”天然のエアコン素材”と言われるシルク100%の「ブロンズ」キャミソール。1枚あれば年間通して活躍します。
ネックラインにストレッチサテンのパイピングを配したシンプルなデザインだから、胸元からチラリとのぞいても下着っぽさがありません。サイドには縫い目がないのでゴロつきもなく、シルエットもすっきり。
これで透けないベージュ、というよりもモカブラウン下着の選び方はマスターできたことと思います。お気に入りの透けない下着を見つけて、薄着になるこれからの季節のおしゃれを存分に楽しんでくださいね。
※掲載した商品は、すべて税抜価格です。
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- TEXT :
- 川原好恵さん ランジェリーライター
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- WRITING :
- 川原好恵
- EDIT :
- 石原あや乃