流行の発信地・渋谷には個性豊かな飲食店も数多存在し、日々新しい店が誕生しては、未知のおいしさを堪能させてくれます。バーについても例外ではなく、オーセンティックなバーから挑戦的な店まで、幅広くそろっているのがこの街の魅力。自分の好みや用途に合う1軒を見つけ、スマートに夜を楽しみましょう。
そこでこの記事では、渋谷にあるおすすめのバー・ワインバーをご紹介。プレステージなレストランの予約を得意とする『一休.comレストラン』にて口コミ高評価のお店と、料理人の顔が見えるグルメ・レストランサイト『ヒトサラ』でシェフが推薦するお店、ラグジュアリーメディア『Precious.jp』で取材したレストランの中から、計10軒を厳選しました。
【目次】
深夜・明け方まで営業
【1】タワーズバー「ベロビスト」／セルリアンタワー東急ホテル（40階）｜渋谷
「セルリアンタワー東急ホテル」の最上階にある「ベロビスト」。店名が意味するところは、スペイン語で「美しい眺望」。地上150mからの絶景を見渡す、同ホテルのメインバーです。
一面の窓からは、東京2大タワーを同時に眺望。ピアニストが奏でるジャズも、耳に心地よく響きます。ペアシートや個室など、シートもさまざま。刻一刻と色を変える東京の空を眺めながら、大人だけに許された、上質な時間が流れていきます。
バーテンダーの吉田茂樹さんは、世界大会における部門優勝の経験があるそうで、決勝作品のカクテルを楽しむこともできます。艶やかなカクテルは夜景にも匹敵するほど。オードブルやパスタ、魚・肉料理など、ホテルが誇る美食とともに、この美しい宵に酔わせてくれます。
夜が似合うバーですが、実は「アフタヌーンティーセット」などのティータイムプランも好評。時間とともに移りゆく東京の街を眺めながら、優雅な昼下がりを。
おすすめはディナープラン「【エクセレントプラン】全3品＋乾杯シャンパン＋2時間フリーフロー 6,957円」。構成の一例として、「オードブル4種」、「メイン（パスタ or 魚 or 肉料理）」、「チーズ or フルーツ or デザート」。乾杯のシャンパン1杯と、2時間のフリーフロー付き。
問い合わせ先
- タワーズバー「ベロビスト」／セルリアンタワー東急ホテル（40階）
- 営業時間／ティータイム 16:00～18:00、バータイム 18:00～25:00 土日祝／ティータイム 13:30～18:00
定休日／なし
予算／ディナー 8,000円～9,999円
席数／118席
喫煙可否／全面禁煙
TEL／03-3476-3398
住所／東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル 40F
タワーズバー「ベロビスト」／セルリアンタワー東急ホテル（40階） の詳細・Web予約はこちら ＞＞
【2】Dining Bar Aquavit（アクアヴィット）｜渋谷
宇田川交番や東急ハンズ渋谷店のほど近く。この賑やかなエリアに、そこだけ静かな時間の流れる、小さな隠れ家があります。
「生命の水」という意味のお酒の名を持つ「Dining Bar Aquavit（アクアヴィット）」。地下にある店内は薄暗く、いかにもバーらしい落ち着いたムード。カウンター越しに綺麗に並べられたお酒の数々も、それらしいしっとりした雰囲気を演出しています。祝日以外は、明け方4時まで営業。朝までゆったり腰を落ち着けて語り合える、そんな大人の空間です。
お酒は当然として、フードメニューもしっかり楽しめるのがこの店の魅力。とくに、国産小麦とモツァレラチーズからつくる自家製ピッツァやパスタが人気で、中でも蟹を丸々一杯使用した「渡り蟹のパスタ」はインパクトも抜群です。
温まりたい夜は、本場スイスのレシピに基づいた「本格チーズフォンデュ」を。グリュイエールチーズとエメンタールチーズを使ったこだわりの逸品で、野菜は有機のものを使用。フォンデュがメインの飲み放題付きコースなどもあり、お得に堪能できます。
おすすめはディナープラン「【ハートランド含ドリンク35種3時間飲み放題／渡り蟹のパスタコース 】黒毛和牛メイン、フォアグラ等全8品 5,000円」。
構成の一例として、「生ハム」、「旬の食材 オードブル盛り（本日のリエット・炙り帆立のケイパーマリネ・冷製鴨肉のハーブオイル・クミンサラダ など）」、「自家製バーニャカウダ」、「エスカルゴのオーブン焼き」、「フォアグラの西京漬けと旬のフルーツ ワンスプーン」、「黒毛和牛と生ウニ バルサミコライスと共に」、「渡り蟹のトマトソースパスタ」、「季節のフルーツジェラート」。ホップのハートランド含む、約35種のフリードリンク付き。
問い合わせ先
- Dining Bar Aquavit
- 営業時間／18:00～4:00 祝／18:00～24:00
定休日／日曜日
予算／ディナー 5,000円～5,999円
席数／35席
喫煙可否／全席喫煙可
TEL／03-3780-4456
住所／東京都渋谷区宇田川町31-4 シノダビルB1F
Dining Bar Aquavit の詳細・Web予約はこちら ＞＞
【3】シノワ 渋谷店｜渋谷
17世紀以降のヨーロッパで流行した、東洋趣味的な美術様式「シノワズリ」。老舗のワインバー「シノワ 渋谷店」で堪能できるのは、この「シノワズリ」の美しい世界観。東洋と西洋が調和する空間美に酔いしれながら、フレンチをベースとした和洋折衷の料理を楽しむことができます。
お店があるのは、渋谷駅ハチ公口より徒歩5分のビル8階。一歩足を踏み入れるとそこはもう別世界。ここが渋谷であることを忘れてしまうような、異空間が広がります。
店内を彩るのは、江戸から明治にかけての屏風や吊り灯籠、そしてルネ・ラリックの天吊り灯といったアールヌーボー期の調度。両者が融合するさまは華やかで、それでいてどこか懐かしく、不思議と心が落ち着くのを感じられるはず。
空間と呼応するように、料理もフレンチをベースとした、和洋折衷のスタイルになっています。たとえば人気のメニューは「和風フォアグラ丼」。合わせるワインは約800種と幅広く、グラスワインも豊富に用意されています。
昼は土日祝限定で「シャンパンブランチ」を提供。コース料理とともにグラスシャンパンを気軽に楽しめる、優雅な休日にうってつけのプランです。また夜は深夜2時まで営業（平日）。深夜までくつろげるので、2軒目としてもおすすめです。
おすすめはディナーコース「【一休限定コース】全4品＋グラスシャンパーニュ＆ワインペアリング6種 15,246円」。構成は、「オードブル（3品盛り合わせ）」、「メインディッシュ」、「お食事」、「デザート」。メインとデザートは数種から一品を選べるスタイルで、お食事には人気の「和風フォアグラ丼」が登場。グラスシャンパン1杯と、それぞれの料理に合わせたグラスワイン6種付き。
問い合わせ先
- シノワ 渋谷店
- 営業時間／18:00～2:00 土日祝／12:00～16:00 日祝／18:00～24:00
定休日／なし※年末年始を除く
予算／ランチ 6,000円～7,999円、ディナー 8,000円～9,999円
席数／60席
喫煙可否／全面禁煙
TEL／03-5457-2412
住所／東京都渋谷区宇田川町28-4 A2 Bldg.8F
【4】ABASQUE Itsas eta Mendi（アバスク イチャス エタ メンディ）｜渋谷
渋谷二丁目の交差点横に佇む「ABASQUE Itsas eta Mendi（アバスク イチャス エタ メンディ）」。通り過ぎてしまいそうなほど静かなその扉を開けると、そこには秘密基地を思わす大人たちの空間が…。
こちらで楽しめるのは、ちょっと珍しいフランス・バスク地方の料理。渋谷駅から少し離れた場所に位置する、隠れ家的なワインバーです。
バスク地方とはフランス南西部からスペイン北東部の国境周辺に広がる地域を指し、民族や言語的にも独自性を持つことで知られています。また、ピレネー山脈からの山の幸、大西洋からの海の幸と食材に恵まれているうえ、立地の関係上、流通も盛ん。ゆえに美食の地として名を馳せる地域でもあります。
代表的な料理の一例として「バカラオのピルピル」。塩鱈を低温のオリーブオイルでゆっくり火入れし、その鱈から出る旨みのエキスとオリーブオイルを乳化させたソースでいただく料理です。「ピルピル」という料理名は、調理の際、油がはねる音から来ているそう。
同店ではバスク地方産を中心に、フランス・スペインのワイン、約100種を用意。オーナーであるシニアソムリエと、ヨーロッパ各地の星付きレストランで研鑚を積んだシェフがタッグを組み、バスク料理とそれに合わせたワインのマリアージュを堪能させてくれます。
おすすめはディナーコース「【Irail コース】全8品＋ワインペアリング 11,000円」。内容の一例として、「タラの芽・オッソイラティ・生ハムのフリット」、「フランス産白アスパラガス サヨリ ピキオ カラスミパウダー」、「鴨フォアグラのポワレ 淡路島産玉葱フォンデュのトリュフ風味 マッシュルーム」、「バカラオのピルピルソース スペイン産リトルジェムレタス チョリソ」、「青森産鴨胸肉ロースト 下仁田ネギグリル くるみピュレ」、「イイダコ 菜の花 オリーヴのパエリア」、「フロマージュブランのムース 柑橘スープとコンポート」、「プティフール」。
問い合わせ先
- ABASQUE Itsas eta Mendi
- 営業時間／18:00～26:00 土日／12:00～15:00、18:00～23:00
定休日／月曜日及び月1回日曜（不定）
予算／ランチ 4,000円～4,999円、ディナー 8,000円～9,999円
席数／18席
喫煙可否／時間帯禁煙（22時以降のみ可能）
TEL／03-5468-8908
住所／東京都渋谷区渋谷2-12-11 松下ビル1F
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カラオケを楽しめる
【1】Casita Lounge（カシータ ラウンジ）｜渋谷・表参道
表参道駅より徒歩3分、ラ・ポルト青山の6階に入る「Casita Lounge（カシータ ラウンジ）」。人気イタリアン「カシータ」の３フロア上に位置する、カジュアルなバーラウンジです。
店内は一面ガラス張りで、窓の向こうには青山通りの夜景を一望。またVIPルームやカラオケルーム等、個室も併設されており、深夜2時までゆったりくつろぐことができます。
青山らしい上質な空間で、夜遅くまで気兼ねなくくつろげたら…そんなわがままを叶えてくれるのがこちらのお店。大人が集まる場所として理想のすべてがそろった、覚えておいて損はない1軒です。
食事は系列の「カシータ青山本店」、「みんなでごはん 青山食堂」からデリバリー可能。「カシータ青山本店」からは本格イタリアン、「青山食堂」からはフライドポテト、唐揚げなど、パーティーに欠かせないバラエティ豊かなメニューを取り寄せられます。
ワインをはじめとしたアルコール、ノンアルコール等、ドリンクも豊富にラインナップ。バーテンダーのつくる本格カクテルも楽しめます。
カラオケルームを予約するなら、ディナープラン「【一休特典】カラオケ付個室！一休からのご予約でモエ・エ・シャンドン1本プレゼント！二次会に最適プラン」を。パーティーを華やかに盛り上げる「モエ・エ・シャンドン」の特典付き。
問い合わせ先
- Casita Lounge
- 営業時間／20:00～26:00
定休日／なし
予算／ディナー 5,000円～5,999円
席数／35席（個室1室）
喫煙可否／分煙 ※喫煙スペースあり
TEL／03-5485-7353
住所／東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山 6F
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おすすめのワインバー
【1】ズーガンズー渋谷店｜渋谷・表参道
渋谷と表参道の中間あたりに位置する「ズーガンズー渋谷店」。オーストラリアとニュージーランドのワインを扱う、国内でも数少ない専門店です。地下にあるその店はいかにも隠れ家的。土壁で囲まれた空間はまるで洞窟のようで、独特の雰囲気に心くすぐられます。
同店ではオーストラリアとニュージーランドのワイン約100種を取りそろえ、グラスでも常時10種以上を提供。またビールやカクテルについても、オーストラリア産がラインナップ。
料理のおすすめは肉料理と魚料理。魚は石川県金沢港から直送される、新鮮な鮮魚を使用。またラムチョップはじめ、ワニ、カンガルーなど、ちょっと珍しい、オーストラリアならではの食材も味わえます。
おすすめはディナープラン「【スパーク含む3時間飲み放題】前菜3種盛やOZ産短角牛含む2種の肉を楽しむWメイン、リゾット等全7品 6,760円」。
構成の一例として、アミューズ「オーストラリア産 ローストした殻付きマカダミアナッツ」、前菜「前菜3種の盛り合わせ（金沢産 鮮魚のカルパッチョ・サンダニエーレ産 プロシュート・自家製レバームースなど）」、サラダ「季節の野菜チップスを添えたオリジナルドレッシングのグリーンサラダ」、リゾット「たっぷりパルミジャーノのチーズリゾット」、ダブルメイン「鶏モモ肉のガーリックコンフィ・OZ Beef 短角牛ささみ（赤身）のタリアータ」、デザート「本日のプティデザート」。オーストラリア産スパークリングワインをはじめとする、3時間のフリードリンク付き。
問い合わせ先
- ズーガンズー渋谷店
- 営業時間／17:00～23:30
定休日／日祝
予算／ディナー 4,000円～4,999円
席数／30席（個室1室）
喫煙可否／全面禁煙 ※店舗入口に喫煙スペースあり
TEL／03-3400-1496
住所／東京都渋谷区渋谷2-9-11 青山シティービルB1
その他、おしゃれなバー
【1】ミネバル｜神泉
渋谷の喧騒を一歩抜けた神泉より、スペイン料理の名店「ミネバル」をご紹介。まず心をくすぐられるのが、地下に潜む、その隠れ家的な佇まい。スペインバルといえば賑やかな空間をイメージしますが、こちらの店はそれらと一線を画す、落ち着いた雰囲気が魅力的。高天井が演出するゆったりしたムードの中、本格スペイン料理をワインとともにじっくり堪能することができます。
カウンター席で一人美味に酔いしれたり、テーブル席でパートナーと豊かな時間を過ごしたり…また個室もあるので、グループの集まりにもおすすめです。
たとえば津軽鶏や松坂豚を使ったソーセージ・ハムなど、洗練された料理はすべて自家製。「お肉のタパス盛り合わせ」はワインとの相性も良く、まずオーダーしたいメニューのひとつです。
そしてスペイン料理といえば、やはり「パエジャ」（スペインの南の地方では「パエリア」を「パエジャ」と発音するそう）。同店では米からこだわり、一年寝かせた秋田県産米を使用。この米が出汁をよく吸収するそうで、魚介の旨味を存分に堪能させてくれます。
スペイン産ワインやシェリー酒等、お酒も厳選の取りそろえ。一皿ごとに合わせて楽しめるよう、ペアリングコースも用意されています。
問い合わせ先
- ミネバル
- 営業時間／18:00～23:00 土日祝／12:00～15:00、18:00～22:30
定休日／月曜日
予算／ランチ 5,000円、ディナー 12,000円
席数／24人（宴会・パーティー時着席:10人）
喫煙可否／完全禁煙
TEL／03-3496-0609
住所／東京都渋谷区神泉町13-13 ヒルズ渋谷B1
【2】 TABLE O TROIS（ターブル オー トロワ）｜神泉
Bunkamuraのほど近く、おしゃれな外観が目を引く「TABLE O TROIS（ターブル オー トロワ）」。店内は打ちっぱなしのコンクリートを基調としたスタイリッシュな雰囲気で、随所に組み合わせたウッドが、仄かな温もりを演出しています。
見回してみると店内には、滋賀産の地酒や醤油、琵琶湖をモチーフにした絵画など、滋賀県にまつわるアイテムが。実はこちら、滋賀県の食材にこだわったビストロ。そもそも店名の「O TROIS」も「近江」に由来しており、「オーミ」という読みを「03」に当てはめ、「03」を意味するフランス語「O TROIS」に結びつけたものなのです。
日本三大和牛のひとつ「近江牛」はじめ「琵琶湖産の鮎」など…。食材の宝庫・滋賀県の味覚を、フレンチをベースに、巧みにアレンジ。素材の味を最大限に活かした調理で、そのおいしさを堪能させてくれます。
必食は「近江牛」や「バウムクーヘン豚（藏尾ポーク）」の炭火焼き。表面はカリッ、中はジューシーな焼き上がりを楽しめる、旨みに満ちた一皿です。また〆には信楽焼の鍋で炊き上げる、「土鍋ご飯」がおすすめ。
合わせるお酒は、ご当地を代表するワイナリー「ヒトミワイナリー」より厳選。また「長濱エール」など、クラフトビールもそろいます。
おすすめはディナープラン「【BIWAKOスペシャルコース】琵琶湖の鮎料理、近江牛サーロイン炭火焼き、尾崎牛モモ炭火焼きなど全9品 12,000円」。構成の一例として、「自家製ローストビーフとオードブルヴァリエ」、「オマール海老のサラダ」、「トロワ自慢のスープ・ド・ポワッソン」、「本日の煮込み料理」、「琵琶湖産 鮎のコンフィ」、「近江牛、尾崎牛、フォアグラの炭火焼き ロッシーニ風」、「世界一のジェラート」。
問い合わせ先
- TABLE O TROIS
- 営業時間／17:00～24:00
定休日／不定休
予算／ディナー 8,000円～9,999円
席数／42席
喫煙可否／全面禁煙 ※外に喫煙スペースあり
TEL／03-6427-0730
住所／東京都渋谷区松濤1-28-6
TABLE O TROIS の詳細・Web予約はこちら ＞＞
『Precious.jp』に掲載されたお店
【1】The SG Club（ザ エスジー クラブ）｜渋谷
2012年の世界大会にて、バーテンダーの頂点に立った後閑信吾氏。その後閑氏が渋谷にオープンさせたのが、ご紹介する「The SG Club（ザ エスジー クラブ）」。日本におけるバー革命を目指す、まったく新しいスタイルの1軒です。
後閑氏は2006年よりNYを拠点に活躍しており、上海に自身の店３店舗を所有。名バーテンダーであるのはもちろんのこと、バーのプロデュース面においても注目を集めています。
日本で初めてプロデュースしたのが、この「The SG Club」。バーにイメージする「敷居の高さ」を取り払うことを目指したもので、明確なコンセプトを軸にした、エンターテインメント性の高い空間づくりに驚かされます。
そのコンセプトというのが、「幕末にNYに渡った日本人がもしも日本にバーを作ったら…」というもの。例えば、暖簾、行灯のような照明、畳の目模様の壁など、内装は今までにない和洋折衷のスタイル。テーマパークさながらのストーリー性をはらんだ空間が、訪れる者をファンタジーの世界へ誘います。
初心者ならまずは、１階「Guzzle」がおすすめ。11時30分からオープンしているこちらは昼飲みも可能で、そのうえなんと、カクテルのテイクアウトもできるそう。カフェ感覚で楽しめる「Guzzle」は、バーの楽しみ方の幅を確実に広げてくれそうです。
スタンダードをモダンに表現したものからオリジナルまで、カクテルの種類はさまざま。今まで出会ったことのない香りとクリアな味わいに、初心者を含む、誰もが魅了されます。
カクテルの名前も、ウィットに富んだ印象的ものばかり。たとえばコーヒー味なのに香水のような香りの余韻を残すカクテルは、「ベルガモット足ス珈琲ハ マルデ香水ノヨウ」。また「ブルースムーン」は、洗練された色と香りに、ロマンチシズムを感じます。
フードメニューからは２種のカレーをご紹介。ひとつは四川山椒を効かせた「マーラ」、もうひとつはガラムマサラやカカオを使ったメキシコ風「モーレ」。こちらもストーリー性を意識したものになっており、幕末にアメリカに渡った日本人が、旅先で出会ったスパイスがイメージされています。
問い合わせ先
- The SG Club
- 営業時間／1階（Guzzle） 11:30～2:00、金土 11:30～3:00／地下（Sip） 18:00～2:00、金土 18:00～3:00／2階（Savor） 18:00～4:00 ※会員制だが、2:00～4:00は一般利用可能
定休日／不定休
TEL／03-6427-0204
住所／東京都渋谷区神南1-7-8
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【2】EMME（エンメ）｜渋谷・表参道
最後にご紹介するのは、青山学院のほど近くに店を構える「EMME（エンメ）」。表参道のフレンチ「LATURE（ラチュレ）」出身のパティシエールと、中目黒のワインバー「SCAD（スキャド）」にいたソムリエによる、それぞれの得意分野を活かしたスタイルのワインバーです。
営業時間はお昼から深夜2時まで。店内にはカウンターとテーブル席が用意されており、ランチタイムは子連れも大歓迎とのこと。いろいろな使い方を想定できますが、注目は「夜パフェ」。長い宵の〆に訪れたくなる、魅惑の1軒です。
看板メニューは「ショコラ・ロワイヤル」。チョコレートスポンジに、トリュフのアイス、フォアグラのクリームをあしらった、フランス料理を思わせるデセールです。食べる前にあたたかいチョコレートのソースをかけていただくと、フォアグラの濃厚さ、トリュフの香り高さが相まって、なんとも品のある味わいに。スポンジの下にはベリーソースが潜ませてあり、その酸味で全体を引き締めます。
お酒はシャンパーニュ、赤、白、ロゼ、合わせて110種を常備し、グラスシャンパンは1,500円から提供。またバータイムは「自家製カニクリームコロッケ」等、お食事も楽しめます。
夜のデザートとして見逃せないのが「夜パフェ」。昼に提供しているパフェをミニサイズにしたもので、たとえば「柿と和栗のモンブランなパフェ」は、なんとお菓子の「柿の種」入り。柿の種の塩気が甘みを引き立てるこちらのパフェは、シャンパンと一緒にいただくのがおすすめです。
問い合わせ先
- EMME
- TEL／03-6452-6167
住所／東京都渋谷区渋谷2-3-19 ローセ゛青山１
※本記事で紹介したプランの価格はすべて税込です。
※本記事は2020年3月20日（金）時点での情報をもとに作成しています。
- TEXT ：
- Precious.jp編集部
