新型コロナウイルスの感染を食い止めるべく、緊急事態宣言が出されてから2週間あまり。今やマスクは外出時の必需品です。
ところが、使い捨てマスクは「どこにも売っていない」「ドラッグストアをはしごしてようやく見つけた」など、かなりの品薄状態にあることはご存じの通り。依然マスク不足解消の兆しが見えないなか、国内の企業が様々な取り組みを始めています。
「今できることは、何か」を考え、自社の強みを生かしてつくられた商品は素敵なものばかり! 今回は、新たにマスクの販売を始めた3社をご紹介します。
どうせ使うならお気に入りを!新発売の「大注目マスク」3選
■1:お受験用品専門店がつくるエレガントな「お洒落マスク」/キルシェ・ブリューテ
お受験用品専門店の「キルシェ・ブリューテ」は、これまでも子ども用や保護者用のマスク、新学期に必要となる給食用マスクを継続的に製作していましたが、今回はよりエレガントなデザインが特徴の「お洒落マスク」を製作し、販売を始めました。
きっかけは、まつ毛エクステサロンで働く女性の「マスクが買えなくなったら仕事ができなくなってしまうので本当に困る」という声。
「マスクが手に入らない今、ミシンがあって縫製ができるスタッフがいる弊社ができる事は、マスクを製造してひとりでも多くの人に使ってもらうこと」と考え、美をテーマとした業種や業界で働く方をはじめ、お客様も笑顔にできるような素敵なマスクをと考え、開発に取り組んだといいます。
この「お洒落マスク」は白色ダブルガーゼにレースの装飾を施し、エレガントなデザインが特徴。布製なので自宅で洗濯が可能です。今後は男性向けマスクの販売も予定しているそうですよ。
■2:洋服とのコーディネートも楽しい「綿100%布マスク」/フォーチュナ トウキョウ(FORTUNA Tokyo)
日本の伝統保護と再生を目指す「フォーチュナ トウキョウ」は西陣織から生まれた国産のアパレルブランド。日本の伝統にトレンドを融合させた「和モダン・クラシック」を提案し、西陣織ネクタイ、ポロシャツ等のメンズウェアを中心に展開しています。
このフォーチュナ トウキョウもマスクの販売をスタートしました。もともと販売の予定はなく、社内や取引先へのプレゼント用として数量限定でつくられていたものでしたが、2月初旬ころから本格的に生産のリクエストが寄せられるようになり「うちとしてできることはないか」と検討。
しかし工場はフル稼働状態のところばかり。新規生産は難しいと思われたなか、仕事仲間のネットワークで生産体制が確立。モノづくりの心意気と絆が生産を後押ししたマスクなのです。
表地はネクタイと同じ柄で、裏地は白地という洗えるマスク。着けやすい白や無地のカラーもあり、家族全員で使えるようサイズも3種類。その日の気分やファッションに合わせてコーディネートしたくなるマスクです。
■3:タイツの心地よいフィット感がマスクでも!「無縫製の洗える布マスク」/アツギ(ATSUGI)
タイツやストッキング、インナーウェアのブランドとして有名な「アツギ」もマスクの製造・販売をすることを発表しました。「皆様の役に立つ」という目的で決めたといいます。
今回発売するマスクは、アツギのタイツ製造の際に使われる原料と技術を生かしたもの。マスクの部分と耳にかける紐の部分が一体型になっている、無縫製のマスクなんです。
タイツをつくる丸編み機を使用して生産するので、肌あたりがよく、生地もよく伸びて顔にしっかりフィット。内側をメッシュ編みにすることで着用感を高めています。マスクは筒状の構造になっているので、間にガーゼやハンカチを挟んで使うのがオススメ。着用後は洗濯して繰り返し使うことができます。
タイツの履き心地のよさから考えると、絶対にマスクの着け心地もいいはず!発売は少し先ですが、アツギの公式ツイッターやホームページなどをこまめにチェックしてみてくださいね。
「使い捨てマスク」を使う人のなかでは、マスクの材質や形状が肌に合わず、肌が赤くなったり吹き出物ができたりと、肌のトラブルに悩む人が増えているといいます。その点「布マスク」は肌触りがいいから安心!好みの生地や形のマスクで、少しでも快適なマスクライフが送れるといいですね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部