休日もおうちで過ごす時間が増え、ますます注目を集めている配信ドラマ。NetflixやAmazon Prime Videoなどさまざまな配信サービスのなかから、一体どの作品を観ればいいの?と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで、テレビをはじめ映画や小劇場演劇まであらゆるカルチャーを網羅し、ラジオパーソナリティーとしても活躍する、テレビ東京の名プロデューサー佐久間宣行さんに、今観るべき配信ドラマを教えていただきました。

【第2回目 今だからこそ観たい、新しい家族の形が描かれたドラマ3選】

第3回目は、佐久間さんが大注目している作り手&俳優が手がける作品をピックアップ!

テレビ東京の名プロデューサー佐久間宣行さんが「注目しているスタッフ・俳優」で選んだ観るべきドラマ3選

■1:現代エンタメ界のトップランナーが制作!『Fleabag フリーバッグ』|Amazon Prime Video

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『Fleabag フリーバッグ』 配信サービス:Amazon Prime Video(シーズン1〜2配信中)

「この作品で脚本・主演を務めるフィービー・ウォーラー=ブリッジは、天才中の天才。現代のドラマを語るうえで、今更紹介するのもって思うぐらい世界的に注目されている人です。原作はもともと彼女の一人芝居で、女性の語る一人落語みたいな感じ。

そこからエッセンスを抽出して脚本をつくり、このパッケージに落とし込んだというセンスがすごい。まず主人公のキャラクターがいいんですよ。現代を生きる人たちの悩みと鬱憤をすべて組み合わせたような性格で、つまり最低なんです(笑)。

でも、だからこそ絶対に嫌いになれない。主人公がやけっぱちになっていくコメディーとしても面白いけれど、過去に抱えている悲しみが、物語を追うごとに明らかになっていく。

そういう意味でサスペンスとしても観れるんです。さらにシーズン2は、本当に文句なしに素晴らしいです。ちなみに彼女が脚本・製作の『キリング・イヴ』(WOWOWで放映)というドラマもめちゃくちゃ面白いです。34歳にして今のエンタメ界のトップランナーだと思います」

あらすじ

主人公は皮肉屋で性欲は強め、怒りに駆られすぐに悲嘆にくれる、通称「フリーバッグ(ノミだらけ、汚らわしいの意)」。差し伸べられる救いの手をことごとく拒絶し、常に虚勢を張りながらも癒しを求めるタブー知らずの女性だ。

本作は現代のロンドンを生きるひとりの女性の心理を描き出す、抱腹絶倒かつ辛辣なドラマ。脚本・主演は劇作家でもあるフィービー・ウォーラー=ブリッジ。2019年エミー賞コメディー部門作品賞、主演女優賞、脚本賞等の主演部門を受賞。

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■2:女優3人の演技がすごい『ビッグ・リトル・ライズ』|Amazon Prime Video

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シーズン2はPrime Video チャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」対象。 (C)2017 Home Box Office, Inc. All Rights Reserved.  配信サービス:Amazon Prime Video(シーズン1〜2配信中)

「この作品で注目すべきは出演者たちですね。リース・ウィザースプーン、ニコール・キッドマン、シェイリーン・ウッドリーの3人の女優がとにかくすごい。

お金持ちの奥さんたちの話なんですが、セックスレスやDVなど、家族の抱えるさまざまな問題を、あの大女優たちが隠すところなく演じています。特にリース・ウィザースプーンは愚かな激情家の人を演じると最高なんですよね。人間味の塊なんだけど、むかつくという(笑)」

あらすじ

作家リアン・モリアーティによる同名のベストセラー小説を基にしたダークコメディー。小学生の子を持つ3人の母親たちの完璧に思えたそれぞれの人生が、海沿いにある小学校で起きた殺人事件によって崩れていく。

シーズン2では大御所女優メリル・ストリープが参戦。ゴールデン・グローブ賞4冠、エミー賞8冠。

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■3:リース・ウィザースプーンに注目!『ザ・モーニングショー』|AppleTV+

Apple TV+はAppleオリジナル作品だけを集めた動画のサブスクサービス。iPhoneやパソコンなどから視聴可能で7日間の無料トライアル後、月額600円で楽しめる。新しいApple製品には1年間のサブスクが付属している。 配信サービス:AppleTV+(シーズン1配信中)

「僕、リース・ウィザースプーン、好きなんです(笑)。と言っても、『キューティ・ブロンド』のような有名な主演映画は観ておらず、配信ドラマで名前を見かけても最初は「リース・ウィザースプーンか…」と思っていたんです。

でも、いざ観始めたら「この人が出るドラマめちゃくちゃ面白いじゃん!」となって。しかもプロデュースまでやっているんだと知って、すごく好きになりました。この作品のリースも、激情家でキレやすいキャラクターですごくいい(笑)。人気の朝の情報番組の中のドロドロを描いていて、ストーリー展開が面白いです。何よりリース・ウィザースプーンが演じる地方キャスター上がりのブラッドリーと、ジェニファー・アニストンが演じるメインキャスターのアレックスの対決が最高!」

あらすじ

激しい争いが繰り広げられる、朝のニュース番組の舞台裏とは? アメリカ国民にさわやかな朝を届けるニュース番組の背後でうずまく、人間のエゴ、野心、権力闘争の世界を描きだす。リース・ウィザースプーンとジェニファー・アニストンが出演、製作総指揮を務める。ゴールデングローブ賞にノミネート。

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【テレビ東京の名プロデューサー・佐久間宣行さんに聞いてみました!】

多忙ななか、ジャンルに捉われずいろんな作品をチェックしている佐久間さんに、配信ドラマにまつわる+αの質問に答えていただきました。

Q:作り手として配信サービスを見て、刺激を受けることはありますか?

もちろん今、日本の地上波でドラマをやることにも意味はあるんですが、配信ドラマを観ていないと世界はここまで行っているんだということがわからないと思うんですよ。

今のエンタメの最前線は、間違いなく配信ドラマですから。日本で番組をつくるときに、そこを知ったうえでつくるのと、まったく知らずにつくるのとでは全然違うものになってくると思います。

Q:佐久間さんが配信ドラマを観る理由は?

エンタメの世界にいて、何かをつくりたいと思う人にとっては、配信ドラマは最低限の知識として観ておくべきものになっていると思うんですよね。

間違いなく今、配信ドラマが一番レベルが高いですから。幸か不幸かいつでもどこでも誰でも観れる状況だから、観ていない言い訳はできないじゃないですか(笑)。


エンタメの最前線を走る配信ドラマは、どれも要チェックですね! 次回は、「もはや殿堂入り⁉ 配信ドラマを代表するマスターピース3作品」を佐久間さんにうかがいます。

佐久間 宣行さん(テレビ東京プロデューサー)
(さくま のぶゆき)1999年テレビ東京に入社。『TVチャンピオン』などで経験を積みながら、入社3年目に異例の早さでプロデューサーに抜擢される。『ゴッドタン』のプロデュース・総合演出をつとめるほか、『キングちゃん』『ウレロ☆未確認少女』『青春高校3年C組』『あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~』などの人気番組を担当。2019年からはニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水曜日深夜3時〜4時30分)のパーソナリティーを務める。twitterアカウントは@nobrock

Information

  • ドラマ『あなた犯人じゃありません』(テレビ東京)
    秋元康×テレビ東京が仕掛ける『青春高校3年C組』がドラマに挑戦!企画・佐久間宣行、脚本に土屋亮一、西条みつとし、根本宗子などの実力派を迎え、1話完結の本格青春ミステリーが展開される。主演は『青春高校3年C組』の人気メンバー、日比野芽奈。
    毎週木曜深夜1時~1時30分の木ドラ25枠にて、近日放映予定。
この記事の執筆者
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