次の旅はいつになるのだろうか、と思う日々である。
この1月、フィレンツェとミラノを訪れていたのが、今にして思えば奇跡のようだ。フィレンツェでピッティ・ウォモを取材し、ミラノでは『メンズプレシャス』春号の取材と撮影を決行した。
その時も、いつもと変わらない便でイタリアに向かった。日本からフィレンツェへの出張は、ローマを経由する。成田空港を13時か14時の便で発ち、ローマ・フィウミチーノ空港に現地時間にして18時か19時に到着する。トランジットはたっぷりと2時間半はあり、長い時を空港内で過ごすことになる。
この長く感じていたトランジットが、いつの頃からか楽しみになった。行きつけのバーが空港内にあるからだ。といっても、なじみのバーテンがいたり、好きなつまみを期待しているのでもない。ただただ、すっきりとしたボッリチーネが飲める。12時間ものフライトの後、乾ききった喉を一気に潤し目が覚める爽快感がたまらない。バーの名前は、フェッラーリ バール「スパツィオ・ボッリチーネ」。ボッリチーネとは、発砲ワインを意味するイタリア語のツウな表現。イタリア有数のワインメーカー、フェッラーリ社が運営するバールで、空港の最も奥の方に位置するからか、客が少なめなのも気兼ねない。
つい飲みたくなる一杯の誘惑
”フェッラーリ”のボッリチーネは、日本に居ても愛飲している。ひとりでゆっくりとしたローマのトランジットを思い出させるし、なにより、ラインナップが豊富だ。今気に入っている一本は、新しいレーベルの「FERRARI "HOMMAGE"(フェッラーリ・オマージュ)」である。
「フェッラーリ・オマージュ」は、新元号の令和を迎えた日本へ敬意を表して造られた限定の銘柄。見慣れた”フェッラーリ”のエチケットの端に、金色の扇子や菊などをデザインし、雅な日本のイメージを表現する。グラスに注げば、勢いよくきめの細かい泡が立ち上る。ボッリチーネの淡いグリーンは、いかにも瑞々しい輝きだ。
口当たりは、見事なまでにドライ。すっきりとした喉ごしなので、和食とのマリアージュは間違いなかったし、トマトとモッツァレッラチーズのアンティパスト、「カプレーゼ」との相性は抜群だった。
毎晩、自宅での食事が常態化している今、爽快なボッリチーネを添えるのもひとつのアイディア。夕食のときだけでなく、ランチでも。あるいは、夕焼けが鮮やかな時間帯に、1杯2杯とグラスを傾けるのも至福のひとときである。
イタリアにこんなことわざがある。
"Buon vino fa buon sangue"
直尺すれば、”よきワインは、素晴らしい血となる”。つまり、”いいワインは、人に活力を与える”ということだ。乾杯!
イタリア生まれの特別なスパークリングワイン「フェッラーリ・オマージュ」
フェッラーリ社は、1902年に誕生した世界トップクラスのワインメーカー。瓶内2次発酵による、伝統的なシャンパーニュ製法で造り上げたスパークリングワインの宝庫である。ハイエンドに位置するスパークリングワインの王様「ジュリオ・フェッラ―リ」はじめ、多彩なラインナップが魅力だ。
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- 矢部克已 エグゼクティブファッションエディター
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