コーディネートにおける黒は、スタイルを引き締めてくれる万能カラーである。しかし秋冬のアウターと比べると、春夏は重たく見えてしまい暑苦しさを感じさせる。定番色カラーであるからこそ、どう着るのが良いのか?素材はもちろんであるが、シルエットに工夫を凝らした、軽やかなアイテムを選びたいものだ。

大人の男を演出する「オルビウム」の優雅な黒

ジャケット¥195,000(ストラスブルゴ〈オルビウム〉)
ジャケット¥195,000(ストラスブルゴ〈オルビウム〉)

フロントにパッチのポケットが4つ施された、ややミリタリーライクなジャケットは第一次世界大戦当時に英国陸軍の病院で着用されていたジャケットと、メディカルローブを組み合わせたデザイン。夏らしいリネン素材と、ボックス型でラグランスリーブのリラックス感あるシルエットが優雅さを生む。ウエストのベルトは取り外し可能なので、自分好みにアレンジして着用可能だ。

ストラスブルゴ オンラインストア

涼しげなモノトーンコーディネート

ジャケット¥195,000〈オルビウム〉・パンツ¥48,000〈ロータ〉・スニーカー¥53,000〈コモンプロジェクト〉/以上、ストラスブルゴ ニット¥66,000(クルチアーニ)
ジャケット¥195,000〈オルビウム〉・パンツ¥48,000〈ロータ〉・スニーカー¥53,000〈コモンプロジェクト〉/以上、ストラスブルゴ ニット¥66,000(クルチアーニ)

モノトーンコーディネートは一色で抑えるのではなく、黒をベースにグレー&ホワイトでグラデーションにすることで、涼しげな印象と大人らしい雰囲気をつくれる。リネンジャケットやニット、スニーカーでリラックス感を取り入れつつも、全体的にリラックスしすぎてだらしなく見えないように、パンツはクリースの入ったシルエットで引き締めることが重要だ。また、アイテムごとに素材を変えることでモノトーンの中にも表情が生まれ、コーディネートにメリハリがつく。

以上、オルビウムの黒ジャケットを紹介した。暑苦しく感じる黒であるが、素材の違いによって表情に変化をもたらしてくれることがお分かりいただけただろうか。どうしても季節によって出番がなくなってしまう時期があるとは思うが、そういう時こそこだわってみるものいいだろう。

※価格はすべて税抜きです。

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PHOTO :
島本一男(BAARL)
STYLIST :
河又雅俊
EDIT&WRITING :
河又雅俊