エルメス(Hermès)を偏愛するエディターが、おうち時間に「気分を上げる」方法
外出自粛中だからこそ、おうちで過ごす時間はしっかりと気分を上げて楽しみたいもの。そのためには、好きなものに囲まれた自分の心地よい空間で、リラックスタイムを過ごすことが大切です。
私はエルメスの世界観に心底惚れ込んでいて、エルメスを偏愛し、かなりの数のアイテムを収集しています。最近はその中でもエルメスの「モザイク ヴァンキャトル」でのティータイムで癒され、「ポップアップ絵本」を愉しみ、インテリアにもなるペーパーウェイト「サマルカンド」を活用してお礼状を書いたりしています。
また、リモートワークで大活躍なのが、「ルージュ・エルメス」と新作の「カレ」。自宅での仕事のモチベーションを上げるのに最適です。
おうち時間を楽しくしてくれる!エルメスのアイテム5選
■1:「モザイク ヴァンキャトル」シリーズのテーブルウエア
革製品で有名なエルメスですが、テーブルウエアなどで暮らしの中にエルメスを取り入れている方も多くいらっしゃると思います。
たくさんシリーズがある中で、私がコレクションしているのは「モザイク ヴァンキャトル」シリーズの食器。ゴールドとプラチナがあり、ゴールドは華やかな食卓、プラチナはクールな食卓を演出してくれます。このモザイクラインを使ったティータイムが、自宅勤務の疲れをリフレッシュさせてくれます。
モザイク ヴァンキャトルの「ヴァンキャトル」とはフランス語で、数字の「24」を意味します。これはエルメスの第一号店がパリのフォーブル・サントノーレ通り24番地にあることに由来します。モザイク調の模様に「H」が描かれているこのシリーズは、エルメスの食器の代名詞とも言えるでしょう。定番シリーズなので、少しずつコレクションを買い足していくことができるのも楽しみの一つです。
1984年から展開されている、エルメスのテーブルウェア。現在は、フランス最古のクリスタルメーカーのサンルイや、銀製品で有名なピュイフォルカを傘下に持ち、ポーセリンだけでなく、グラス、カトラリーなども充実しています。
■2:眺めて楽しむ「エルメス飛び出す絵本」
エルメスファンなら、眺めているだけで幸せになれるのがポップアップブック『Hermès Pop-up!』です。歴代の1500以上のカレ(スカーフ)デザインから、人気の14種類が選ばれ、それらが各ページに立体的に表現されています。眺めているだけで心が弾む絵本です。表紙には人気の柄「ブリッド・ドゥ・ガラ」が配されています。
■3:オブジェとしても楽しめるペーパーウエイト「サマルカンド」
現在はリモートワークでPCに向き合う時間が長く、全ての連絡をメールで済ませがちです。こんな時だからこそ、私は自筆でお礼状を書いています。一文字一文字、心をこめて手紙を書けば、きっと受け取る相手にも気持ちが伝わるはずです。
ここで、エルメスのペーパーウェイト「サマルカンド」の出番です。「サマルカンド」は本来の役割であるペーパーウェイトとしてはもちろん、使わない時はインテリアとしてリビングに飾っています。好きなもの、美しいものが常に目に入る生活は、心が癒されます。
■4:オンラインミーティングで顔色をきれいに見せる「ルージュ・エルメス」
そして、自宅勤務で気分を上げるための必須アイテムが、2020年3月4日に、世界同時発売となった「ルージュ・エルメス」。ピエール・アルディがデザインを手がけた3色で構成されたケースは、まるでトーテムのよう。美しく洗練されており、環境にも優しいレフィル交換可能な設計です。
このケースはトワル地のカバーに包まれて、オレンジボックスに収められています。
レザーの質感から着想を得たサテンとマットのテクスチャーが美しい、24色展開。これも、パリのメゾンの番地にちなみ、「24色」になったそう。
私はサテンの21番 ローズ・エピセを愛用しています。サテンはテクスチャーが重くなく、なめらかなつや感があり、自宅でつけるのにピッタリです。塗った瞬間に顔がパッと華やぐので、急なオンラインミーティングの必需品です。
■5:「カレ」を巻くだけで、自宅でも即エレガントに
気温が上がってきたこれからの季節に活躍するのが「カレ」。自宅勤務では、この季節はTシャツなどで過ごす方も多いと思います。でも、ちょっとかしこまったオンラインのミーティングに、Tシャツ姿で参加するのは気が引けますよね…。
私の場合そんなシーンで、2020SSの新作「プリーズ・チェックイン」のカレが大活躍してくれます。Tシャツの首元に、バッグ「ケリー」をモチーフにしたこの美しいカレを巻くだけで、先方に失礼のない、品のあるエレガントスタイルになります。
気分が沈みがちな自粛生活でのおうち時間こそ、自分の好きなものに囲まれて気分を上げることの大切さを日々実感しています。また、急なオンラインミーティングにも対応できる、きちんと感を演出するお気に入りアイテムを確保することも、在宅勤務中には必要なことですね。
私の愛用品が、少しでもおうち時間を充実させるヒントになれば幸いです。
- TEXT :
- 岡山由紀子さん エディター・ライター
公式サイト:OKAYAMAYUKIKO.COM