エルメスの進化するスカーフ「カレ ダブルフェイス」
どちらの面にも美しい柄がプリントされているのに、どちらからも透けない、魔法のような「カレ ダブルフェイス」。
この夢のようなスカーフは、エルメスの職人(=シルクスクリーンプリントや製版、縁かがりの職人)たちの10年にも及ぶ試行錯誤から生まれました。
「カレ」は1937年の登場以来、シルク地の片面を染め、色を反対側の面までしみ渡らせる手法でつくられています。けれどこの新作はまったく発想を変え、色を反対面まで届かないよう、表面を"そっとなでるように"染めつけるのです。
その詳しい技法は今はまだ秘密。そんな逸話もときめきを誘います。
心地いい風に翻って、どちらの面が見えても美しい
馬や架空の動物がラケットや独こ楽まを持って並ぶ…。17世紀に出版された馬術の本「デッラ・カヴァッレリア」に収められた、華麗で緻密なバロック様式の版画から着想を得たという、夢あふれる柄に魅せられてしまいます。
「エルメスのスカーフが素晴らしいのは、アート作品のように美しい柄がどれも完璧な配色であること。世界中のどんな年齢、肌、顔立ちの人が身につけても映える色が計算し尽くされているのでは…と思うほど。包容力のある美しさはさすがです」(『Precious』ビューティ ディレクター 五十嵐享子)
※掲載した商品は、すべて税抜です。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 小池紀行(パイルドライバー)
- STYLIST :
- 大西真理子
- EDIT&WRITING :
- 川村有布子、古里典子(Precious)