朝、目覚めてからの数時間を、どんなふうに過ごしていますか? 太陽が昇る時間が日に日に早くなり、新しい空気が清々しさを増してゆくこの季節にこそ見直したいのが、「朝時間」の使い方。
一日をスムーズにスタートさせることはもちろん、体も心も、仕事もプライベートも上向きに変えてくれる「朝」活用術=「朝活」について、多方面から徹底検証します!
本記事ではトップキャリアの朝時間の使い方をご紹介します。女優やモデルなど、美を仕事にする女性はもちろん、政治やビジネスの世界でタフな毎日を送っているトップキャリアにも、朝時間を大切にしている人がたくさんいます。その伝説ともいえる「朝活」とは……。
朝の過ごし方で人生が変わる!トップキャリアたちの朝時間伝説
朝活キャリアの元祖? ともいえるのが、イギリスの首相という激務に身を投じていた「鉄の女」、故マーガレット・サッチャー。
前日の仕事がどんなに深夜に及んでも、5時には起床して、BBCラジオをチェックすることを欠かさなかったそうです。
政治という、ガチガチの男性社会のなかで、大変な緊張感と問題意識をもって日々を過ごしていたことがうかがえる、この「鉄の」朝活エピソードが20世紀を代表する伝説であるのに対して、前アメリカ合衆国ファースト・レディ、ミシェル・オバマの場合は、より女性的な、しなやかな朝活。
「毎朝4時半に起きて、ランニングマシン、縄跳び、キックボクシング、時間があればピラティスも」という、アスリート並みのハードな朝を過ごしています。
そこには、「自分自身のケアをしっかりできる女性でいたい」という、どんなときでも自分らしさを大切にしようとする彼女の生き方が感じられます。華やかなファッション業界においても、成功を収めている女性ほど朝活習慣を貫いています。
アメリカ版「ヴォーグ」の編集長を30年以上務めるアナ・ウィンターは、夜ごとパーティざんまい…と思いきや、22時には就寝。毎朝、5時45分にはテニスクラブに現れて、1時間プレーをするのだとか。
ファッション・ブランドを運営するヴィクトリア・ベッカムやトリー・バーチも、早朝にエクササイズをたっぷり。
アナも含め、ファッション・アイコンとして支持され続ける感性や体型も、こうしたストイックな朝活から生まれているのです。
ITという時代の先端を走るシリコンバレーの顔ともいえるカリスマ女性起業家たちは、より高いパフォーマンスで働き続けるために、会社ぐるみで朝活を採用。社員の超人的な仕事ぶりを生み出しています。
トップキャリアが朝活で、人生をより明るく、自分らしく過ごせるように。次ページから、各分野の朝活賢者による「朝活ゼミ」、スタートです!
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- WRITING :
- 剣持亜弥 (HATSU)
- EDIT&WRITING :
- 宮田典子(HATSU)、 喜多容子(Precious)