2020年7月28日、東京・渋谷の新たなカルチャースポット「RAYARD MIYASHITAPARK」にてアートスペース「SAI(サイ)」がオープン。これまで多くの国内外で活躍するアーティストやクリエイターとタッグを組み、今までにない多様性に富んだヴィジョンを拡張してきた「en one tokyo」。アートスペース「SAI」では、国内外のアーティストによるエキシビションをはじめ、文化を反映させたポップアップやアートイベントなど、ジャンルや時代の枠組みを超えたプログラムで日本のアートシーンにおけるアーカイブの役割を果たすと同時に、その可能性を広げる。現在もしくは未来に生まれるアートに出会う「ギャラリー」と、これまで時代を更新してきた世界を代表するコンテンポラリーアートと対峙する「ビューイング」。2つのスペースで構成される「SAI」は、興趣が尽きない芸術への新しい視点を提供し、知覚への探求を促すアート・プラットフォームだ。

渋谷の新たなカルチャースポット「RAYARD MIYASHITAPARK」

アートスペース「SAI」

OPENING EXHIBITION「 KYNE TOKYO 2」
OPENING EXHIBITION「 KYNE TOKYO 2」

「SAI」では、2020年7月28日より、オープン第一弾として、アーティスト「KYNE(キネ)」によるソロエキシビション「KYNE TOKYO 2」を開催。

学生の頃よりJ-POPやAORなどの音楽に囲まれながら人物デッサンを描くことに熱中し、その後グラフィティアーティストとして自身のスタイルを確立。現在は福岡のアトリエ兼ショップ「ON AIR」をベースに活動をしているアーティスト「KYNE」。

彼の進化し続ける繊細且つ端麗なペインティングは、近年国内だけに留まらず世界中から注目を集めている。自身が生まれた時代の水脈を辿るように、80年代アイドルのレコードジャケットや漫画、CMなどからインスピレーションを受け表現される女性のポートレート。

「KYNE-girl」と呼ばれる彼女達は、美しさに対する普遍性を持ちながらも、みる者に内包されるノスタルジックな感覚を引き出すアプローチも感じ取ることができる。

「KYNE TOKYO 2」では「RAYARD MIYASHITA PARK」が背景に描かれた200号の大型キャンバス作品をはじめ、作家自身のスタイルソースでもあるステッカーをモチーフとした初の立体作品など、本展覧会に向けたオール新作で構成されている。彼自身の曖昧な記憶を写すかのように生み出された作品群に囲まれた、アーバンでありながらもどこか心惹かれる空間は情景として映ることだろう。

問い合わせ先

  • 「KYNE TOKYO 2」 TEL:03-6712-5706
  • 期間/2020年7月28日(火)~8月24日(月)
    住所/〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 6-20-10 RAYARD MIYASHITA PARK South 3F
    ​時間/11:00〜21:00(無休)
    ※館内の3密を避けるため、7月28日(火)から当面の間は、 事前予約制・入場制限を実施いたします。
この記事の執筆者
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