DIOR(ディオール)の2021 クルーズ コレクションが、7月23日(木)に発表されました。今回は、イタリア・プーリア州の歴史や文化、自然をモチーフにした可憐なコレクションピースが登場。その詳細を、スペシャル動画とともに速報でお伝えします。
ディオールの2021年春夏クルーズコレクション速報!テーマはウィズコロナ時代のユートピア
コロナ禍で制作されたディオールの2021 クルーズ コレクション。今回のコレクションに関して、アーティスティック ディレクターのMaria Grazia Chiuri(マリア・グラツィア)はこう振り返ります。
「模索したのは、新たな次元に総力を結集すること。日々の生活に別の視点をもつことは、私たちに強さと想像力をもたらしました」
彼女がテーマに選んだのは、自らのクリエーティブな情熱にとって深い重要性を持つ土地、イタリア・プーリア州。さらに、アーティスト、レース作家など、さまざまなジャンルの人とコラボレーションすることで、クラフツマンシップに記憶や価値、文化が融合。未来を祝福する合唱のようなクリエーションに仕上がりました。
ここでは、コレクションの見所を厳選してご紹介します。
■1:芸術家、ピエトロ・ルッフォによる植物の繊細な水彩画をドレスに
今回コラボレートしたアーティストのひとりであるPietro Ruffo(ピエトロ・ルッフォ)は、クリスチャン・ディオールがデザインした、メゾンを象徴するフラワーエンブロイダリーのミス ディオール ドレスに共鳴。プーリアの地域に根差した多様な草花や月などのモチーフを通し、人類と自然との関わりをクリエーションで表現しました。
夏の風景を想起させる小麦の穂が一面に広がる野原のイメージを、軽やかなコットン ロングドレスやシャツ、ショートパンツに落とし込んでいます。
アーティストのインタビュー動画はこちらからご覧いただけます。
■2:ムッシュ ディオールが愛したバラをトンボロレースで表現
地域の女性たちがもつ技術ともコラボレーション。その一人が織りの技法を用いて作られるトンボロレース作家である、Mallerina(マリレーナ)というイタリア人女性でした。
Precious.jp限定で配信される、エクスクルーシブ動画も、ぜひチェックしてみてください!
マリレーナの作品に触れ、感動したマリア・グラツィアは、マリレーナにコンタクトを取り、今回のコレクションのための、美しく可憐なバラの花のモチーフをレースで制作しました。
ムッシュ ディオールが愛した花でもあるバラを立体的に仕上げ、ドレスの表面に配しています。
そうした美しいクリエイションが「ディオール」のアトリエでの卓越したクラフツマンシップと融合し、コレクションピースへと昇華されています。
ウィズコロナという前例のない現在の状況下において発表されたディオールの2021 クルーズ コレクション速報を、Precious.jpのエクスクルーシブ動画とともにお届けしました。
プーリアとそこに根づく多様なエネルギーにより、これからのユートピアや世界の新解釈を示唆したストーリー。新時代に寄り添った、新しいアプローチのコレクションが、今後どのようなスタイルで行われるのか、未来への期待が寄せられます。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 津島千佳
- EDIT :
- 石原あや乃