パリの凱旋門、実はたくさんあるってご存知でしたか?
本日7月29日は、フランス・パリ観光でおなじみの建造物『凱旋門』が完成した記念日です。
日本で「パリの凱旋門」と言えば、シャンゼリゼ通りの西端に位置するシャルル・ド・ゴール広場に裁つ壮麗な門を連想しますが…実はパリ市内には、ほかにも複数の凱旋門があります。
エッフェル塔と並んで、パリのイメージ・アイコンとしてもよく使用される前述の凱旋門は『エトワール凱旋門(Arc de triomphe de l'Étoile)』と呼ばれる凱旋門で、ナポレオンの命により19世紀に建立されました。「エトワール」は「星」という意味です。世界的にもこちらが最も有名ですが、パリ市内にはほかにも『カルーゼル凱旋門』『サン・ドニ凱旋門』『サン・マルタン凱旋門』など、複数の凱旋門が存在しています。
…というところで、本日1問目のクイズです。
【問題1】「凱」ってなんと読む?
「凱」という漢字の、1文字で単語として成立する読み方はなんでしょうか?選択肢の中から選んでください。
1:かちどき
2:とどろき
3:ことほぎ
さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 凱(かちどき) です。
「凱旋」の「旋」は「帰る」という意味を持つ漢字で、「凱旋」とは「戦いに勝って帰る」という意味です。
「凱旋門」は「戦勝記念碑」の意味を持つ建造物なのです。
『エトワール凱旋門』は、1805年の『アウステルリッツの戦い』で、時のフランス軍が勝利した記念碑として翌年から着工し、30年後の1836年7月29日に完成しました。現在は観光地として有名な場所ですが、こうした歴史をひもとくと、改めて現在の平和への感慨が湧いてきそうです。
『エトワール凱旋門』に限らず、名所旧跡を訪れる際は、歴史の重みにしっかりと目を向け、教養と歓声を養ってまいりたいですね。
さて、2問目は「門」に関する難読クイズです。
【問題2】「門扉」ってなんと読む?
「門扉」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:文字通り「門の扉」を意味する日本語です。
<使用例>
台風で玄関の門扉がはずれてしまったから、思い切って新しいデザインにリフォームしようと思うの」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 門扉(もんぴ) です。
「もんとびら」と誤読する方は少ないと思いますが、「もんび」とカン違いしていた方は、意外と多いのでは?
「門扉(もんぴ)」が正しい読み方です。
日常会話でふいに登場しやすい言葉ですので、改めて正解をおさらいしてみました。
本日は、パリの『エトワール凱旋門』の完成記念日にちなんで、
・凱(かちどき)
・門扉(もんぴ)
という言葉にスポットをあてました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱