「皇海山」「大根下山」…日本の難読山名、いくつ読める?
2020年は昨日8月10日が『山の日』でしたが、予定されていた東京五輪に関連し、特例措置で一日前にずれたもので、
本来は8月11日、つまり本日が、通常時の『山の日』の固定日になります。
『山の日』は2014年に制定され、2016年から施行されだした、歴史の新しい祝日です。8月11日を『山の日』としたのは、全国各地で地域などが指定している山関連の記念日に、山の形に似た「八(8)」や、立ち並ぶ木々に似た「11」を採用している例が多かったことが関連しているようです。
日本は国土の6~7割が山地であり、古来から山の恵みを受けたきたことから『山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する』ことを意図した祝日が『山の日』です。
ということで本日は、日本全国の山の名前から、有名、かつ面白い「難読地名」をクイズでおさらいします!
【問題1】「光岳」ってなんと読む?
ヒント:「日本百名山の一つで、長野県と静岡県にまたがる標高2592mの山」の地名です。
ヒント2:山頂ちかくに石灰岩の岩峰があり、これが麓から見ると白く光って見える事から「光岩」と呼ばれており、その特徴から山そのものが「光岳」という名になった、と言われています。
さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 光岳(てかりだけ) です。
ヒント2に出てくる岩峰の名も「光岩(てかりいわ)」と読みます。
「光」という漢字は正式には「てかり」とは読みませんが、ほとんどのデジタルツールで「てかりだけ」の入力が「光岳」にスムーズに変換できました。大変有名な地名なのですね!(ちなみに「てかりいわ」はそのまま変換できませんでした。)
ということで2問目は、「ほとんどのデジタルツールで、固有名詞まるごと変換できた、ユニークな山の名前」の読み仮名クイズです!
【問題2】次の「山の名前」、なんと読む?
以下にあげる『山の名前』の読み仮名をお答えください。
1:栃木県、群馬県にまたがる日本100名山のひとつ『皇海山』
2:北海道にある標高1822mの『爺爺岳』
3:徳島県にある標高1046mの『鰻轟山』
4:福島県にある標高1083mの『大根下山』
…さて、正解は?4つのうち、いくつ読めますか?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 1:皇海山(すかいさん) 2:爺爺岳(ちゃちゃだけ) 3:鰻轟山(うなぎとどろきやま) 4:大根下山(だいこんおろしやま) です。
「鰻轟山」にはもちろん、「むかし、大きな鰻が住んでいた」伝説があるようです(笑)。
「大根下山」の伝説は見つけられませんでしたが、「山から吹き下ろす風」という意味の「颪(おろし)」でなく「下(おろし)」を使うということは、「大根おろし」に関係する地名なのでしょうね?…どれも昔話を想像してしまうような楽しさのある地名ですね!
さて『山の日』が固定日から一日前にずれた本年でしたが、
来年2021年の『山の日』も、延期された東京五輪の日程に合わせ、ずらされることが決まっています。
2021年8月8日(日)が東京五輪閉会式で、翌日の8月9日(月)が『山の日』となる予定です。…来年の今ごろは、日本中が東京五輪の名場面の話題で持ち切り!かもしれませんね!
本日は、
・光岳(てかりだけ)
・皇海山(すかいさん)
・爺爺岳(ちゃちゃだけ)
・鰻轟山(うなぎとどろきやま)
・大根下山(だいこんおろしやま)
など、山の難読地名をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱