人気ヘア&メイクアップアーティスト小田切ヒロさんが説く、40歳からの逆転美容。エイジングに抗うより、月日を味方に魅力を高めて深めた方がスマートだし美しい。トレンドをほどよく取り入れ大人美をアップデートするメイクアップのTIPSと、心も姿も磨かれる本音の美容論を毎週火曜日&金曜日にお届けします。
暑さとマスク蒸れで不快指数が高くなりがちな季節は、ベースメイクも薄く軽やかに。
102回目となる今回は、「3色パレットで叶える大人の卒ファンデーション」についてお届けします。
ファンデーションベタ塗りを脱して、肌の鮮度を取り戻す
大人になるほどカバー力の高いファンデーションに頼りたくなるもの。とはいえ、この酷暑とマスクで、ファンデーションを塗ったときの不快指数が急上昇しているのも事実。
「カバー力の高いファンデーションをベタ塗りした肌は、大人の肌を厚ぼったく暑苦しく老けて見せがちです。しかも、この時期は暑さとマスク蒸れで、崩れやすさや心地悪さにもつながります。この夏はミニマムな肌作りを叶えるニューノーマルなパレットを投入し、思い切って卒ファンデーションしてみては」(小田切さん)
■美の提案:三位一体パレットで上品な透け肌にシフト
「血色カラー、ライトファンデーション、コンシーラーがひとつのパレットに収まったベースメイクパレットを活用。まずは、くまや目元のくすみを補色効果でカモフラージュするオレンジ色のコンシーラーを、薬指で目の下にトントンとなじませます」(小田切さん)
ライトファンデーションは頬と頬骨を中心にぼかす
「つぎに、ライトファンデーションを薬指にとり、頬と頬骨を中心にトントンとなじませて。この部分かきれいだと、全顔にファンデーションを塗らなくても、肌全体が美しく見えます。塗った場所と塗ってない場所の境目は、フェイスラインに向かって払うようにぼかして」(小田切さん)
頬の中央の高めの位置に血色カラーを塗る
「チークよりもさりげないくすみパープルの血色カラーで、イノセントな印象に。薬指にとって、頬の中心の高めの位置にトントンとぼかします。高めに入れることで、リフトアップした仕上がりに」(小田切さん)
\小田切さんがおすすめする「今どきな透け肌をつくるパレット」/
「 透明感を仕込むニュアンスパープルの血色カラー、自然な透け肌に仕上がるライトファンデーション、クマやくすみを補正するオレンジコンシーラーが一体に。ミニマムなステップで大人の肌をフレッシュにバージョンアップしてくれる、スマートなパレットです」(小田切さん)
新感覚のベースメイクパレットの力を借りて、ニューノーマル時代にふさわしい軽やかな肌を手に入れて。
次回の更新は、2020年8月21日(金)です。お楽しみに!
[モデル着用衣装]
ブラウス¥24,000(wb) ピアス¥460,000・リング¥550,000(マルコ・ビチェゴ)
※掲載した商品の価格はすべて税抜です。
問い合わせ先
- セルヴォーク TEL:03-3261-2892
- wb TEL:03-6861-7688
- マルコ・ビチェゴ ジャパン TEL:0120-777-278
- PHOTO :
- 中島 洸(まきうらオフィス)
- STYLIST :
- 関口真実
- HAIR MAKE :
- 小田切ヒロ(LA DONNA)
- MODEL :
- 真樹麗子(Precious専属)
- EDIT&WRITING :
- 長田杏奈