英国製品といえば、上質なニット。なかでも漁師のためにつくられていた「アランニット」や「ガンジーニット」は、脂分を含んだ重厚な肌触りと、その背景で語り継がれるロマンティックなストーリーとが相まった、日本の男たちにとっても思い入れ深いプロダクトである。
なくなる前に急げ!
スコットランド製インバーアランのハンドニット
スコットランドの婦人たちが自宅で手編みしてつくるインバーアランのニットは、その代表的な存在だ。しかし近年、そんな英国製ハンドニットの伝統が途絶えつつある。産業構造の変化、物価の高騰、編み手の高齢化など、その理由は様々だ。
インバーアランもすでに手編みのニットに関しては、インドに製造拠点を移している。ゆえに現在店頭に並んでいるスコットランド製インバーアランを見つけたら、逃してはならない。幸いなことに、1枚手に入れれば一生着続けることができるから。
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- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious2020年春号より
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- PHOTO :
- 戸田嘉昭(パイルドライバー)
- STYLIST :
- 石川英治(tablerockstudio)
- EDIT :
- 山下英介(本誌)