美しいシャツといえば身体にフィットするものがいちばんであるが、ごまかしの効かないシンプルなアイテムだからこそデザインや着こなしによって印象が大きく違ってくる。スーツやネクタイを、よりいっそう上品に引き立たせるためにも、こだわりのあるシャツを纏うべきである。そこでブランド毎におすすめのドレスシャツを紹介するので参考にしていただきたい。
スーツのVゾーンはシャツで決まる!
細かなステッチは芸術の領域!
1959年、イタリアのボローニャにて創業したマロル。マシンメイドが織りなすその正確無比なシャツは、1cm幅の中に、13針もの非常に細かなステッチを施している。世界最高水準と称される「アルモ」のスイスコットンを使用したセミワイドカラーの白シャツは、まさに究極のドレスシャツだ。
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世界が注目するウェルドレッサーが仕掛けたシャツ
鴨志田康人氏自らの名を冠したレーベルのシャツは、ガーゼのように柔らかく織り上げた生地、日本人独特の色彩感覚を表現した藍鼠色、クラシカルなロングポイントのレギュラーカラー。ラインナップはどれも個性的であるが、全てが調和することで、自然と今日的気分な着こなしができる。
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レーヨン100%と異質な存在感を放つエリコ フォルミコラのシャツ
近年ではドレスシャツとしても確立されつつあるタブカラーシャツ。オリーブカラーの独特な表情だけでも話題性はあるが、さらに進化させたのがこちらのシャツ。素材にはレーヨンを100%使用し、とろっとした風合いと、独特の光沢感が従来のドレスシャツにはない、異質な存在感を放つ。シャツメーカーとしていち早く頭角を現したブランドだからこその発想である。
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ノータイでも上品に決まる、最高峰のドレスシャツ
バーニーズ ニューヨークのエクスクルーシヴ仕様ののフライ。日本人の体型に合わせ、ネックサイズに対しコンパクトなボディを組み合わせたセミワイドカラーのドレスシャツ「TAMIGI(タミジ)」。今季は、やや黄味がかったアイボリーカラーと滑らかな肌触りのシーアイランドコットンを使用し、さらに上品な印象に仕立てられている。
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よく、スーツに合わせるシャツはシンプルな方が良いとされているが、着こなしを楽しみたいのであれば靴やネクタイだけでなく、シャツにもこだわってみてはどうだろうか。シンプルに着こなすのも良いがどうせなら、個性的に着こなしてスーツコーディネートを楽しんでいただきたい。
※価格はすべて税抜きです。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- 島本一男(BAARL)
- STYLIST :
- 河又雅俊
- EDIT&WRITING :
- 河又雅俊