今年、記念すべき150周年を迎えた日本における靴産業
東京・築地に日本初の靴工場が誕生し、靴産業が始まってから2020年3月で150年。日本人の足に合う軍用靴を作る目的で始まり、紆余曲折しながら発展してきました。
明治3（1870）年3月15日に旧佐倉藩士の西村勝三氏が東京・築地入舟町に日本初めての靴工場、伊勢勝造靴場を開設。以後、殖産興業と富国強兵という時代の要請に応え、各地に造靴所が次々につくられ、今日につながる日本の靴産業の基礎が築かれていきます。
その靴産業誕生の日、3月15日を1932（昭和７）年に、東京靴同業組合が、先人への感謝と業界の発展を願って靴の記念日にしました。その後、太平洋戦争と敗戦の混乱、洋装化、高度成長、ファッション化、国際化などの社会変化を乗り越え、2020年に日本における靴産業が記念すべき150年を迎えたのです。
この日本の靴産業150周年を記念して、一般社団法人 日本皮革産業連合会（以下：皮産連）は、伊勢丹新宿本店で開催される靴の博覧会「ISETAN 靴博 2020」へ参加。また渋谷スクランブルスクエアで「特別企画 靴ミュージアム日本の革靴150周年」を主催します。いずれも日本の靴の歴史に触れられる興味深いイベントです。
■１：靴の博覧会 ISETAN 靴博 2020 概要
皮産連ブースでは、日本の靴産業150周年の革靴歴史展示や、150周年限定モデルのリーガルに加え、マドラスの55周年記念モデルの出品など、各社の逸品が並びます。
会期／2020年8月26日(水)～8月31日(月)
会場／伊勢丹新宿本店
住所／東京都新宿区新宿3-14-1 本館6F＝催物場
入場料／無料
時間は、伊勢丹新宿本店の営業時間に準じます。
日本を代表する老舗リーガルによる記念サドルシューズも出品
1902年(明治35年)に誕生した日本製靴株式会社が前身のリーガルは、100年以上にわたり日本の靴文化を支えてきた老舗ブランド。革靴先進国である英国の製法を積極的に取り入れて作られた革靴は、足に優しく、疲れないという機能性で高い評価を獲得しています。
■２：特別企画 靴ミュージアム 日本の革靴150周年 開催概要
内容／日本の靴産業150年の間に流行した靴、学生による未来の靴展示、予約制シューケアワークショップ等
会期／2020年9月19日(土)～9月20日(日)
時間／11:00～20:00
会場／渋谷スクランブルスクエア 12階
住所／東京都渋谷区渋谷2丁目24-12、12F Event Space Scene 12
入場料／無料
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- Precious.jp編集部
