「冒険」の正し意味、知ってる?意外で驚いてしまうかも!?
明日8月30日は『冒険家の日』です。なんと、日本人冒険家の偉業が、時を経て、3つも、この8月30日に成し遂げられているのです。
1:1965年(昭和40年) 同志社大学の遠征隊が、世界初となるアマゾン川源流からのボート下りを成功させる。
2:1970(昭和45)年 冒険家・植村直己氏がマッキンリー単独登頂に成功。世界初となる五大陸最高峰制覇を成し遂げる。
3:1989年(平成元)年 ソロセーラー・堀江謙一氏が小型ヨットで太平洋横断を果たす。
…3つもの冒険が同じ日に成功しているなんて、なんだかとてもロマンティックですよね!
というところで、本日1問目のクイズです。
【問題1】「冒険」ってどんな意味?
「冒険」という日本語の意味として、正しいものを、以下の選択肢から選んでください。
1:前人未到の地を目的地とした旅。
2:危険なことや成否が確かでない事を、あえて行うこと。
3:段階を踏んで、徐々に難しい課題に挑戦すること。
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 2:危険なことや成否が確かでない事を、あえて行うこと。 です。
「冒険」というと、『インディ・ジョーンズ』や少年の夏休みなど、ドキドキワクワク、期待に胸躍る旅…というようなイメージ、ありませんでしたか?意外な正解ですよね?
クイズの選択肢用に短くまとめましたが、もう少し長く「冒険」を説明すると、「危険だとわかっていることを、あえて行うこと。成功するかどうか確かでないことを、あえてやってみること。」という意味になります。
説明文だけ見ると、まるで小学生くらいの男の子が、いかにも大人に叱られそうな、困ったチャレンジをしはじめるような感じがします。
というところで、2問目に参りましょう。
【問題2】「冒す」ってなんと読む?
「冒す」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「危険なことをあえて行う」「神聖なものをけがす」などの意味を持つ日本語です。
<使用例>
「冒険って、『冒す』と『険しい』がタッグになった言葉だったのね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 冒(おか)す です。
この読み仮名、実は中学生までに習う常用漢字なのですが、みなさま、覚えていらっしゃいましたか?
それにしても「冒険」の「冒」が「冒(おか)す」とは!
確かに、フィクションに登場する冒険家は、古代の神聖な遺跡を冒すかもしれません…。
しかし「冒険」という言葉の意外な意味をひもといた上でも、冒頭でご紹介した冒険家たちの偉業は輝いていますし、
人類の可能性の大きさを命がけで示してくれた姿に、世界中の人々が勇気をもらっています。
本日は『冒険家の日』にちなんで、
・冒険(ぼうけん)
という言葉の意外な意味と、
常用漢字なのに意外と読み方を忘れていそうな
・冒(おか)す
という言葉をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱