【第6問】ソムリエにワインを選んでもらうスマートな方法は?
「「お任せします」とプロにゆだねたほうがいい」と答えたあなた、不正解です。
リストにずらりと並んだワインの銘柄を目にすると、思わず「よくわからないので、お任せします」とソムリエにすべてをゆだねたくなってしまうかもしれませんね。でも、この「お任せ」というオーダーは、なかなかソムリエ泣かせな面があるようです。
とくに、悩ましいのは予算。お客様に恥をかかせてはいけないので、あまり安いワインをおすすめするわけにはいかないですし、かといって、高いワインをおすすめすると、お客様の予算をオーバーしてしまうおそれもある……というのは、ソムリエの方にとって、とても難しい問題です。
ワインのことがまったくわからなくても、せめて予算だけはお伝えしたほうがよいでしょう。接待の席など、予算をその場で口にするのがふさわしくない場合は、ワインリストを見せてもらって「このあたりでお願いします」と指差すのがスマートです。
あとは、ワインはお料理と一緒に楽しむものですので、料理に合うように選んでもらうのもいいですね。それから、渋いものが好き、今日はスッキリしたものを飲みたい気分、以前飲んだこんなワインがおいしかったなど、大まかなイメージだけでもいいので、可能な範囲で、好みの情報を提供したほうがよいでしょう。
ソムリエとうまくコミュニケーションが取れれば、ワインの楽しみ方がもっと広がるかもしれませんね。