熟練の仕立て職人が施す、襟のフィット感は圧巻。バーバリーのトレンチコート

ファッション賢者が、Preciousアーカイブのなかから厳選！ 時代を経ても色あせない「不朽の名品」

創刊以来、Precious に登場した多くの「名品」のなかから、永遠に色あせることのない「名品」とは何か、を改めて、ファッションプロのみなさんが厳選しました。

「名品特集」がスタートしたのは今から16年前の、Precious創刊号から。ファッションプロの方々に推薦していただいた「名品」候補アイテムを、スタッフが実際にお店に出向いてリサーチし、心から納得できたものだけを「名品」として選定。

商品の歴史やつくり手の思いまでを伝えるこの特集は、当時女性ファッション誌として、画期的なものでした。 試行錯誤の結果、たどり着いたひとつの結論は、「名品」とは観賞に値する美しさだけでなく、実用性も含めた実力を兼ね備えたアイテム、流行に左右されない不変のアイテムである、ということ。

熟練の仕立て職人が施す、襟のフィット感は圧巻。バーバリー（Burberry）のトレンチコート

Precious2009年3月号掲載　［Precious2020年8月号73ページ］

そもそもトレンチコートは、第一次世界大戦時に英国軍の兵士の塹壕（トレンチ）における攻防戦に備えて考案された、軍用コートが起源。

代名詞ともいうべき「バーバリー」のトレンチは、100以上の複雑な工程を経て完成する。なかでも熟練の仕立て職人が、180針以上の手縫いステッチを施す襟のフィット感は圧巻…。時代とともにシルエットや着丈などのマイナーチェンジを繰り返しながら、今なお普遍性を保っています。

「不朽の名品」で掲載した商品は、過去のPreciousで掲載した記事からの転載なため、現在は買えないものも含まれています。ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。