「シルバーウィーク」っていつのこと?正しい理解をひもとくと…!?

今週末から来週前半にかけて、4連休になる方が多いですよね?

9月の連休を俗に『シルバーウィーク』と呼びますが、なぜそう呼ぶのでしょうか?

さっそく本日1問目のクイズです。

【問題1】『シルバーウィーク』ってなに?

『シルバーウィーク』の説明として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。

1:『敬老の日』『秋分の日』を含む9月の5日以上の連休

2:『敬老の日』『秋分の日』を含む9月の4日以上の連休

3:特に決まっていない

『シルバーウィーク』についての説明で正しいのはどれ?
『シルバーウィーク』についての説明で正しいのはどれ?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 3:特に決まっていない です。

え?これが正解!?
え?これが正解!?

『シルバーウイーク』という呼称は現在「9月の『敬老の日』『秋分の日』付近にできる連休」を指すことがほとんどですが、実は「どこの機関がこう呼ぶことに決めた」用語ではありません。『シルバーウィーク』という呼称は、「特に制定されていないけれど、一般的に使われ、浸透度が高くなった俗語」なのです。

『シルバーウィーク』と呼ばれる連休は『ハッピーマンデー(国民の祝日の一部を、従来の固定日から特定週の月曜日に移動させる)制度』の導入により、従来は本日9月15日に固定されていた『敬老の日』が、『秋分の日』及び週末と並んで連休となるタイミングの月曜に移動した年度に発生する、という形です。従って、カレンダー上『シルバーウィーク』と呼べるような連休が発生しない年度もあります。

『シルバーウィーク』という呼称の語源を調べてみると、「なんとなくこう呼ばれるようになった理由」だけはいろいろ出て来ます(笑)。「『ハッピーマンデー制度』適用の際に9月に大型連休ができた年に、どんな呼称がいいか民間でアンケート調査をしたところ、『ゴールデンウィーク』との組み合わせから『シルバーウィーク』でいいのでは?という意見が多かった」「『敬老の日』が入っており、お年寄りを連想させる『シルバー』がちょうどいい、と考える人が多いようだ」「1950年代に映画会社が11月の一定期間を『シルバーウィーク』と銘打つ宣伝活動を行っていた」などなど。

今ではマスコミや政治家も使用している言葉が「多くの人がなんとなくそれっぽいと思っているから」という背景で成り立っていると知ると、面白いですね。(実は『ゴールデンウイーク』という呼称も特にどこからも制定されていません。)

さて、2問目に参りましょう。

【問題2】「休う」ってなんと読む?

「休う」という日本語の読み方をお答えください。

ヒント:「ゆったりとくつろぐ」などの意味を持つ言葉です。

「シルバーウィークに休うために、今は頑張り時ね!」

「○○う」と読み仮名2文字です。
「○○う」と読み仮名2文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 休(いこ)う です。

なるほど!「休むこと」とも、意味がつながっていますね。

「憩(いこ)う」という表記がポピュラーですが、「休う」とも書きます。

「休」という字は、「人が木陰でとまって休(やす)み、休(いこ)う」という成り立ちの漢字です。

例文のように、連休前の平日はお仕事が多め、という方も多いと思います。オーバーワークでせっかくの連休もグッタリ…などという事にならぬよう、適切な「休(いこ)い」をはさむこともお忘れなく!

本日は

・シルバーウィーク

という言葉のなりたちと、

・休(いこ)う

という読み方をおさらいしました。

 

この記事の執筆者
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ILLUSTRATION :
小出 真朱