ようやく、秋風を感じる季節になりました。これから新しいシーズンに向けて、真っ先に手に入れたいアイテムの筆頭格がシューズ。なかでもショートブーツは春先まで長く活躍してくれるうれしいアイテム。今回は、HERMÈS(エルメス)から登場した注目の新作をご紹介します。
モダンなデザインとエルメスの魅力が融合した「アートなショートブーツ」で美脚を演出
新しい季節の初めにチェックしたいのがシューズとバッグ。ウエアほど日々の気温に左右されず、かつ手持ちの服をフレッシュに仕上げてくれるアイテムたちです。特にオン・オフ問わず、より幅広いシーンで活躍してくれるのがシューズ。
秋冬に向けていま1足手に入れるなら、断然ショートブーツがおすすめです。ボトムを選ばないのでデイリーな着こなしに取り入れやすく、シーズンをまたいで活用できるアイテム。エルメスの新作「ベッキー」は、上質な素材と気品あるニュアンスカラー、モダンなデザインが融合した一足。カジュアルな印象になりすぎない、大人の女性に似合う洗練されたショートブーツです。
■1:上質な素材に映える、アイコニックな「シェーヌ・ダンクル」モチーフ
「ベッキー」をデザインしたのは、もちろんシューズ部門のクリエイティブ・ディレクター、ピエール・アルディです。エルメスで手がけるシューズには、彼のクリエイティビティーに、メゾンが誇る最上級の素材、クラフツマンシップ、そしてヘリテージといった要素がとけあいます。
例えば、エルメスならではのディテール。「ベッキー」のファスナー部分には、メゾンを象徴する「シェーヌ・ダンクル」のコマに着想を得たスライダーがあしらわれています。上部に小さく入ったロゴも上品ですね。控えめなように見えて、エルメスの製品にのみ宿る品格が漂います。フロントファスナーで着脱しやすいのもポイント。機能性とデザイン性をあわせもったディテールです
タイムレスな表情をもつ起毛のカーフレザー「ヴォー・ヴェロア」や、絶妙な中間色のベージュ・グレージュもエレガント。このニュアンスカラーを美しく表現できるのは、上質な素材と職人技があってこそ。どんなコーディネートにもなじむ、長く愛することができるブーツです。
■2:ピエール・アルディの感性がいきるコンテンポラリーなデザイン
そして、注目したいのがアルディの感性がいきるモダンなヒールです。建築からインスピレーションを受けたという「ベッキー」ですが、それが顕著に現れているのがメタルと7mmのスタッキングレザーを組み合わせたヒール。
直線的なラインとフューチャリスティックな異素材使いが、一見クラシックな印象のブーツをコンテンポラリーに仕上げています。ダークな色に偏りがちな秋冬の着こなしのアクセントにぴったり。ヒールとファスナーのメタリックな輝きが軽やかさをプラスしてくれます。
メゾンの魅力とピエール・アルディの感性が不可分に融合したショートブーツ「ベッキー」。ボトムを選ばないと色フォルムにモダンなディテールを備えた、シックにもモードにもスタイリングできる一足です。合わせやすくてコンフォータブルな、毎日はきたくなってしまうブーツ。これからの季節に向けて、まず手に入れたいのはこんなアイテム。秋冬はもちろん、春先まで3シーズン活躍してくれるはずです。
※掲載した商品は税抜です。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 木村 慎
- WRITING :
- 門前直子
- EDIT :
- 石原あや乃