「御手水」ってなんと読む?「おてみず」でも間違いではないですが、大人として使いたいのは…?
本日10月15日は、国際デーのひとつ『世界手洗いの日(Global Handwashing Day)』です。
国際衛生年であった2008年に『せっけんを使った手洗いのための官民パートナーシップ(Public Private Partnership for Handwashing)(現Global Handwashing Partnership)』が制定した記念日で、現在も、ユニセフやWHO、また、日本からも様々な企業がこのパートナーシップに参加し、各国の衛生意識向上のために活動しています。「石鹸を使った正しい手洗い」は、感染症の予防に大変効果的なのだとか。
今年は特に、コロナウィルスの登場により、手洗いの大切さが改めて見直されていますね?実際、日本では現在、例年に比べてインフルエンザ感染者の数が大変少ないそうで、これはコロナ感染対策による、手洗いやマスク着用の徹底が功を奏しているのでは?と言われています。
これから水が冷たくなる時期ですが、こまめな手洗いを欠かさずに参りましょう。
…というところで、本日1問目のクイズです。
【問題1】「御手水」って何と読む?
「御手水」という日本語の、「おてみず」以外の読み方をお答えください。
ヒント:「手や顔などを洗い清めること。また、その水を丁寧に言う語。」などの意味を持つ言葉です。
「ちょっと御手水に行って参りますね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 御手水(おちょうず) です。
「御手水(おてみず)」とも読みますが、こちらを使用すると「『ちょうず』という読み方をご存知ないのかしら?」と誤解される恐れがあるので(笑)、「おちょうず」と読むほうが、大人としては無難でしょう。
「水で手などを洗い清める」という意味から、おトイレの後にそうすることを暗喩し、例文のように「御手水(おちょうず)に行って参ります」と言えば「トイレに行きます」の丁寧表現としても使えます。「お手洗いに行きます」と同じような使い方ですね。
現代、「お手洗い=トイレ」というイメージはすっかり固定していますので、「もう少しトイレをイメージさせない表現で伝えたい」という時には「御手水」がちょうど良いかもしれません。
…さて、2問目と参りましょう。「手洗い」といえば「手を水ですすぐ」ことですが…
【問題2】「すすぐ」ってどんな字がある?
次選択肢の中から「すすぐ」と読む漢字を選んでください。答えは一つとは限りません。
1:濯ぐ
2:漱ぐ
3:雪ぐ
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 1、2、3すべて です。
「濯(すす)ぐ」は、「汚れを水で洗い落とす」、
「漱(すす)ぐ」は「口をゆすぐ=うがいをする」、
「雪(すす)ぐ」は、「恥や不名誉を晴らす」
という意味の「すすぐ」です。「手をすすぐ」の場合は「濯ぐ」になりますね。
本日は、『世界手洗いの日』にちなんで、
・御手水(おてみず/おちょうず)
・濯(すす)ぐ
・漱(すす)ぐ
・雪(すす)ぐ
という日本語をおさらいしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:日本ユニセフ協会ホームページ