「目敏い」ってなんと読む?「めびんい」ではありません!敏感なことです!
本日10月16日は、アメリカで定着している『ボスの日』なのだそうです。
1958(昭和33)年に、アメリカのパトリシア・ベイ・ハキロスさんが、会社経営者であるお父様のために提唱した記念日で、「経営者と部下や各社員の関係を円滑にする日」として広まっていったのだとか。アメリカでは例年、この日に経営者や上司とランチ会をしたり、ちょっとしたプレゼントを贈るなど『ボスの日』という意識が定着しているそうです。
日本ではボス=経営者や上司といえば「目上の人」という表現があります。ということで本日は「目」の入った慣用句の読み方クイズをお届けします。
【問題1】「目敏い」って何と読む?
「目敏い」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「見つけるのが早い」などの意味を持つ言葉です。
「うちのボスは目敏いから、隠し事をしようとしても、なぜかすぐバレてしまうのよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 目敏(めざと)い です。
「目聡(めざと)い」とも表記します。
実は「敏」という字は「敏(さと)い」とも読むのですが、「聡い(さと)い」という表記の浸透度が高いため、意外と「敏い」の読み方がわからない、という方も多いようです。デジタル変換でも「さとい」と打ち込めば「聡い」「敏い」の両方が変換で出てくることがほとんどですので、この機に覚えてしまいましょう。
…さて、2問目です。
【問題2】「目溢し」ってなんと読む?
「目溢し」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「とがめるはずのところを、大目に見る」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「ボスにお目溢しいただいたことに感謝しつつ、精進いたします。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 目溢(めこぼ)し です。
「溢」という字は常用漢字ではありませんが、「溢(あふ)れる」という読み方が、意外と浸透していますよね?しかし「溢(こぼ)す」とも読むのです。
器から溢(あふ)れると、溢(こぼ)れることになりますので、セットで覚えてしまいましょう。
「一目瞭然」と言うように、見る事から得る情報量はとても多いので、この他にも「目覚ましい」「目障り」「目利き」など、「目」のついた慣用句は大変多いですね。
本日は、『ボスの日』にちなんで、「目」のつく慣用句の中から、意外と読み方に迷いそうな
・目敏(めざと)い
・目溢(めこぼ)し
をおさらいしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱