「反吐」ってなんと読む?「はんと」ではありませんよ!とっても不快です!
本日10月21日は、『国際反戦デー』です。
「国際」とつくものの、国連などの世界的団体が関連する、いわゆる「国際デー」ではなく、日本の記念日なのです。
1966(昭和41)年10月21日、「日本労働組合協議会」は、国内で「ベトナム反戦統一スト」を行うと同時に、全世界の反戦団体に「ベトナム戦争反対」を呼びかけました。
アメリカ軍のベトナム戦争介入に反対する運動でしたが、この呼びかけを受け、翌1967年10月21日には、アメリカのワシントンD.C.でも10万人以上を動員するベトナム戦争反対デモが行われ、ヨーロッパ諸国にも大きな輪として広がったそうです。
哲学者としても有名なフランスの作家・ジャン・ポール・サルトルも、世界で初めての労働組合によるベトナム反戦ストを称賛した、と言われています。
正しいと思った事に対し、臆せず声をあげる事の大切さを考えさせられますね。
本日は「反戦」の「反」という字の入った難読漢字クイズをお送りします。
【問題1】「反故」って何と読む?
「反故」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「取り消し/破棄」「役に立たないもの」「書きそこないなどで、いらなくなった紙」などの意味を持つ言葉です。
「確かに仕事は大切だけれど、だからといってプライベートの約束をいくらでも反故にして良い、ということにはならないわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 反故(ほご) です。
「反古(ほご)」とも書きます。
※「反故/反古」を「ほご」のほか、古い読み方で「ほうご/ほうぐ/ほぐ」などもありますが、現在の辞書では「ほご」以外を割愛しているものが多く、一般常識的には「ほご」が正解です。
例文のように、「約束を反故にする」と使用したり、
オフィスなどで使用済みの紙類を「反故紙(ほごし)入れ」にまとめる、というところもあるようです。
「反」という字を「ほ」と読むのはあまり見ない例ですが、大人のコミュニケーション上しばしば使われる表現ですので、読み間違いにご注意ください。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「反吐」ってなんと読む?
「反吐」という日本語の読み方をお答えください。
ヒント:「嘔吐すること。また、嘔吐物。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「問題を暴力でねじふせようとするなんて、反吐が出るわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 反吐(へど) です。
こちらも珍しい読み方ですが、例文でも使用した「反吐が出る」は「不愉快極まりない」という慣用句であり、心得ておきたい難読熟語です。
本日は、『国際反戦デー』にちなんで、「反」という字の入った難読熟語
・反故(ほご)
・反吐(へど)
をおさらいしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:富山県教職員組合ホームページ
- ILLUSTRATION :
- 小出真朱