過去5年間に5つの世界最薄記録を打ち立て、いまや機械式超薄型時計のパイオニアとして時計界のトップを独走し続けている「ブルガリ」。
2020年は、トゥールビヨンとクロノグラフを備える自動巻きムーブメントを搭載した『オクト フィニッシモ トゥールビヨン クロノグラフ スケルトン』で、6つ目となるワールドレコードを成し遂げた。
「ブルガリ」のジャン-クリストフ・ババンCEOが、その輝かしい発表の場に選んだのは、自身が企画をし実現させた、2020年唯一のスイスにおけるウォッチイベント「ジュネーブ・ウォッチ・デイズ」。時計界の国境ともいえる企業グループのボーダーを超え、8月26から29日に開催されたこのウォッチイベントは、時計界に久しぶりに明るい光をもたらし大成功をおさめた。
「機構の美学」の達人が紡ぎ続ける壮大な物語
ブルガリ『オクト フィニッシモ トゥールビヨン クロノグラフ スケルトン オートマティック』
![ブルガリ『オクト フィニッシモ トゥールビヨン クロノグラフ スケルトン オートマティック』予価¥15,840,000 ●自動巻き ●チタンケース&ブレスレット ●ケース径/42mm ※世界限定50本(ブルガリ ジャパン)](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/9/6/720mw/img_96bddd6e52ef847bcb22cdb9e23bda0888664.jpg)
ババンCEOは開催決定を発表する際、こう語っていた。「ここ最近低迷していた、時計製造の炎を再び燃やすための主要かつユニークな機会」―おそらくこの、驚異のハイコンプリケーションが、「時計製造の炎」の強力な着火剤になるという確信があっての発言だっただろう。「ブルガリ」のウォッチメイキングは、長年にわたり「機構の美学」の達人としての伝統を築き、ローマのハイジュエラーとしての洗練とスイスの機械式ムーブメントの専門性とを融合させてきた。
そうすることで、自身のウォッチメイキングに変革をもたらし、このメゾンでしか実現し得ない類まれな方法で、最先端の美意識と卓越した技術を統合し続け現在に至っている。
![厚さ3.5mmという極薄キャリバーだからこそ叶えられた、7.4mmという驚異的薄さを誇るケース厚。それにより、これだけのハイコンプリケーションながら無骨さはなく、端正でスタイリッシュな横顔に。](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/4/5/720mw/img_45a42c00d7cef4e98c736ff1cbddfa6285744.jpg)
![キャプション右](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/0/4/720mw/img_042c91d7797fad98cc53fcaa2f5dddd345587.jpg)
悲願だった、初の自社製ムーブメントを発表した翌年、2014年の『オクト フィニッシモ トゥールビヨン』から始まった、マニュファクチュール「ブルガリ」の「世界最薄時計」というテーマの冒険物語。このエレガントなアドベンチャーは世界の時計ファンをワクワクさせながら、時計界を挑発し続けていくに違いない。
![](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/e/0/652mw/img_e0d8693c28452091ec0aaa77b168f69872212.jpg)
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious2020年秋号より
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- PHOTO :
- 池田 敦(パイルドライバー)