「縁」って「えん」以外になんと読む?いくつ答えられますか?

本日11月5日は『縁結びの日』です。「いい(11)ご(5)えん」の語呂合わせで、縁結びで有名な出雲大社のある、島根県の『神話の国・縁結び観光協会』が制定した記念日になります。縁起が良く、心が浮き立つような記念日ですよね?本日、皆さまに良いご縁が訪れますように!

…ということで本日は「縁結び」にちなんだ難読クイズをお届けします。

【問題1】「縁」って「えん」以外に何と読む?

「縁」という漢字の読み方として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。※答えは一つとは限りません。

1:えにし

2:ゆかり

3:よすが

「縁」の読み方で正解なのはどれ?
「縁」の読み方で正解なのはどれ?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 1、2、3すべて です。

「えにし」「ゆかり」「よすが」すべて「縁」の読み仮名なのです。
「えにし」「ゆかり」「よすが」すべて「縁」の読み仮名なのです。

「縁(えん)」という字、「縁(えにし/ゆかり/よすが)」とも読むのです。

「縁(えにし)」というのは、「縁(えん)」の古語になります。「この場所には、ご縁(えん)を感じるのです」を「この場所とは縁(えにし)を感じるのです」と言い換えると、なんとも深いお導きがあるかのような深みが出てまいります。

「縁(ゆかり)」は「文豪縁(ゆかり)の地」などの言い回しに使用される「縁故(えんこ)があること」
を意味する言葉
です。実は過去にこの連載でも「縁の地」という難読クイズを出題しましたが、みなさま、今回は正解できたでしょうか?

「縁(よすが)」は「たよりや助けとなるもの」「たよりとする人」というような意味です。「関西の叔母を縁(よすが)に、転居先を探しているの」というように使用します。

…どの読み方でも「ご縁(えん)」とつながる、心に響く日本語ですよね?

一つの字でたくさんの読み方がある、特に訓読みが多い、ということは、その字のもつ概念が、日本の文化に繊細に、また、深く関わってきた…という歴史を表している気がいたします。まさに、日本文化との「縁(えん)」を感じる字です。

さて、2問目に参ります。

【問題2】「結縁」って「けつえん」以外になんと読む?

「結縁」という日本語の「けつえん」以外の読み方をお答えください。

ヒント:「仏道と縁(えん)を結ぶこと」という意味の言葉です。

<使用例>

「今月、近くのお寺で『結縁祭』というお祭りがあるの」

「けつえん」以外の読み方も「○○○〇」と読み仮名4文字です。
「けつえん」以外の読み方も「○○○〇」と読み仮名4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 結縁(けちえん) です。

耳にしたこと、ありますか?

「結縁(けつえん)」と読むと、人と人など、広く「縁を結ぶ」ことを指しますが、

仏さまとのつながりを結ぶ行為に関しては「結縁(けちえん)」と読みます。ですので、例文で出したような、お寺に関連する祭事も「結縁祭(けちえんさい)」と読みます。

特例的な読み方ですが「けちえん」で「結縁」とデジタル漢字変換できるツールがほとんどで、大人として覚えておいて損はない言葉ですので、この機にぜひ覚えてくださいませ。

ちなみに「結縁(けつえん)」のほう、近親者を表す「血縁(けつえん)」と混同の無いよう、お気をつけくださいね。

本日は、『縁結びの日』にちなんで、

・縁(えん/えにし/ゆかり/よすが)

・結縁(けつえん)

・結縁(けちえん)

などの日本語をおさらいしました。

 

この記事の執筆者
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ILLUSTRATION :
小出 真朱