まとうだけで洗練された着こなしへと導く「グレージュ」の魅力を、ラグジュアリーマガジン『Precious』に掲載された記事からシリーズでお届け。大人の女性にぴったりな「グレージュ」ですが、それゆえに見慣れてしまうとマンネリ感が出てきてしまうことも。そこで、今回ご紹介するのは「ディープボルドー」を取り入れたグレージュの6つの着こなし。「ディープボルドー」をポイント使いすることにより、定番となった「グレージュ」のコーディネートにも新鮮さが加わるのです!
コクのある大人色「ディープボルドー」で、グレージュをさらに際立たせる!
定番のグレージュにエレガンスを授けるのが、ドラマティックなディープボルドーとの組み合わせ。ボルドーの深みのある色調と重なると、まるでミルクティーのようなグレージュの温かな色合いが際立ちます。こっくりカラーの着映え力にかなう色は、ディープボルドーのほかにはないのです! ひと目で「素敵!」と周囲の視線を引きつける、グレージュ×ディープボルドーの新鮮な配色で、秋冬のおしゃれに磨きをかけましょう。
■1:ボルドーのリッチなファーをカジュアルに楽しむ!
存在感を放つ濃厚なボルドートップスは、光に当たるとファーの畝(うね)が美しく浮き立つムートン素材。タックの入った、表情豊かなメンズライクなグレージュボトムを合わせれば、リッチなファーをカジュアルに楽しむ、余裕のある着こなしが完成します。アクセサリー感覚で肩がけしたミニバッグは、黒のクロコで抜群の存在感に!
■2:ハーフ&ハーフ配色なら初心者でも絶妙バランスを約束!
ウール×カシミアの薄軽コートに、存在感のあるボルドーボトムを合わせて。ポイントは、ボルドーとグレージュの比率を1:1にすること。難易度の高いボルドー×グレージュの配色も、これにより自然なバランスに仕上がるのです。
■3:顔周りを明るくするだけで洗練された印象に!
ワイドボトムにウールの細身コートをはおったマニッシュな着こなしは、ただグレージュを重ねるだけでは老けて見えるので注意が必要。見た目も暖かなボルドーのカシミアマフラーをコンパクトに巻いて、顔周りをワントーン明るく華やかな印象に仕上げましょう! さらに、インナーには白を選択することで、軽やかさも手に入るのです。
■4:縦のラインをボルドーで引き締めて、辛口グレージュスタイルに!
タートルニットと細身パンツをボルドーで統一するセットアップ風の着こなしで、縦のラインを強調した上級テクニック。 色の濃淡でメリハリを効かせる配色を心がけると、キリッとした辛口カジュアルスタイルが完成します。小物は黒のミニバッグ、ショートブーツで色数を抑え、グレージュ×ボルドーを強調して。リラックス感の漂うグレージュと、引き締め効果の高いボルドーの組み合わせは、ぜひ試していただきたいコーディネートです!
■5:深みのあるボルドーを主役に、エレガンスな装いへと格上げ!
こっくりとしたボルドーのフォックスファーにゴールドチェーン…。エレガント色の強いアイテムには、あえてパンツを合わせ、クールな着こなしを選びましょう。上品なスカート感覚ではけるフレアボトムで、カジュアルに転びすぎることなく、エレガントな装いをキープ。足元のブラックブーツにより、おしゃれ上級者の風格も備わります。
■6:ポイントは足元!マットなスエード素材でさりげなくフェミニンに
程よくゆとりのあるカシミアニットに、グレージュのグラデーションが美しいフォックスファーを、贅沢に重ねづけ。裏地にボルドーを配したボックス型巻きスカートが、ローゲージニットのカジュアル感に女らしさをプラスしてくれます。スエード素材のチャンキーヒールにもボルドーを差し色にして、足元まで抜かりのないスタイルの完成です!
大人の女性の定番カラーとなった「グレージュ」に、新鮮さを与えてくれる「ディープボルドー」との組み合わせ。ポイント使いで取り入れるだけで、見慣れてしまった「グレージュ」のコーディネートのマンネリ化を打破することができるのです!
- PHOTO :
- 水田 学(NOSTY)
- STYLIST :
- 大西 真理子
- HAIR MAKE :
- 川原 文洋(UM)、重見 幸江(gem)
- MODEL :
- 生方 ななえ、内海 誓子
- COOPERATION :
- Nicolai Bergmann Flowers & Design Flagship Store
- EDIT :
- 廣田 沙羅(HATSU)
- RECONSTRUCT :
- 難波 寛彦