【第6問】「帯揚げ」と「帯締め」の役割は、「飾り」である。
「NO」と答えたあなた、正解です。
「帯揚げ」は、帯結びの形を綺麗に整えるため「帯枕」という、外からは見えない小物を包む実務的な役割と、帯周りを華やかにする「さし色」的な役割を兼ねています。
「帯締め」は、帯結びの形を整える実務的な役割と、帯のアクセントという役割を兼ねています。礼装用やお太鼓結びには不可欠です。
ですので、「帯揚げ」と「帯締め」は、ほとんどの帯結びで必要です。
例外は、浴衣に結ぶ半幅帯で、こちらには基本的に必要ありませんが、最近ではおしゃれ用としてアクセントに用いる、という着方も流行しています。
帯揚げや帯締めも、フォーマルとカジュアルの違い=「格」があります。間違えるとちぐはぐな印象になってしまいますので、その点は注意が必要です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱