ネクタイの良し悪しはなかなかつけづらいが、せっかくであれば、自分の自身につながるようないいネクタイを締めたい。高級なのはもちろんのこと、Vゾーンを美しく見せ、唯一無二の存在感を放つタイであればなおさらだ。そこで今回は、そんなネクタイを厳選して3つ紹介する。自身がつけてもいいし、上司や親しい身内へのプレゼントにも最適なので、是非ともチェックしてほしい。

Vゾーンを華やかにする高級ネクタイブランド3選

スカーフのような上品さを併せ持つアット ヴァンヌッチのタイ

ネクタイ(左)¥33,000・(中)¥32,000・(右)¥34,000(レガーレ〈アット ヴァンヌッチ〉)
左からネクタイ¥33,000・¥32,000・¥34,000(レガーレ〈アット ヴァンヌッチ〉)

芯材を使わないセッテピエゲ製法によるネクタイは、滑らかで美しいノットを作るだけでなく、まるでスカーフのように風になびく軽さが魅力的だ。小紋柄や無地などビジネスシーンでも使いやすい柄を挿してエレガントなVゾーンを演出してもよし、近年人気の高まっているプリントタイで自分らしい洒落感を演出してもよし。

胸元に美しさと彩りを与えるシャルべのタイ

ネクタイ各¥24,000(日本橋三越本店〈シャルべ〉)
ネクタイ各¥24,000(日本橋三越本店〈シャルべ〉)

フランスの老舗オーダーメイドシャツとして有名なシャルべは、もちろんそのシャツに合わせるネクタイのセンスにも並々ならぬこだわりを持つ。作りはいたってプレーンなタイであるが、注目すべきはその柄と配色。個性的な柄に加え芸術的な配色センスは、Vゾーンに華やかさと存在感を演出してくれる。光の当たり具合によって変化する美しい光沢感は、シャルべならではの楽しみだ。

ネイビータイなら迷わずマリネッラを

ネクタイ(左)¥30,000・(右)¥37,000(マリネッラ ナポリ 東京ミッドタウン〈マリネッラ〉)

ネイビーのネクタイと言えば、このブランドを忘れてはならない。数多くのネイビータイを所有するマリネッラの中でも今注目すべきはこの2本。左のヘリンボーン織りのソリッドタイは、無地ながら織りの質感でしっかりと胸元を主張。右のアーカイブラインは、その名の通り過去にマリネッラが作っていたアーカイブの柄を現代に再現したもので、クラシカルな雰囲気を楽しめる。

大劍裏にはアーカイブのタグと生地が使われていた年号が記されている。
大劍裏にはアーカイブのタグと生地が使われていた年号が記されている。

1964年といえば、東京オリンピックが開催された年。今年開催されるかはまだ不明だが、なんだかこのネクタイだけは手に入れておかなければいけない気がする。

どのネクタイもそれぞれの個性が光るネクタイだから、どれを選んでも間違いはない。まずは一本試してみてはいかがだろうか?自分が持っているネクタイとの違いがきっと如実にわかるはずだ。

※価格はすべて税抜きです。

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PHOTO :
島本一男(BAARL)
STYLIST :
河又雅俊
EDIT&WRITING :
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