時計通の人々が毎年心待ちにしているのが、ウォッチ&ジュエリーブランドが新作を一挙に発表する、時計の世界的な祭典ともいうべきS.I.H.H.(ジュネーブサロン)と、バーゼルワールド。Precious編集部が現地取材でキャッチした2017年の最新情報とともに、日本に上陸したばかりの新作ウォッチの数々をお届けします。
■1:【パテック フィリップ】究極の技術とエレガンスが融合した、女性のためのハイコンプリケーション
1本目にご紹介するのは、時計界の最高峰ブランドとして君臨する、パテック フィリップによる『レディス・ファースト・パーペチュアル・カレンダー Ref.7140』です。
時計界の最高峰ブランドとして、揺るぎないステイタスを誇り続けているパテック フィリップ。時代の変遷に伴い、スイスの老舗マニュファクチュールが大きな企業グループの傘下に次々と収まっていっても、一貫して独立経営を保つ孤高さも、その気高いブランドイメージを後押ししています。
そんなパテック フィリップが2017年、時計の真価を追求する女性たちのために打ち出してきたのは、本格的な複雑機能を搭載したハイコンプリケーションウォッチ。デザインだけではなく、ムーブメントにもこだわる女性が年々増えつつある昨今。高度な複雑機能をエレガントなデザインへ昇華させたパテック フィリップのパーペチュアルカレンダーが、深遠なる本格時計の世界へと誘いかけます。
多くの要素を盛り込みながらも繊細な雰囲気を醸し出す、完璧なデザインバランス
月による日数の違いや、うるう年の日付調整も自動的に行うパーペチュアルカレンダーと、月の満ち欠けを表示するムーンフェイズを搭載。12時位置下のブランドロゴは優雅な曲線を描き、ダイヤモンドベゼルと呼応しながら無敵の名品オーラを放ちます。
問い合わせ先
- パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL : 03-3255-8109
■2:【カルティエ】不死鳥のごとく華麗に蘇った「パンテール」が紡ぐ、新たな名品伝説
2本目にご紹介するのは『パンテール ドゥ カルティエ』です。2017年のカルティエの、そしてレディスウォッチの最大のニュースといえるのが、’80年代に絶大な人気を誇ったモデルを復刻した『パンテール ドゥ カルティエ』の復活劇です。1983年に誕生し、世界的な人気を誇ったこの時計は、カルティエを象徴するものとして、’80年代の陽気なムードとともに人々の記憶に深く刻まれてきました。
「伝説」となっていたこの美しい時計を再び…世界中の女性のそんな願いが2017年、いよいよ結実したのです。名品が歳月を経て蘇るとき、何かしらのアレンジが加えられていることが往々にしてありますが、『パンテール』はほぼ当時の姿のまま。ブレスレットの装着感こそよりしなやかに進化したものの、エレガントなデザインとディテールは忠実に踏襲され、ドラマティックな再会を約束してくれます。
ブラックエナメルで、見事にパンテール柄を表現
ステンレススチールからゴールド、シンプルからラグジュアリーなジュエリーウォッチまで、全17種類という充実のバリエーション。なかでもカルティエのエレガンスが際立つのが、ダイヤモンドにブラックエナメルスポッツでパンテール柄を表現した、このジュエリーウォッチ。日本発売に先駆け、オーダーなどで早々に売り切れる可能性も高いため、入手するなら早めのアクションを!
問い合わせ先
- カルティエ カスタマー サービスセンター TEL : 0120-301-757
■3:【ブルガリ】自分好みにカスタマイズが可能に! 憧れのアイコンウォッチの新展開
3本目にご紹介するのは、ブランドを代表するアイコンウォッチの最新モデル、ブルガリの『セルペンティ スキン』です。フォルムで、ディテールで、ひと目でブランドを識別できる「アイコン」を擁するか否かで、そのメゾンのクリエイションの質と幅は大きく変わってきます。その点、ブルガリはそんな「アイコン」を豊富に擁するジュエラーであり、マニュファクチュール。2017年はヘビをモチーフにした官能的でグラマラスなジュエリー&ウォッチで、これまで多くの女性を虜にしてきた『セルペンティ』コレクションから、待望のレザーストラップをまとった『セルペンティ スキン』が登場しました。
このモデルは、ケース、ダイヤル、ストラップをそれぞれ好みで選べる、パーソナライゼーションが可能! 人生を謳歌するように手元の装いも楽しむ、大人の女性の時計道に新たな光が注がれます。
ストラップは、ブランド初のインターチェンジャブル!
ケースはステンレススチールとピンクゴールドの2種類、ダイヤルは4色、ストラップは5色の展開で、写真の2点を含む定番6モデルのほか、全312通りの組み合わせになるカスタマイズも可能(6月初旬よりスタート)。ストラップには、リザードとパイソンとの中間的特徴を有する「カルング(ヤスリヘビ)」レザーが初めて採用され、独創的かつ官能的な雰囲気を醸し出しています。
問い合わせ先
-
ブルガリ ジャパン TEL:03-6362-0100
■4:【ジャガー・ルクルト】洗練のマニュファクチュールが、女性のために贈る麗しき機械式時計
4本目にご紹介するのは、女性の本格機械式時計として生まれたコレクションに「ムーンフェイズ」を搭載した、ジャガー・ルクルトの『ランデヴー・ムーン』です。
女性の間で年々高まっている本格時計への関心、そのきっかけのひとつをつくったのは、ジャガー・ルクルトの『レベルソ』と言い切ってもいいでしょう。それは20世紀初頭、女性の心に響く腕時計が少なかった時代から、繊細なジュエリーウォッチも手がけてきたマニュファクチュールの、稀有な洗練を語ります。
そんなジャガー・ルクルトが、女性のために創造した機械式ウォッチコレクションが、ラウンド形の『ランデヴー』。シンプルなモデルからトゥールビヨンといった複雑機械式時計、そしてハイジュエリーウォッチまで、2017年はこの『ランデヴー』がさらなる進化を見せました。ロマンティックなディテールで、女性ならではの機械式時計の楽しみ方を堪能させてくれます。
マザー・オブ・パールのムーンフェイズがロマンティックな輝きを放って
約束の時間を示すという洒脱なディテールが魅力の『ランデヴー』。このムーンフェイズ搭載のモデルは、写真では7時位置で輝く神秘的な星がその役割を演じる。36mmサイズに初めてピンクゴールドケースを使用した新作は、ベゼルやケースサイドにあしらったダイヤモンドによって、全方位美人な一本に。
問い合わせ先
- ジャガー・ルクルト TEL:0120-79-1883
■5:【シャネル】洒脱な遊び心に思わず笑みがこぼれる、シャネルの魔法に酔いしれて
シャネルが本格的に時計界に進出したのは、1987年。30年目となった2017年は、最初の本格的腕時計である『プルミエール』、セラミック素材を採用しセンセーションを巻き起こした『J12』、レディスウォッチコレクションの柱のひとつとなった『ボーイフレンド』、そして芸術的な意匠のハイジュエリーウォッチコレクションである『マドモアゼル プリヴェ』まで、すべてのコレクションから珠玉の新作を発表し、存在感を示しました。
なかでもシャネルらしいクリエイションが際立ったのが、マドモアゼル シャネルの両腕が時分針として時間を表す『マドモアゼル J12』! 粋な遊び心を洗練へと昇華させるのが得意なシャネルは、いつの世も女心をつかんで放しません。
マドモアゼル シャネルの腕をかたどった時分針に、微笑みを誘われて
シャネルのスーツをまとったマドモアゼル シャネルを、ダイヤルに大胆に配置。時分を指す両手によって刻々と変わっていくポーズが、時計に視線を落とすたび、幸福な気持ちへと誘う。カラーバリエーションはこのブラックとホワイトの2色。
問い合わせ先
- シャネル(時計・宝飾) TEL : 0120-159-559
■6:【ブレゲ】フランスの洗練をまとった絶世の機械式時計に陶酔
6本目にご紹介するのは、男性的な印象の機械式ムーブメントを華やかに表現した、ブレゲの『トラディション レディ』です。1775年、伝説の天才時計師、アブラアン-ルイ・ブレゲによって、パリで創業されたブレゲ。生粋のウォッチメーカーでいながら、スイスではなくフランスという独自の出自と、マリー・アントワネットなど歴史を彩った人物たちとの逸話が、エレガントなそのイメージをいっそう華やかなものにしています。
そんなブレゲの「華」と「洗練」を余すところなく語るのが、見事な仕上げを施したムーブメントをダイヤルデザインの主役に据えた機械式時計『トラディション レディ』。ムーブメントという、本来男性的な「機械」さえ、部品のひとつひとつがまるでジュエリーのように際立つアートピースのような趣に。スイスの時計技術の粋とフランスのエスプリが、ここに極まります。
美しい仕上げが施された、「魅せる」ムーブメント
2016年に発表されたホワイトゴールドに続き、艶やかなローズゴールドケースのモデルが誕生。時刻を表示するメインダイヤルと、扇形に針が反復運動をする『レトログラード』式で秒を示すスモールセコンドを上部にまとめ、ムーブメントの美を最大限に表現したジュエリーウォッチに仕上がっています。
問い合わせ先
- ブレゲ ブティック銀座 TEL:03-6254-7211
■7:【フランク ミュラー】創業25周年を迎え、さらなる高みを目指す。時計師を超えた「時間作家」
7本目にご紹介するのは、グラマラスな新フォルムを採用したラグジュアリーな新作、フランク ミュラーの『ヴァンガード レディ』です。「ブレゲの再来」と謳われたフランク ミュラーが、自らのブランドを立ち上げて、2017年で25周年。ジュネーブ近郊に築いた、本社や工房を擁する本拠地「ウォッチランド」をさらに拡大し、時計づくりに対する変わらぬ情熱を示しました。創業から四半世紀という大きな節目に送り出してきた新作は、これからのアイコンとなっていくであろう、新フォルムの『ヴァンガード レディ』。ブランドを象徴するトノー形を継承しながら、やや厚みのあるグラマラスなフォルムが、ラグジュアリーなインパクトをもたらします。
一代で名門ブランドと比肩するステイタスを築き上げ、今や時計だけではなくライフスタイルコレクションまで手がける「時間作家」は、現在進行形でその歴史を紡ぎ続けます。
インダイヤルの細部にまでダイヤモンドをセッティング
フランク ミュラーらしいアラビア数字が踊るインデックスと、ムーンフェイズ表示が織りなすクラシカルモダンなバランスが粋。ベゼルだけでなく、ムーンフェイズのインダイヤルまでダイヤモンドが取り巻き、眩い輝きを放つ。
問い合わせ先
- フランク ミュラー ウォッチランド東京 TEL : 03-3549-1949
■8:【ロレックス】クールに、フェミニンに輝きを増す! 永世名品時計の褪せない魅力
8本目にご紹介するのは、世界的な知名度を誇る高級時計ブランドであるロレックスの『オイスター パーペチュアル レディ デイトジャスト 28㎜』です。
「世界でいちばん知名度が高いブランド」。ロレックスをこう表現することに、異論を唱える人は多くないはずです。広く世界に認知されると同時に憧憬の視線も集め続けている、その理由はこのブランドが多くの「唯一無二」を誇るからでしょう。たとえば、ムーブメントを守るために開発された堅牢な「オイスターケース」。ダイヤルやベゼル、ラグ、ブレスレットと一体となって構築されたデザインは、腕時計のひとつの完成形として金字塔を打ち立てました。何かのモチーフではなく、時計としての佇い自体がアイコンなのです。
2017年は2015年に発表された28ミリ径のモデルに、待望のステンレススチール×ホワイトゴールドのモデルが登場! 永世名品時計は、その進化を止めません。
マザー・オブ・パールの輝きがエレガンスを加速!
プラチナやゴールドのケース×ブレスレットのほか、ステンレススチールとのコンビは、イエローゴールド、エバーローズゴールドというこれまでの展開に、新しく加わったステンレススチールとホワイトゴールドのコンビ。高品質のマザー・オブ・パール文字盤、ホワイトゴールドのベゼルやインデックスに配されたダイヤモンドによって、ジュエリーウォッチとしての表情も見せる。
問い合わせ先
- 日本ロレックス TEL:03-3549-1949
■9:【オメガ】『スピードマスター』が誕生して60周年! 進化を遂げた美貌のクロノグラフ
9本目にご紹介するのは、女性のためのジュエリーウォッチを数多く手がけてきた、オメガの『スピードマスター』と『コンステレーション』です。文字盤の中にインダイヤルがあしらわれたデザインが、女性からも人気を集めているクロノグラフ。その代名詞的存在が、オメガが誇る不朽の名品『スピードマスター』です。2017年は誕生60周年のアニバーサリーイヤー。まだ腕時計が紳士のための贅沢品だった時代から、いち早く女性のためのジュエリーウォッチを手がけてきたオメガは、この『スピードマスター』にもフェミニンなレディースモデルをそろえ、華やかなイメージを加速させました。
同時に、シンプルで知的な『コンステレーション』からも、エクスクルーシヴなモデルを発表するなど、さまざまなアプローチでレディースウォッチを展開。いつの世も女性たちに寄り添い続けてきたオメガの、しなやかな挑戦は続いています。
生来のスポーティーなDNAとエレガンスが共存するデュアルデザインを体現。これまで真円形だったインダイヤルがやや横長のオーバル形になり、よりフェミニンな雰囲気に。オメガが誇る自動巻きムーブメント『マスター コーアクシャル』搭載の「中身も語れる」一本。
スターカットのダイヤモンドが輝くジュエリーモデルが誕生
オメガのレディースウォッチを代表する存在として愛され続けている『コンステレーション』。6時位置には、コレクションのシンボルをかたどった、スターカットのひと粒ダイヤモンドが! パテント(特許)を取得したこの特別なダイヤモンドがあしらわれているのは、無垢なホワイトゴールドのケースとブレスレットのこのモデルのみ。
問い合わせ先
- オメガお客様センター TEL:03-5952-4400
■10:【ゼニス】真のマニュファクチュールが女性に捧げる、綺麗色ムーンフェイズ
10本目にご紹介するのは、自社で一貫して時計を製造する、「マニュファクチュール」のひとつであるゼニスの『エリート レディ ムーンフェイズ』です。自社で一貫して時計を製造する「マニュファクチュール」を標榜していても、すべての時計を完全に自社内で製造しているブランドは、ごくわずか。ゼニスはその、ごくわずかの、正真正銘のマニュファクチュールです。ウォッチメイキングに対する真摯なスタンスが男性愛好家に支持され、かつては硬派なイメージに包まれていたゼニスですが、近年は意識の高い女性に向けたフェミニンなモデルも積極的にリリース。エレガントな顔ももち併せるブランドへと変貌を遂げました。
2017年はこれまでにも増して、レディースモデルの華やぎが加速! 「エル・プリメロ」と並ぶ名ムーブメント、「エリート」を搭載した人気のムーンフェイズに、綺麗色ダイヤル&ストラップが咲きそろい、その洗練を強く印象づけました。
綺麗色とダイヤモンドが織りなす、 フェミニン&リッチなニュアンス
ムーンフェイズを備えた自動巻きでいながら、超薄型の自社製ムーブメント「エリート」によって、9.25mmというケース厚を実現。6時位置のムーンフェイズ表示と、9時位置のスモールセコンドが共鳴し、端正で知的な表情に。カラフルな文字盤とストラップに、ダイヤモンドベゼルの輝きが映えて。
問い合わせ先
- LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス TEL:03-5524-6420
■11:【グランドセイコー】日本が誇る名門ブランドが、独立したブランドとして世界へ羽ばたく
11本目にご紹介するのは、グランドセイコーのレディースモデル、『グランドセイコー 18K ゴールドモデル』です。1960年、当時の技術の粋を結集して誕生した『グランドセイコー』。セイコーのハイエンドコレクションであり、日本を代表する高級時計として知られてきたグランドセイコーが、2017年の2017年、単独のブランドとして新スタートを切りました。
「セイコーの前に『Grand』を配し、ダイヤルに『Grand Seiko』を刻んだとき、その思いはセイコーの最高峰ではなく、その先にあったのです。2017年、その思いを受け、セイコーとは異なる別の高みを目指します」。発表時、こう話したセイコーウオッチの服部真二代表取締役会長兼CEO。
満を持して、世界に羽ばたいたグランドセイコー。ラグジュアリーなレディースウォッチもラインナップされ、ますます見逃せない存在となりました。
艶やかなゴールドとダイヤモンドが調和
精度、視認性、使いやすさ、耐久性といった、腕時計の本質を追求するウォッチメイキングの哲学はそのままに、美と華やぎを開花させたレディースモデル。26mmという小ぶりのゴールドケースに、マザー・オブ・パールの文字盤とダイヤモンドが上品に調和し、どこかにたおやかさも香る、至高の「なでしこウォッチ」へと昇華しています。
問い合わせ先
- セイコーウオッチお客様相談室 TEL:0120-061-012
■12:【グラフ】舞い落ちる雪のように、ダイヤモンドがきらめくジュエリーウォッチ
12本目にご紹介するのは、ダイヤモンドがきらめくグラフのジュエリーウォッチ『ザ グラフ スノーフォール スリム』です。「21世紀のキング オブ ダイヤモンド」と謳われるローレンス・グラフによって、1960年に創業されたグラフ。ダイヤモンドを見極める類いまれなる審美眼によって、半世紀も経たないうちに世界トップクラスのジュエラーへと登り詰めました。ジュエリーウォッチの分野でも、4年前からバーゼルワールドにも参画するなど、その創作意欲を年々高めています。
2017年も、こちらの『ザ グラフ スノーフォール スリム』のように、最高品質のダイヤモンドの輝きを最大限に引き立てるデザインとセッティングの新作を数多く発表。手の届きやすいエントリーコレクションで大衆に迎合する、ということをよしとしない孤高のスタンスで、ブランドイメージをさらに特別なものにしました。
しっとりと肌に吸い付くような、しなやかなブレスレット
空から舞い落ちる繊細な雪にインスパイアされたカフ形のジュエリーウォッチコレクションから、ひと回り華奢なサイズの新作が誕生。ラウンド、ファンシー、トリリアントと、カットの異なるダイヤモンド221個、計18.23カラットを巧みに組み合わせるという、高い宝飾技術の妙が輝きます。
問い合わせ先
- グラフダイヤモンズジャパン TEL:03-6267-0811
■13:【エルメス】待望のミニサイズが登場!不朽の魅力を放つ『ナンタケット』
13本目にご紹介するのは、エルメスのレディースウォッチの名品、『ナンタケット』です。「時間もオブジェのひとつ」と捉えるエルメス。時間に対する哲学的な解釈と、洗練されたエスプリの融合によって、これまで自由で大胆な発想を腕時計に結実させてきました。1991年、エルメスの専属デザイナーとして数々の伝説を紡ぎ上げたアンリ・ドリニーが、「シェーヌ・ダンクル(錨鎖)」から着想を得たこの『ナンタケット』もそのひとつ。今やエルメスを代表するこのウォッチコレクションに、2017年新しくミニサイズが加わりました。
新作は、ケースが従来のモデルより、縦に4ミリ、横に3ミリ小さくなったことで、表情が引き締まり、端正な雰囲気が増幅。ケースの小型化に伴い華奢になったストラップとの相乗効果で、手元にノーブルな女性らしさを添えてくれます。
ピンクゴールドと調和するニュアンスカラーのアリゲーターストラップ
「シェーヌ・ダンクル(錨鎖)」のモチーフを切り分け、その間にケースをはめ込んだ、エルメスらしいデザインの魅力はそのままに、小顔になってよりフェミニンに。「エレファントグレー」を意味する「グリ・エレファン」のアリゲーターストラップの色味も洗練を後押ししてくれます。
問い合わせ先
- エルメスジャポン TEL:03-3569-3300
■14:【IWC】伝説のコレクションが女性にフォーカスを当て華やかに復活!
毎年ひとつのコレクションに特化して新作を展開しているIWC(アイ・ダブリュー・シー)。これまでの主軸はパイロット・ウォッチなどに代表されるメンズウォッチでしたが、2017年は女性にフォーカスを当て、レディースウォッチを強化しました。選ばれたコレクションは、1969年にファーストモデルが誕生した『ダ・ヴィンチ』。時代とともに幾度かそのフォルムを変えながら、IWCの歴史を彩ってきたレジェンダリーなコレクションを、空白の数年間を経て再び開花させたのです。ケースはタイムレスな魅力をたたえるラウンド形。むだをそぎ落とすことで時計本来の美しさを最大限に引き出しました。
2014年の『ポートフィノ』から、再びレディースウォッチに注力して4年目。IWCは、その美を磨き続けています。
インデックスの書体やシャープな針のフォルムが正統派の美を構築
一見シンプルでいながら、立体的な「アプライドインデックス」など、こだわりのディテールがさりげなく高級感を醸し出す。ケースとブレスレットをつなぐラグは可動式で、手首にしなやかにフィット。視覚からだけではなくそのつけ心地でも、女心を優しく魅了します。
問い合わせ先
- IWC TEL:0120-05-1868
■15:【ルイ・ヴィトン】誕生15周年を迎え新展開を見せたラグジュアリー・スポーティウォッチ
ルイ・ヴィトン初のウォッチコレクションとして、華々しく『タンブール』が誕生したのは2002年。2017年は誕生15周年というひとつの節目を迎え、新たなフォルムの『タンブール ムーン』で次の一章へ! ウォッチメイキングの歴史をつなぎました。ラウンド形のケースをはじめコンセプトは忠実に踏襲しているため、一見大きな変化は見てとれませんが、ケースサイドの内側に凹んだカーブを加え、三日月形を描くという新しい個性を構築。また、特許を取得した新システムによる、付け替えが簡単な「インターチェンジャブルストラップ」も初採用。秒針やストラップの模様にアイコニックなモノグラム・フラワーを絶妙にちりばめ、ラグジュアリー・スポーティーウォッチに仕上げました。
新たな解釈で表情に奥行きを与えた新しいケース
6時位置で秒針を演じるのは、ピンクゴールドのモノグラム・フラワー。ケースとストラップをつなぐラグや、ミニッツトラックにリズミカルに配したダイヤモンドが、スポーティーなクロノグラフに大人のリッチ感を添えて。付け替えが簡単なストラップは、レディースでは、さまざまな色、素材で、32種類ものバリエーションをもつ。
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■16:【ショーメ】繊細なディテールにパリの洗練が香る麗しのタイムピース!
パリのヴァンドーム広場に軒を連ねる世界五大宝飾店=グラン・サンクのひとつであるショーメ。2017年、中国・北京の故宮博物院で開催された、18世紀から受け継がれてきた「宝飾芸術」の歴史を紹介する回顧展は大きな注目を集めました。「アール・ドゥ・ヴィーヴル(生きること、すべてがアート)」というフランス流の生き方を映し出してきたショーメのクリエイション、それは2017年の新作ウォッチにも息づいています。これまでもさまざまなアプローチで魅惑的な姿を見せてきた『オルタンシア』コレクションから、神秘的なカラーストーンダイヤルのジュエリーウォッチがお目見えしたのです。ベゼルにあしらわれたアジサイの花のモチーフとともに、手元を優雅に演出してくれます。
ダイヤルは右から、ターコイズ、マラカイト、ラピスラズリ。ベゼルを飾る立体的なアジサイ=オルタンシアの花がもたらす程よい甘さが、大人の女性の心も優しくくすぐる。ダイヤルはほかに、マザー・オブ・パール、ピンクオパールの全5種類の展開。
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- ショーメ TEL:03-5635-7057
■17:【ショパール】華麗に!リッチに!進化を続ける美しきアイコンの躍動
時計の世界的祭典・バーゼルワールドでは、それぞれのブランドが構えるブースの位置が、時計界におけるヒエラルキーを表しています。マニュファクチュール、そして華やかなジュエラーと、ふたつの顔をもち併せるショパールは、パテック フィリップやロレックスといった超一流ブランドとともに、会場の一等地にポジショニング。ひときわ大きな存在感を放っています。そのブースで2017年発表された新作ウォッチは、例年にも増してラグジュアリー感が加速! 20年以上にもわたり愛され続けている『ハッピースポーツ』から生まれた『ハッピーオーシャン』をはじめ、カラープレシャスストーンを積極的に取り入れたジュエリーウォッチを中心に、ワンランク上の洗練を印象づけました。
ベゼルを彩る、トラペーズカットのジェムストーンの競演
海辺のバカンスを一緒に楽しめる、100m防水仕様。ベゼルにセッティングしたトラペーズカットのサファイア、ルビーに、ダイヤモンドがリズミカルに透明感ある輝きを放って。
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■18:【ダミアーニ】センシュアルでグラマラスな輝きはイタリアンジュエラーの真髄!
「ダミアーニのジュエリーの歴史は、伝統と貴金属細工に強い絆をもったイタリアのある一族の歴史でもあります」。本国の社長であるグィド・グラッシ・ダミアーニの言葉どおり、洗練されたジュエリーの創作を3代にわたり継承し、今も創業者一族による独立経営を貫いているダミアーニ。すべて手作業で製作され、細部にまで精巧な細工を施し完成させるため、毎年発表する新作ウォッチはごく少数に限られます。しかしそれこそが、数多のジュエラーとは一線を画すダミアーニの矜持。女性が女性らしく華やかに装うこと、そして、てらいなく人生を謳歌すること、そんなイタリアンスピリットを宿したジュエリーウォッチは、艶然と微笑みかけるように女心を誘惑します。
シェイプの異なるダイヤモンドを巧みにセッティング
2016年にデビューしたジュエリーコレクションから新たに生まれたダイヤモンドウォッチ。ケースの左サイドは、雫のような曲線に合わせて、上から下へとサイズを徐々に小さくしたラウンドブリリアントカットのダイヤモンドを一列にセッティング。ブレスレットを彩る、一見ひと粒に見えるダイヤモンドは、異なるカットの石を組み合わせその輝きを最大限に高めた匠の技。
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■19:【ハリー・ウィンストン】ダイヤモンドもムーブメントも!妥協を許さない才色兼備ジュエリーウォッチ
「教えて、ハリー・ウィンストン! 私にダイヤモンドのすべてを!」
かつて映画『紳士は金髪がお好き』のなかで、マリリン・モンローも歌った究極のダイヤモンド・ジュエラー、ハリー・ウィンストン。最高級のダイヤモンドは、いつの世も女性の憧れの的となってきましたが、2017年はその憧れを夢物語に終わらせないような新作が豊富に出そろいました。象徴的なモデルは、アイコンウォッチに初めて機械式自動巻きムーブメントを搭載した『HW アヴェニュー・クラシック オートマティック』。’30年代のニューヨークを包んだアールデコの雰囲気をまとった「スイスメイドのアメリカンビューティ」ウォッチは、ダイヤモンドにもムーブメントにもこだわる女性にとって、宿命の一本かもしれません。
エレガントな佇いに、自動巻きムーブメントを内包
アールデコを象徴する直線的なデザインを駆使した、レクタンギュラー(長方形)ケースとディテールが都会的な洗練を表現。創始者のハリー・ウィンストンが最も愛したダイヤモンドカットであるエメラルドのカットのフォルムを描くミニッツトラックや、12時位置下にセッティングされたひと粒ダイヤモンドが輝き合い、見事な調和を見せています。
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■20:【ピアジェ】寡黙でいながら雄弁にエレガンスを語る、品格時計の極みがここに
華やぎと洗練に満ちあふれたクリエイションによって、私たち女性からは「ジュエラー」と認識されることが多いピアジェ。もちろんラグジュアリーな「ジュエラー」であることに間違いはありませんが、ウォッチメーカーとして創業した生粋のマニュファクチュールという出自をもちます。そしてその歴史と平行して育まれてきたのが、ジュエリーウォッチメイキングの伝統です。
大切に継承されてきた、クラフツマンシップやアーカイブというプライスレスな至宝。たとえば伝統的な金細工の技法を用いた「パレス装飾」のブレスレットが美しい『クラシックジュエリーウォッチ』など、2017年も魅惑的な作品を送り出しました。静謐な迫力を醸し出す品格時計が、成熟と洗練を語ります。
’60年代のレディースウォッチからインスパイアされた、横長オーバル形ケースのジュエリーウォッチは、かつてジャクリーン・ケネディも愛用していたという逸話も。新作はダイヤルにカーネリアンやターコイズなど色鮮やかな貴石をまとい、より華やかな表情に。
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■21:【ヴァン クリーフ& アーペル】繊細な宝飾技術が冴え渡る新しいジュエリーウォッチが誕生!
「Poetry of Time(詩情が紡ぎだす時)」。ウォッチメイキングにおいて、一貫してこのテーマを掲げてきたヴァン クリーフ& アーペル。そのテーマと「Enchanting Nature(魅力あふれる自然)」という、メゾンが掲げるフィロソフィーが融合したそのタイムピースは、「時を告げるジュエリー」そのもの。
2017年も個性あふれるジュエリーたちが、美しい競演を繰り広げました。特に存在感が際立つのが、2016年に発表されたジュエリーコレクション『ブトンドール』から誕生したデリケートなブレスレットウォッチ。『アルハンブラ』や『チャーム』といったアイコニックなモチーフとはひと味違ったヴァン クリーフ & アーペルが、美しい世界観を堪能させてくれます。
ハイジュエラーの矜持が漂う、繊細なブレスレット
1930年代後半のアーカイブモチーフ、スパンコールからインスピレーションを得たジュエリーコレクション『ブトン ドール』。今、新鮮に映るイエローゴールドの色味が、円形のパーツが連なる3連ブレスレットと共鳴し合い、キラキラと輝くスパンコールのように手元を明るく彩る。
これもCHECK!超複雑機構に詩的な解釈を加えたお家芸のコンプリケーション
例年発表している、高度な複雑機構と宝飾技術を融合したコレクション。2017年は「オートマタ」と呼ばれるからくり技法によって、左側にとまった蝶々が、気まぐれに羽をはためかせるという、なんとも愛らしい意匠。さまざまな伝統技術の融合によって描かれる美しい情景が、心を豊かに満たしてくれることでしょう。
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■22:【ジラール・ペルゴ】マニュファクチュールの美学が息づくムーンフェイズが誘う夢時間
角形時計の『ヴィンテージ1945』で時計のデザイン史に金字塔を打ち立てた、マニュファクチュール、ジラール・ペルゴ。70年以上もの間、輝き続けるこのコレクションはまさにブランドの顔ですが、2017年は新しい可能性を切り開くかのごとく、アイコンのブラッシュアップは小休止。’70&’80年代に人気を博した、スポーティーな『ロレアート』を大々的に復活させました。
その一方で、マニュファクチュールの矜持を美しいディテールに映したジュエリーウォッチ『キャッツアイ』の新作も送り出すなど、豊かなクリエイティビティを発揮! レディースウォッチのトレンドであるムーンフェイズを大胆にあしらった個性的なデザインによって、非凡なプチコンプリケーションに仕上げました。
大胆にデザインされたムーンフェイズが個性を主張
横長オーバル形ケースのジュエリーウォッチコレクションから生まれたムーンフェイズは、文字盤の上部に大胆に描いた夜空で月齢を表示。夜空を表現するアヴェンチュリンのディスクや、ティアドロップ形のインデックスなど、ポエティックなディテールがそこかしこに光る。
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■23:【ブシュロン】女性の人生を美しく彩る「光のジュエラー」のエレガンス
『キャトル』や『セルパンボエム』といったアイコニックなジュエリーコレクションで、女性の心を惹きつけてやまないブシュロン。パリ・ヴァンドーム広場で最も日当たりがよく、最も宝石が輝く場所にメゾンを構え、のちに広場がジュエラーの聖地となる礎を築いたことから「光のジュエラー」と呼ばれるようになりました。そんな枕詞にふさわしい眩いきらめきを放つクリエイションは、時計づくりにおいてもいかんなく発揮されています。
2017年は、『リフレ』や『セルパンボエム』といった旗艦コレクションから、贅沢に宝石をあしらったハイジュエリーウォッチまで、幅広い新作を展開。「光のジュエラー」は、日常も非日常も、自分らしく時間を刻んでいく女性の人生を明るく照らし出します。
マザー・オブ・パールの文字盤に、大きさの異なるダイヤモンドで表現した雪を降らせ、美しい冬の景色を描いた限定モデル。ケースに施された「ゴドロン」装飾と、コンテンポラリーなストラップのシルバーがもたらすクールな輝きが、着こなしに新鮮なインパクトをもたらす。
これもCHECK!よりエレガントに!小ぶりなフォルムのピンクゴールドケース
守護と幸福の象徴であるスネークをモチーフとした気品あるジュエリーウォッチコレクション『セルパンボエム』。既存のホワイトゴールド、イエローゴールドに続きピンクゴールドケースがリリースされ、これまでのものより径も厚さもひと回り小ぶりに。それによってデリケートなディテールが美しく強調され、よりセンシュアルな表情を宿しています。
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■24:【グッチ】新生グッチを体現する、とびきりモードな新コレクションが誕生!
アレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブ・ディレクターに電撃就任してから、実質3回目となった2017年のバーゼルワールド。長年、グッチのデザインチームに参画してきたミケーレの、ブランドに対する深い知識と情熱によって、そのタイムピースたちもドラスティックな変化を遂げました。
比較的シンプルな既存コレクションをブラッシュアップする一方で、’70年代に初めてアクセサリーに用いられ、バッグのクロージャーとして蘇った「ディオニュソス」を大胆に時計にアレンジ! アイコニックな「ダブル タイガーヘッド」を、さまざまな形で腕時計に昇華させました。旬のモードをいち早く取り入れる瞬発力とクリエイティビティーに、ファッショニスタからの熱い視線が注がれています。
シルバーならではの装飾が施されたケース&ブレスレット
ブラックエナメルとのコントラストが印象的なシルバーのバングルが、そのままケースを包み込むように「ダブル タイガーヘッド」へとつながるアーティスティックなフォルム。ときにはモードのひとつとして時計で遊ぶ、そんな大人の女性の余裕を漂わせて。
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- ラグジュアリー・タイムピーシズ ジャパン〈グッチ〉 (TEL:03-5766-2030)
■25:【ディオール】オートクチュールにも通じる独自の美を映し出すジュエリーウォッチ
創業者のムッシュ・ディオールの信念を映すディオールのウォッチクリエイションは、オートクチュールにも通じる独自の世界観が大きな魅力です。その最大の立役者は、1998年からファインジュエリーのクリエイターを務めているヴィクトワール ドゥ カステラーヌ。2016年から展開されているジュエリーコレクション『ローズ デ ヴァン』のモチーフと、ウォッチコレクション『ラミニ デ ドゥ ディオール』を見事に融合させ、クチュール感あふれるジュエリーウォッチを創作しました。ダイヤル全面に表現された「ローズデ ヴァン」のモチーフにまず目を奪われますが、繊細なベゼルの装飾も圧巻! 肉眼で見るとまるでダイヤモンドのようにキラキラと輝き、気持ちを華やかに高めてくれます。
個性とエレガンスを醸し出すマラカイトの深いグリーン
ムッシュ・ディオールが幼少期を過ごした海辺の家の裏庭に残されていたモザイクから誕生した「ローズデ ヴァン」のモチーフ。ヴィクトワールが得意とする貴石使いや、船のロープからインスパイアされたベゼルの装飾によって、時計自体がひと粒の大きな宝石のような、崇高な存在感を放ちます。
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■26:【コンコルド】知性とセンスを感じさせる正統ウォッチブランドの品格
時計としての美を宿す、凛とした品格。創業1908年のコンコルドが生み出す時計には、正統ウォッチブランドとしての矜持が漂います。それは、スイスの時計産業の聖地・ビエンヌで、世紀を超えて続けてきた真摯なウォッチメイキングの歴史があるからこそ。世界最薄のアナログ式クオーツ時計を開発し、ギネスに認定されるなど、その技術力とポテンシャルの高さを物語るエピソードにも事欠きません。
一方で創業当時から、女性のためのジュエリーウォッチも手がけ、宝飾技術の高さも誇るのがコンコルドの魅力。2017年は1998年にデビューし、2015年にリニューアルされた人気コレクション『インプレサリオ』のバリエーションを拡充し、その存在感をさらに印象づけました。
ラグの形状に沿って、異なる大きさのダイヤモンドをセッティング
マザー・オブ・パールのメインダイヤルと、センターサークルが織りなすグラフィカルなコントラストが特徴の『インプレサリオ』の新作は、スモールセコンドを採用。ベゼルやインデックス、ダイヤル内のサークルからラグまで彩るダイヤモンドの輝きが冴えわたる。ケースサイドはコインエッジで、クラシカルな横顔も美しい。
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■27:【ラルフ ローレン】「日常に寄り添うジュエリーウォッチ」が登場
ラグジュアリーウォッチ界に本格参入して、2017年で9年目を迎えたラルフ ローレン。すべてにおいて一流を追求するMr.ラルフ・ローレンのフィロソフィを映した時計づくりによって、時計界における確かな立ち位置を築き上げてきました。
今年のレディスウォッチの主役は、2016年に初めて女性のためのモデルとして発表された『RL 888 コレクション』の新作。とりわけ注目したいのが、ステンレススチールケースをダイヤモンドベゼルで高級感たっぷりに仕上げた「日常に寄り添うジュエリーウォッチ」です。
同時に、ブランド初となる「ミニッツ リピーター」機能搭載モデルも、世界限定1本で発表。鐘の音色で時刻を告げる、このハイコンプリケーションウォッチによって、高度な技術力をもアピールしました。
ローマ数字とアラビア数字の優美な組み合わせ。ストラップの付け替えも自由に
ローマ数字とアラビア数字をグラフィカルに組み合わせた文字盤を抱く、オーセンティックなラウンド形ケースは、アールデコ華やかなりし時代の、エレガンスへの憧憬が表現されたもの。ストラップは自在に付け替えが楽しめ、購入時に装着されているこちらのブラックアリゲーターのほか、さまざまな色、素材で44種類のバリエーションが用意されています。
問い合わせ先
- ラルフ ローレン 表参道 TEL : 03-6438-5800
以上、いかがでしたでしょうか? バーゼルワールドやジュネーブサロンで見つけた、「これは日本人女性の手元に合いそう」な機械式時計やジュエリーウォッチの数々。「キャリアの節目に」「年末のパーティ用に」「人前に出るときに自信をもって臨めるように」etc.、ご自身のご予定に合わせて自分にふさわしい時計を選んでみてください。自分の目で選んだ高品質な時計は、あなたの人生をより美しくし、ステージさえも押し上げてくれるに違いありません。
※掲載した商品の価格は、すべて税抜です。掲載商品は追加していきます。
- PHOTO :
- 武田正彦
- EDIT&WRITING :
- 岡村佳代、吉川 純(Precious)